ホーム > 砂糖・でん粉の生産地から > 地方事務所だより > 「第18回久米島町産業まつり」への出展

「第18回久米島町産業まつり」への出展

印刷ページ

最終更新日:2019年12月6日

那覇事務所 大塚健太郎

はじめに

 12月1日(日)、「第18回久米島町産業まつり」(主催:久米島町産業まつり実行委員会)が久米島ホタルドームで開催された。
 この産業まつりは、久米島町の産業振興に資することを目的として毎年開催されており、農畜水産物やその加工品、工芸品等の久米島特産品の展示・販売が行われたほか、褒賞授与式典やヒージャーオーラセーと呼ばれる闘山羊等のさまざまなイベントが開催された。
 
当日の会場内
当日の会場内

オープニングセレモニー・褒賞授与式

 オープニングセレモニーでは関係者がテープカットを行い、続いて、久米島町産業まつり実行委員長である久米島町長の大田治雄氏が挨拶した。その後、ドーム内において褒賞授与式典が執り行われ、さとうきび、野菜、畜産等の各分野で過去1年間の実績が特に優秀な地区や個人、団体等の表彰が行われた。
関係者によるテープカット
関係者によるテープカット
褒賞授与式典の様子
褒賞授与式典の様子

砂糖に関する知識の周知・浸透

 当機構は、砂糖に関する正しい知識や価格調整制度等に関する周知・浸透を行うため、砂糖に関するパンフレットの配布、消費者向けパネルの展示等を行った。また、上白糖、グラニュー糖、三温糖等の様々な砂糖のサンプルやてん菜の模型の展示を行った。砂糖に様々な種類があることに驚く方や沖縄では馴染みのないてん菜の模型に関心をもつ来場者が多かった。
機構の展示ブース
機構の展示ブース

その他のさとうきび関連の展示

 さとうきびは、久米島の農業産出額の半分近くを占める基幹作物であることから、糖業関係者によリさとうきびの病害虫防除等に関するパネルや、品種別にさとうきびの実物が展示されていた。さらに、オーガニック生産されたさとうきびを使って、黒糖作りが披露されるなど、新しい取り組みも見受けられた。来場者は、さとうきびを絞る工程から黒糖が出来上がるまでを間近で目にすることができ、出来立てのあたたかい黒糖を試食することができた。
 
さとうきびの品種別の展示
さとうきびの品種別の展示
オーガニック生産したさとうきびを絞っている様子
オーガニック生産したさとうきびを絞っている様子
搾り汁を煮詰めている様子
搾り汁を煮詰めている様子
出来上がった黒糖
出来上がった黒糖

おわりに

 普段の食生活に不可欠な砂糖だが、消費者が砂糖に関する正しい知識や砂糖の安定供給を支える砂糖価格調整制度について知る機会は少ないことから、今後も継続的に地域のイベント等の機会を捉えて砂糖に関する正しい知識と砂糖の安定供給を支える制度等の周知を行っていきたい。
 最後に、この場をお借りして、今回の出展にご協力いただいた関係者の皆様、ご来場いただいた皆様に感謝申し上げます
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 農畜産業振興機構 地方事務所 (担当:那覇事務所)
Tel:098-866-1033