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酪農乳業部乳製品課の先輩

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最終更新日:2023年3月1日

現在の業務内容を教えてください。

バター
〜指定乳製品等の国家貿易の実施〜

 alicの業務といえば、「生産者の皆様の支援」。alicに興味を持って下さった方であれば、そうお答えいただく方が多いと思います。しかし、私の所属する酪農乳業部乳製品課は、「需給調整」という生産者の皆様とは少し離れたところの業務となります。具体的には、WTO協定の下、国家貿易機関として輸入と売渡しを行っています。対象となるバターや脱脂粉乳等は、原料である生乳の需給調整弁であり、無秩序に輸入が行われると国内生乳需給が不安定化します。また、この輸入と売渡しで生じる売買差益は生産者の皆様の経営安定対策の財源として使用されます。
 その他にも、小売店におけるバターの販売状況や乳製品の生産・流通に関する調査の実施、乳製品に関する国内統計の作成、alicが毎月発行している「畜産の情報」などの情報誌記事の執筆など、業務は多岐に亘ります。

担当する制度概要はこちら↓

ズバリ!入構を決めた理由とは?

〜食を支える唯一無二の仕事〜

 私は学生時代はおろか、入構するまでの人生において、農畜産業とは無縁な人間として生きてきました。大学では国際法を専攻しており、海外留学なども経験していました。しかしながら、いざ進路・就職を考えると漠然とした海外意識以上に、人間の根幹である食を支えることに興味が湧きました。そして、食に携わる業界の中でも、海外経験を生かせる部門があることに加え、民間企業とは異なり、alicの行っている国内の農畜産業を支える業務は、alicでしか行えないというやりがいから、志望するようになりました。

成長を実感できたときは、どんなとき?

〜業界に対する理解が深まった時〜

 当課では酪農・乳業の知識の習得が必要なのはもちろん、輸入の知識や国家間協定等を読み解くことが必要な場面も多々あります。いずれも複雑ですが、少しずつ知識を蓄積し、業界の動向の把握に努めてきました。
 alicは約3年周期で人事異動が行われますが、違う部署は正に別の企業といっても過言ではありません。私も入構して間もないですが、新しく異動された方々に業界の知識をお伝えすることは少なくありません。論理的に説明し、質問された時にスムーズに答えられると、自分が成長していると感じます。

仕事のやりがいは・・・?

〜責任感のある仕事に携わっているという実感〜

 私は現在の部署しか経験していませんが、alicの業務は、一般消費者の皆様からは見えづらい、いわゆる裏方に分類される法人だと思います。しかし、国家貿易の業務において業界の方々からのご意見を頂戴したり、自分の作成した情報誌や統計に関する問い合わせがあったりすると、自分の携わる業務一つ一つが遠からず日本の食を支えていることを実感します。

オフタイムの過ごし方が知りたい!

カフェスイーツ
〜お菓子を食べるのも業務の一環、時々運動〜

 社会人になると体を動かすことの重要性が身に染みて分かります。10年以上続けてきた卓球は今でも継続しており、いい運動兼ストレス解消になっています。
 また、せっかく卓球で消費したカロリーを、菓子を貪ることで帳消しにしているわけですが、これが意外と業務に関連したりします。もちろん食べることそのものではなく、業界の情報収集というところです。洋菓子等は特にバターを使用していることが多く、輸入されたバターの行先が私の好きなとある洋菓子屋さんだった、なんてことも。業界の方々とお話する際には知っているのといないのでは大違いであり、情報収集もalicの立派な業務の一つです。食べることが好きな方はalicに向いてるのではないでしょうか。
色々なスイーツ

就活生へのメッセージ&アドバイスをお願いします!

〜大変な就職活動ですが粘り強く頑張ってください〜

 おそらく初めての就職活動で、どうしたらいいか分からないこと、不安に駆られることなど大いにあると思います。ですが、そんな時こそ企業説明会やOB訪問など生の情報をつかみに行くことが大事です。現在はコロナ禍で、対面での情報収集が難しい場合もありますが、実際に働いている方などから得られる情報は非常に貴重で、その企業をより鮮明に理解できると思います。
 また、少しでもalicに興味を持っていただいたのであれば、募集要項にある通り、学部・学科による制限はありません。職員には農業系を専攻されていた方が一定数いらっしゃるようですが、私はそれによってハンデを感じたことはありません。alicの業務に必要な資質の一つは「課題に対して粘り強く取り組む姿勢」だと私は考えていますが、それは就活生の皆様であれば何かしらの形で取り組んでこられたかと思いますので、自信をもって挑戦していただければと思います。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 総務部 (担当:人事課)
Tel:03-3583-9297  Fax:03-3582-3397