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でん粉の国内需給

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最終更新日:2026年5月12日

でん粉の国内需給

2026年5月

調査情報部

1 需給見通し

 農林水産省は、「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」(昭和40年法律第109号)により、でん粉に関して適切な価格調整を図るため、半期ごとにでん粉の需給見通しを公表している。令和8年2月に公表したでん粉の需給見通しの概要は、次の通り(詳細は2026年4月号<https://www.alic.go.jp/joho-s/joho07_003523.html>参照)。
 
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2 輸入動向

【タピオカでん粉の輸入動向】
2月の輸入量は前年同月から大幅に増加

 財務省「貿易統計」によると、2026年2月のタピオカでん粉の輸入量は、1万3422トン(前年同月比29.2%増、前月比31.1%増)と、前年同月と比較すると、大幅に増加した(図1)。輸入先はタイ、ベトナム、台湾で、国・地域別の輸入量は次の通りであった。

 タイ
 1万1626トン(前年同月比12.6%増、前月比41.8%増)

 ベトナム
 1763トン(同32.5倍、同13.2%減)

 台湾
 33トン(同19.2倍、前月輸入実績なし)




 


 2026年2月の1トン当たりの輸入価格は、7万846円(前年同月比7.7%高、前月比8.5%高)と、前年同月をかなりの程度上回った(図2)。

 国・地域別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

 タイ
 7万23円(前年同月比7.4%高、前月比7.1%高)

 ベトナム
 7万528円(同52.1%安、同10.9%高)

 台湾
 37万9109円(同11.6%高、前月輸入実績なし)



【サゴでん粉の輸入動向】
2月の輸入量は前年同月からわずかに減少
 
財務省「貿易統計」によると、2026年2月の輸入量は、1499トン(前年同月比2.0%減、前月比0.3%増)と、前年同月からわずかに減少した(図3)。

 輸入先はマレーシアおよびインドネシアで、国・地域別の輸入量は次の通りであった。

 マレーシア
 1373トン(前年同月比1.7%増、前月比15.6%増)

 インドネシア
 126トン(同30.0%減、同58.8%減)
 

3
 2026年2月の1トン当たりの輸入価格は、11万4975円(前年同月比13.5%高、前月比2.0%高)となり、前年の価格をかなり大きく上回った。(図4)。

 国・地域別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

 マレーシア
 11万6146円(前年同月比13.8%高、前月同)

 インドネシア
 10万2222円(同6.8%高、前月比2.6%高)
 
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【ばれいしょでん粉の輸入動向】
2月の輸入量は前年同月から大幅に減少
 
財務省「貿易統計」によると、2026年2月のばれいしょでん粉の輸入量は1238トン(前年同月比47.9%減、前月比34.2%減)と、前年同月から大幅に減少した(図5)。

 輸入先はドイツ、デンマーク、ポーランド、オランダおよびラトビアで、国・地域別の輸入量は次の通りであった。

 ドイツ
 528トン(前年同月比4.0%減、前月比5.5%減)

 デンマーク
 468トン(同66.3%減、同32.3%減)

 ポーランド
 198トン(前年同月輸入実績なし、同28.6%増)

 オランダ
 22トン(前年同月比94.5%減、同93.7%減)

 ラトビア
 22トン(前年同月輸入実績なし、前月同)
 

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 2026年2月の1トン当たりの輸入価格は、18万1587円(前年同月比5.3%高、前月比5.3%安)と、前年同月をやや上回った(図6)。

 国・地域別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

 ドイツ
 19万3574円(前年同月比4.1%高、前月比2.4%高)

 デンマーク
 17万1525円(同4.7%高、同7.9%安)

 ポーランド
 15万6338円(前年同月輸入実績なし、同0.1%安)

 オランダ
 18万8727円(前年同月比1.1%高、同14.3%安)

 ラトビア
 32万7818円(前年同月輸入実績なし、前月同)
 
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【でん粉誘導体の輸入動向】
2月の輸入量は前年同月から大幅に減少
 
財務省「貿易統計」によると、2026年2月のでん粉誘導体の輸入量は、2万9277トン(前年同月比19.4%減、前月比13.6%減)と、前年同月から大幅に減少した(図7)。

 2026年2月の1トン当たりの輸入価格は、14万5886円(前年同月比5.5%高、前月比2.8%高)と、前年同月をやや上回った。
 

7
 でん粉誘導体の輸入先は17カ国・地域で、最大の輸入先はタイであった。主要輸入先からの輸入量は次の通りで、タイが輸入量の7割強を占めており、次いでベトナム、デンマーク、中国となっている(表1)。
 
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【デキストリンの輸入動向】
2月の輸入量は前年同月から大幅に減少
 
財務省「貿易統計」によると、2026年2月のデキストリンの輸入量は930トン(前年同月比37.9%減、前月比25.4%減)と、前年同月から大幅に減少した(図8)。

 デキストリンの輸入先は12カ国・地域となっており、2026年2月の1トン当たりの輸入価格は、20万5773円(前年同月比36.7%高、前月比22.6%安)と、前月よりは下げたものの、前年同月を大幅に上回った。
 

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 上位輸入先からの輸入量は次の通りで、タイ、ベトナム、米国からの輸入は、7割弱を占めている(表2)。
 
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【コーンスターチ用トウモロコシの輸入動向】
2月の輸入量は前年同月から大幅に増加
 
財務省「貿易統計」によると、2026年2月のコーンスターチ用トウモロコシの輸入量は、23万261トン(前年同月比19.9%増、前月比15.7%増)となり、前年同月を大幅に上回った(図9)。

 輸入先は米国およびブラジルで、輸入量は次の通りであった。

 米国
 19万5025トン(前年同月比5.7%増、前月比21.5%増)

 ブラジル
 3万5236トン(同4.7倍、同8.2%減)

 2026年2月の1トン当たりの輸入価格は、4万1794円(前年同月比0.6%高、前月比1.0%高)と、前年同月をわずかに上回った。

 米国およびブラジルの1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

 米国
 4万1965円(前年同月比0.9%高、前月比1.3%高)

 ブラジル
 4万845円(同1.6%高、同1.1%安)
 

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農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
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