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最終更新日:2025年9月10日
【タピオカでん粉の輸入動向】
6月の輸入量は前年同月から大幅に増加
財務省「貿易統計」によると、2025年6月のタピオカでん粉の輸入量は、1万1461トン(前年同月比55.9%増、前月比5.9%減)と、前年同月と比較すると、大幅に増加した(図1)。
輸入先はタイ、ベトナム、台湾および中国で、国・地域別の輸入量は次の通りであった。
タイ
1万639トン(前年同月比45.2%増、前月比0.8%増)
ベトナム
817トン(同94.5倍、同49.6%減)
台湾
3トン(同81.9%減、同73.1%減)
中国
2トン(前年同月輸入実績なし、前月輸入実績なし)
【サゴでん粉の輸入動向】
6月の輸入量は前年同月からやや増加
財務省「貿易統計」によると、2025年6月の輸入量は、1459トン(前年同月比3.9%増、前月比32.8%減)と、前年同月からやや増加した(図3)。
輸入先はマレーシアおよびインドネシアで、国・地域別の輸入量は次の通りであった。
マレーシア
1261トン(前年同月比4.0%減、前月比24.4%減)
インドネシア
198トン(同2.2倍、同60.7%減)
2025年6月の1トン当たりの輸入価格は、10万1449円(前年同月比4.1%安、前月比2.6%高)となり、前年と比較すると引き続き低い価格となっているものの、わずかに上昇傾向が見られる(図4)。
国・地域別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。
マレーシア
10万3944円(前年同月比1.5%安、前月比1.3%高)
インドネシア
8万5561円(同22.1%安、同1.1%安)
【ばれいしょでん粉の輸入動向】
6月の輸入量は前年同月から大幅に増加
財務省「貿易統計」によると、2025年6月のばれいしょでん粉の輸入量は2008トン(前年同月比41.0%増、前月比7.2%減)と、前年同月から大幅に増加した(図5)。
輸入先はドイツ、デンマーク、オランダ、スウェーデンおよび台湾で、国・地域別の輸入量は次の通りであった。
ドイツ
909トン(前年同月比5.9倍、前月比15.1%減)
デンマーク
631トン(同42.1%減、同19.0%減)
オランダ
276トン(同53.3%増、同2.8倍)
スウェーデン
190トン(前年同月輸入実績なし、前月同)
台湾
2トン(前年同月輸入実績なし、前月輸入実績なし)
【でん粉誘導体の輸入動向】
6月の輸入量は前年同月から大幅に増加
財務省「貿易統計」によると、2025年6月のでん粉誘導体の輸入量は、3万5244トン(前年同月比32.6%増、前月比2.1%増)と、前年同月から大幅に増加した(図7)。
2025年6月の1トン当たりの輸入価格は、14万370円(前年同月比10.3%安、前月比0.3%高)と、前年同月をかなりの程度下回った。
でん粉誘導体の輸入先は18カ国・地域で、最大の輸入先はタイであった。主要輸入先からの輸入量は次の通りで、タイが輸入量の7割近くを占めており、次いでベトナム、デンマークとなっている(表3)。
【デキストリンの輸入動向】
6月の輸入量は前年同月からかなりの程度増加
財務省「貿易統計」によると、2025年6月のデキストリンの輸入量は1495トン(前年同月比9.2%増、前月比13.1%増)と、前年同月からかなりの程度増加した(図8)。
デキストリンの輸入先は10カ国・地域で、6月は、前月少なかったタイのシェアがやや戻っている。
2025年6月の1トン当たりの輸入価格は、19万7761円(前年同月比9.5%高、前月比5.0%高)と、前年同月をかなりの程度上回った。
上位輸入先からの輸入量は次の通りで、タイおよびベトナムからの輸入は、7割近くを占めている(表4)。
【コーンスターチ用トウモロコシの輸入動向】
6月の輸入量は前年同月からかなりの程度増加
財務省「貿易統計」によると、2025年6月のコーンスターチ用トウモロコシの輸入量は、25万8729トン(前年同月比9.2%増、前月比6.4%減)となり、前年同月をかなりの程度上回った(図9)。
輸入先は、米国のみで、輸入量は次の通りであった。
米国
25万8729トン(前年同月比9.2%増、前月比6.4%減)
2025年6月の1トン当たりの輸入価格は、3万8647円(前年同月比6.2%安、前月比3.7%安)と、前年同月をかなりの程度下回った。
米国の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。
米国
3万8647円(前年同月比6.2%安、前月比3.7%安)