畜産 畜産分野の各種業務の情報、情報誌「畜産の情報」の記事、統計資料など

ホーム > 畜産 > 海外情報 > 2013年 > シカゴのトウモロコシ先物価格はストップ安

シカゴのトウモロコシ先物価格はストップ安

印刷ページ
 米国農務省(USDA)は3月28日、2013年度の飼料穀物等の作付面積を公表した。2013年度のトウモロコシの作付面積は、減産によるトウモロコシ価格上昇を背景に、前年を約12万エーカー上回る9728万エーカー(3939万ヘクタール)と予測された。
なお、この数値は、農家の作付意向に関する報告に基づくものである。また、同日、3月1日時点のトウモロコシ在庫が発表された。トウモロコシおよび大豆の在庫水準が市場関係者の予想を上回ったため、トウモロコシの先物価格は急落し、一部ストップ安となった。

トウモロコシの作付面積は前年をわずかに上回る

 2013年度のトウモロコシ作付面積は、前年を0.1%上回る9728万2000エーカー(約3939万ヘクタール)と増加見通しとなった。この作付意向がそのまま播種に結び付けば、1936年(1億200万エーカー、4080万ヘクタール)に次ぐ高い水準となる。前年よりも作付面積の増加が見込まれる主な州は、ミネソタ州、ミシシッピ州、ノースダコタ州などで、計98万エーカー増となっている。ミネソタ州などの北部州では、作付にとって良好な天候および土壌水分が改善されている一方、ネブラスカ州などの主要生産州では乾燥状態が続いていることから、今後の天候による作付および生育状況が注目される。他方、競合する大豆の作付面積は、前年をわずかに下回る7712万6000エーカーと見込まれている。これは、トウモロコシの収益性が大豆より高いことから、トウモロコシに対する農家の作付意欲が高まっているものとみられる。
作付1

期末在庫報告、市場関係者の予想を上回る

 同日公表の穀物在庫報告において、2013年3月1日時点のトウモロコシ在庫は前年同時期を10.3%下回る54億9894万ブッシェル(約1億3713万トン)とされた。大豆在庫は前年比27.3%減の9億9280万ブッシェル(約2718万トン)とされた。米国産トウモロコシおよび大豆価格の高騰による需要の減退を受け在庫量は市場関係者の予想を上回る結果となった。これを受け、3月28日のシカゴのトウモロコシの先物価格(5月限)はストップ安(40セント安)となり、大豆の先物価格(5月限)も49セント安と大幅に下落した。
作付2
【山神 尭基 平成25年3月29日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
Tel:03-3583-9532