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最終更新日:2026年1月5日
広報webマガジン「alic」2026年1月号

今月の表紙

野菜の宝船
 これは、alic職員が、豊洲市場に行った際に撮影した「野菜の宝船」です。
 野菜の宝船は、その年に最初に行われる市場での競り「初競り」に、今年一年の繁盛を願って卸会社によって出品されます。そして、この宝船を丸ごと仲卸業者や買参人が買っていくもので、年によって数は変わりますが豊洲市場では、およそ20台の宝船が並び、縁起物として、高値で競り落とされます。
 「初競り」というと魚河岸の一番マグロは、その高値が話題となりニュースなどで見たことがあると思いますが、青果部門でも、野菜の宝船が出て、大変な賑わいを見せます。
 
 
 
 表紙の写真は、展示品として野菜の模型が使われていますが、実際は、本物の野菜が船に乗り競りにかけられます。
 農畜産物を扱うalicも本年の繁盛を願って、広報誌1月号に掲載させていただきました。

 
<本物の野菜が乗った野菜の宝船>

編集部から

 今月号では、「寄稿」のコーナーで、氷温®貯蔵について掲載させていただきました。鮮度や食べごろのある農畜産物にとって、鮮度を落とすことなく、また、美味しく貯蔵ができることは大変意味があります。
 商慣行で「3分の1ルール」というものがあります。これは、製造日から賞味期限までの期間を3等分し、製造業者、小売業者、消費者の三者がそれぞれ均等に分け合うというものです。ただ、この慣習では、小売段階で十分な販売期間が確保できない商品については、受け取ってくれない、または、返品されてしまうといったこともあります。それぞれの事情はあるものの、なかなか厳しい条件となってしまっている場合があります。
 このような商慣行について、昨年5月には公正取引委員会が「食品ロスの観点」からも、また、「取引の相手方に対し、その地位を利用して、正常な商慣習に照らして 不当に不利益を与えることは、優越的地位の濫用として独占禁止法の観点」からも問題となる、と指摘をしています。

 〇公正取引委員会「(令和7年5月12日)フードサプライチェーンにおける商慣行に関する実態調査について

 今回の氷温®貯蔵の技術を見ると、長い場合では約3倍まで貯蔵期間が伸びることが可能となっており、生産者にとって、また、食品加工業者にとって、さらには小売業者にとっても大きなメリットとなります。そして、消費者の私たちにとっては、貯蔵により美味しい食品を安定して手にすることができるようになります。
 生産された農畜産物を余すことなく消費していただくことが、生産者の励みにも、また、経営の安定化にも繋がりますので、ぜひ、商品を手にするときに貯蔵についても関心を持っていただければと思います。

 次月号では、最新の貯蔵技術である株式会社ZEROCOの貯蔵技術について、ご紹介いたしますので、ぜひ併せてご覧ください。

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農畜産業振興機構 総務部 (担当:総務広報課)
Tel:03-3583-8196