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でん粉の国内需給

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最終更新日:2020年12月10日

でん粉の国内需給

2020年12月

調査情報部

1. 需給見通し

 農林水産省は、「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」(昭和40年法律第109号)により、でん粉に関して適切な価格調整を図るため、半期ごとにでん粉の需給見通しを公表している。9月に公表したでん粉の需給見通しの概要は、次の通り(詳細は2020年11月号参照)。

需給見通し

表1

表2

2. 輸入動向

【タピオカでん粉の輸入動向】
9月の輸入量は前年同月からやや、前月から大幅に増加

 財務省「貿易統計」によると、2020年9月のタピオカでん粉の輸入量は、1万1570トン(前年同月比5.9%増、前月比62.5%増)と、前年同月からやや、前月から大幅に増加した(図1)。

 輸入先国はタイ、ベトナムおよび台湾の3カ国で、輸入量は次の通りであった。

タイ      1万1053トン
 (前年同月比1.3%増、前月比62.8%増)
ベトナム       513トン
 (同51.3倍、同58.8%増)
台湾          4トン
 (同53.3%増、同34.9%減)

図1

 2020年9月の1トン当たりの輸入価格は、4万4353円(前年同月比7.1%安、前月比1.8%安)と、前年同月からかなりの程度下落した(図2)。

 国別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

タイ      4万4262円  
(前年同月比7.1%安、前月比1.1%安)
ベトナム   4万4385円  
(同71.3%安、同13.3%安)
台湾     28万2609円  
(同90.3%高、同61.6%高)

図2

【サゴでん粉の輸入動向】
9月の輸入量は前年同月から大幅に減少

 財務省「貿易統計」によると、2020年9月のサゴでん粉の輸入量は、1262トン(前年同月比24.6%減、前月比24.7%増)と、前年同月から大幅に減少した(図3)。

 輸入先国はマレーシアおよびインドネシアの2カ国で、輸入量は次の通りであった。

マレーシア     1046トン
 (前年同月比21.4%減、前月比11.3%増)
インドネシア     216トン
 (同36.8%減、同3.0倍)

図3

 2020年9月の1トン当たりの輸入価格は、5万5947円(前年同月比3.4%安、前月比3.0%安)と、前年同月をやや下回った(図4)。

 国別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

マレーシア    5万6321円  
(前年同月比3.0%安、前月比2.9%安)
インドネシア   5万4134円  
(同5.6%安、前月同)

図4

【ばれいしょでん粉の輸入動向】
9月の輸入量は前年同月および前月から大幅に減少

 財務省「貿易統計」によると、2020年9月のばれいしょでん粉の輸入量は587トン(前年同月比22.4%減、前月比60.7%減)と、前年同月および前月から大幅に減少した(図5)。

 輸入先国はドイツ、オランダおよび台湾の3カ国で、輸入量は次の通りであった。

ドイツ     484トン  
(前年同月比4.3倍、前月比35.3%減)
オランダ   100トン  
(同66.7%減、同37.5%減)
台湾       3トン  
(同2.2倍、前月輸入実績なし)

図5

 2020年9月の1トン当たりの輸入価格は、9万3054円(前年同月比8.6%安、前月比4.7%高)と、前年同月をかなりの程度下回った(図6)。

 国別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

ドイツ     9万3928円  
(前年同月比38.5%安、前月比4.4%高)
オランダ    8万5430円  
(同5.8%高、前月同)
台湾     22万1591円  
(同12.8%安、前月輸入実績なし)

図6 

【でん粉誘導体の輸入動向】
9月の輸入量は前年同月からやや、前月から大幅に増加

 財務省「貿易統計」によると、2020年9月のでん粉誘導体の輸入量は、3万4344トン(前年同月比3.1%増、前月比38.2%増)と、前年同月からやや、前月から大幅に増加した(図7)。

 でん粉誘導体の輸入先国は17カ国で、最大の輸入先国はタイであった。主要輸入先国からの輸入量は次の通りで、タイが輸入量の約7割を占めており、次いでフランス、ベトナムとなっている(表3)。

 2020年9月の1トン当たりの輸入価格は、8万6811円(前年同月比7.9%安、前月比5.2%安)と、前年同月をかなりの程度下回った。

図7

表3

【デキストリンの輸入動向】
9月の輸入量は前年同月からかなり大きく増加

 財務省「貿易統計」によると、2020年9月のデキストリンの輸入量は、999トン(前年同月比11.8%増、前月比10.8%減)と、前年同月からかなり大きく増加した(図8)。

 デキストリンの輸入先国は12カ国で、輸入量は上位輸入先国の数量および各国のシェアも含め、月ごとの変動が大きい。

 上位輸入先国からの輸入量は次の通りで、タイで輸入量の約5割を占めている(表4)。

 2020年9月の1トン当たりの輸入価格は、18万11円(前年同月比10.7%高、前月比83.3%高)と、前年同月をかなりの程度上回った。

図8

表4

【コーンスターチ用トウモロコシの輸入動向】
9月の輸入量は前年同月からかなり大きく減少

 財務省「貿易統計」によると、2020年9月のコーンスターチ用トウモロコシの輸入量は、26万9907トン(前年同月比15.0%減、前月比22.1%増)となり、前年同月からかなり大きく減少した(図9)。

 輸入先国は、米国、ブラジルおよび南アフリカの3カ国で、国別の輸入量は次の通りであった。

米国        23万186トン  
(前年同月比20.0%減、前月比20.5%増)
ブラジル      2万7404トン  
(同7.5%減、前月輸入実績なし)
南アフリカ     1万2317トン  
(前年同月輸入実績なし、前月比59.0%減)

 2020年9月の1トン当たりの輸入価格は、2万735円(前年同月比19.5%安、前月比3.0%安)と、前年同月を大幅に下回った。

 国別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

米国         2万894円  
(前年同月比19.8%安、前月比2.7%安)
ブラジル      1万9419円  
(同15.5%安、前月輸入実績なし)
南アフリカ       2万687円  
(前年同月輸入実績なし、前月同)

図9

このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構  調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-9272