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3.日本の主要輸入先国の動向

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最終更新日:2013年9月10日

3.日本の主要輸入先国の動向

2013年9月

トウモロコシ・コ−ンスターチ

米 国

米国農務省(USDA)は8月12日、8月の世界農産物需給推計の月次報告を公表した。

【需給動向】
トウモロコシ生産量、三カ月連続下方修正。期末在庫率も悪化


 米国の2013/14穀物年度(2013年9月〜翌8月)のトウモロコシ総供給量は、前月比1億9700万ブッシェル減の145億1200万ブッシェル(3億6862万トン)の見通しとなった(表2)。アイオワなどの一部の地域で乾燥状態が続いていることから、単収が前月比2.1ブッシェル/エーカー下方修正されたことを受け、生産量が、前回の見通しから1億8700万ブッシェル(475万トン)下回る137億6300万ブッシェル(3億4958万トン)となったことが主な要因である。

 一方、トウモロコシ総消費量は、前月比7500万ブッシェル減の126億7500万ブッシェル(3億2196万トン)の見通しとなった。供給量の減少に伴い飼料向けが下方修正されたことを受けて、国内消費量が前回の見通しから5000万ブッシェル下回る114億5000万ブッシェル(2億9083万トン)とされたこと、また、輸出量も、国内供給量の減少や、南米、ウクライナなどの輸出競争力の高まりにより、前回の見通しから2500万ブッシェル(64万トン)下回る12億2500万ブッシェル(3112万トン)となったことが主な要因である。

 期末在庫量は、単収の下方修正により総供給量が減少したことで、前月比1億2200万ブッシェル減の18億3700万ブッシェル(4666万トン)となり、期末在庫率も前月比0.9ポイント減の14.5パーセントの見通しとなった。

【価格動向】
生産者平均販売価格は、1ブッシェル当たり4.50〜5.30ドルと上昇


 2013/14年度の生産者平均販売価格は、生産量や期末在庫量が下方修正されたことを受け、前回の見通しから上値、下値、共に引き上げられ、1ブッシェル当たり4.50〜5.30ドルと予測している。 

 資料:USDA/WAOB “World Agricultural Supply and Demand Estimates”
 
(シカゴトウモロコシ相場の直近のデータについては、当機構ホームページの「海外情報」 に掲載しています。)

【貿易動向:トウモロコシ】
6月のトウモロコシ輸出量、前年の4割の水準


 2013年6月のトウモロコシ輸出量は、高水準で推移する価格を反映し、前月比17.6パーセント減(前年同月比60.2%減)の116万8700トンと、本年4月以降、減少傾向が続いている(図4)。国別にみると、日本向け48万1500トン(同42.7%減)、メキシコ向け31万1600トン(同56.8%減)、韓国向け1,700トン(同99.1%減)、中国向け1,000トン(同99.8%減)と減少した。一方、ベネズエラ向けは、同23.8パーセント増の18万900トンと、メキシコに次ぐ量を輸出している(シェア15.5%)。

 1〜6月の輸出量では、前年同期比56.9パーセント減の864万3900トンとなった。国別にみると、日本向け313万9200トン(同47.0%減)、メキシコ向け215万9600トン(同64.7%減)、中国向け114万2400トン(同44.2%減)、ベネズエラ向け57万トン(同38.6%減)と総じて減少した。

 6月の輸出価格(FOB)は、前月から5.0米ドル高のトン当たり307.1米ドル(3万403円:1米ドル=99円注)と前月比1.7パーセント高と反転し、依然高水準が続いている(前年同月比9.1%高)。

 注:7月末日TTS相場
 
【貿易動向:コーンスターチ】
輸出量は弱含み、1万トンを割る


 2013年6月のコーンスターチ輸出量は、前年同月比27.7パーセント減の9,900トンと、本年2月以来4カ月ぶりに1万トン台を割り込んだ(図5)。国別にみると、英国向けが2,100トン(同25.2%増)と増加したものの、カナダ向け3,100トン(同9.8%減)、メキシコ向け1,000トン(同63.5%減)とそれぞれ減少し、日本向けは76トン(同92.2%減)と前月(86トン)から更に減少した。

 1〜6月の輸出量では、前年同期比21.1パーセント減の5万9600トンとなった。国別にみると、英国向けが9,100トン(同15.9%増)と増加傾向を維持しているものの、カナダ向け1万7200トン(同9.6%減)、メキシコ向け8,800トン(同10.6%減)と減少し、日本向けも2,200トン(同73.5%減)と、前年同期比で3割程度の輸出量となった。

 輸出価格(FOB)は、今年に入り安定的に推移し、6月は前月から0.98米ドル高のトン当たり624.6米ドル(6万1835円:1米ドル=99円注、前年同月比7.9%高)となった。

 注:7月末日TTS相場
 

タピオカでん粉

タ イ

【価格動向】
タピオカでん粉価格、下落に転じる


 タイタピオカ取引協会(TTTA)によると、主要産地の東北部の7月上期のキャッサバ価格は、キログラム当たり2.20〜2.50バーツ(でん粉含有率18〜20%)と引き続き高水準を維持している。これは、キャッサバの市場供給量の減少に伴い、でん粉工場へのキャッサバの入荷量が減少したことや、キャッサバのでん粉含有量の低下などにより、でん粉工場の一部で、操業を停止したことが要因とされている。

 タイタピオカでん粉協会(TTSA)によると、8月13日現在のタピオカでん粉価格は、前月から0.5バーツ安のキログラム当たり14.3バーツ(45.9円:1バーツ=3.21円注、前年同月比7.5%高)となった(図6)。また、輸出価格(FOB:バンコク)は、前月から25米ドル安のトン当たり485米ドル(4万8015円:1米ドル=99円注、同10.2%高)となった。7月以降、タピオカでん粉価格の下落が続いているものの、依然、前年同期比では高水準となっている。現地では、8月にタイ国政府によるキャッサバの払い下げが実施されたが、このことも価格下落の一因となっていると考えられる。

 注:7月末日TTS相場
 
【貿易動向】
6月の輸出量、インドネシア向けが大幅減


 2013年6月のタピオカでん粉輸出量は、前年同月比31.1パーセント減の12万4900トンとなった。国別にみると、マレーシア向け1万8200トン(同9.3%増)、日本向け1万700トン(同2.4%増)とそれぞれ増加した。一方、中国向け3万8300トン(同7.2%減)、台湾向け1万8800トン(同14.7%減)とそれぞれ減少するとともに、インドネシア向けが、前月の4割程度の1万1200トン(同83.2%減)と大きく減少した(図7)。

 1〜6月の輸出量は、前年同期比0.9パーセント減の104万8800トンとなった。国別にみると、中国向け42万3300トン(同79.1%増)、台湾向け13万9000トン(同23.2%増)、日本向け6万3600トン(同0.1%増)と増加した。一方、インドネシア向け14万3000トン(同64.1%減)、マレーシア向け8万7900トン(同18.5%減)と減少した。
 

ベトナム

【生産動向】
キャッサバ作付面積、南部での増加が顕著


 農業かんがい省によると、2013年7月のキャッサバの作付面積は、前年同月比4.0パーセント増の44万7700ヘクタールとなった(7月15日時点)。これは、南部の作付面積が前月比22.8パーセント増(5万6200ヘクタール増)の30万2300ヘクタールとなり、前年同月比でも8.5パーセントの増加となったことによる。なお、北部では5月に作付時期が終わっていることもあり増減はなかった(前年同月比4.0%減)。

【貿易動向】
タピオカでん粉価格、タイ産の価格の影響を受け、下落に転じる

 税関総局によると、2013年6月のタピオカでん粉輸出量は、前年同月比52.2パーセント減の6万トンとなった。1〜6月の輸出量は、2月以降の輸出量の減少を受け、前年同期比16.5パーセント減の76万100トンとなった。また、輸出額は、同10.7パーセント減の3億3380万米ドル(330億4620万円:1米ドル=99円注)となった。国別にみると、中国向けが大半を占め(シェア85.7%)、同5.8パーセント減の2億8590万米ドル(283億410万円)であった(表3)。

 7月の輸出価格(FOB:ホーチミン)は、中国の需要低迷やタイ産タピオカでん粉の価格下落などを背景に、前月から20〜25米ドル安のトン当たり482.5米ドル(4万7768円注)と下落した(図8)。

 資料:在ベトナム調査会社AgroMonitor社レポート
   注:7月末日TTS相場
 
 

ばれいしょでん粉

E U

【生産動向】
北西ヨーロッパのばれいしょ生産、一部で乾燥少雨の影響も


 英国の農業・園芸開発委員会(AHDB)によると、主要産地の北西ヨーロッパでは、7月前半は、温暖な天候に加え、適度な雨量のもと、生育はおおむね順調であったものの、後半に入り、雨量に地域差が生じ、生育に影響が出始めている。

 ベルギーでは、7月中旬は乾燥の影響で、例年より単収が減少したものの、下旬は雨量の回復とともに、単収も安定に向かいつつある。一方、オランダやフランスでは乾燥が続き、7月下旬には、フランスの一部で、かんがい施設の利用に制限がかかり、生育への影響が生じている。また、ドイツでは、干ばつの影響により、単収の減少が見込まれており、ドイツ統計局は、今期の収穫量を前年比50万トン減の1020万トンと予想している。

 資料:AHDB “Euro-Potato”

【貿易動向】
1〜6月の日本向け輸出量、大幅減


 2013年6月のばれいしょでん粉輸出量は、前年同月比35.1パーセント減の1万7900トンとなった(図9)。国別にみると、韓国向け3,300トン(同16.2%減)、米国向け2,500トン(同21.4%減)、ベトナム向け1,400トン(同21.0%減)、日本向け1,200トン(30.2%減)、中国向け830トン(同61.2%減)と総じて減少した。

 1〜6月の輸出量は、前年同期比20.9パーセント減の11万6500トンとなった。国別にみると、韓国向けが2万6400トン(同9.2%増)と増加したものの、米国向け1万6800トン(同28.2%減)、ペルー向け6,300トン(同25.7%減)、中国向け6,200トン(同49.5%減)、日本向け5,200トン(同42.1%減)とそれぞれ減少した。

 輸出価格(FOB)は、今年に入り安定的に推移し、6月は前月から11.3ユーロ安のトン当たり600.0ユーロ(7万9200円:1ユーロ=132円注、前年同月比8.4%高)となった。

 注:7月末日TTS相場
 

化工でん粉

タ イ

【貿易動向】
1〜6月の日本向け輸出量、増加基調が続く


 2013年6月のデキストリンおよびその他の化工でん粉の輸出量は、前年同月比9.5パーセント増の7万6300トンとなった(図10)。国別にみると、日本向け2万6200トン(同12.7%増)、インドネシア向け8,000トン(同2.8%増)とそれぞれ増加した。一方、中国向け1万6300トン(同12.6%減)となった。

 1〜6月の輸出量は、前年同期比12.9パーセント増の45万4600トンとなった。国別にみると、日本向け16万500トン(同14.0%増)、中国向け9万4200トン(同14.4%増)、インドネシア向け4万7600トン(同16.9%増)とそれぞれ増加した。

 6月の輸出価格(FOB)は、前月から反転し、前月比11.6米ドル高のトン当たり718.8米ドル(7万1161円:1米ドル=99円注、前年同月比5.9%安)となった。

 注:7月末日TTS相場
 

米 国

【貿易動向】
6月の日本向け輸出量、大幅減


 2013年6月のデキストリンおよびその他の化工でん粉の輸出量は、前年同月比22.2パーセント減の3万1900トンとなった(図11)。国別にみると、カナダ向け6,100トン(同14.8%減)、日本向け4,200トン(同33.5%減)、メキシコ向け2,800トン(同13.9%減)、ドイツ向け2,500トン(同39.4%減)中国向け2,400トン(同3.3%減)と総じて減少した。

 1〜6月の輸出量は、前年同期比8.8パーセント増の22万3800トンとなった。国別にみると、カナダ向け4万600トン(同2.3%増)、メキシコ向け2万2900トン(同5.8%増)、ドイツ向け1万8200トン(同9.3%増)、中国向け1万7400トン(同28.0%増)とそれぞれ増加したものの、日本向けは2万5100トン(同8.0%減)と減少した。

 6月の輸出価格(FOB)は、前月から反転し、18.5米ドル安のトン当たり943.3米ドル(9万3387円:1米ドル=99円注、前年同月比6.4%高)となった。

 注:7月末日TTS相場
 

中 国

【貿易動向】
7月の輸出価格、大幅安


 2013年7月のデキストリンおよびその他の化工でん粉の輸出量は、前年同月比29.4パーセント増の1万1900トンとなった(図12)。国別にみると、韓国向け5,000トン(同105.2%増)と倍増したほか、日本向け4,400トン(同7.3%増)、マレーシア向け450トン(同13.9%増)とそれぞれ増加した。

 1〜7月の輸出量は、前年同期比14.9パーセント増の7万900トンとなった。国別にみると、韓国向け3万1600トン(同57.4%増)と大きく増加した一方、日本向け1万8600トン(同8.0%減)、マレーシア向け5,300トン(同0.8%減)とそれぞれ減少した。

 7月の輸出価格(FOB)は、前月から大きく下落し、164.1米ドル安(前月比17.6%安)のトン当たり765.9米ドル(7万5824円:1米ドル=99円注、前年同月比5.1%安)となった。

 注:7月末日TTS相場
 

E U

【貿易動向】
6月の輸出価格、続落


 2013年6月のデキストリンおよびその他の化工でん粉の輸出量は、前年同月比1.3パーセント減の3万4700トンとなった(図13)。国別にみると、ロシア向け4,800トン(同18.3%増)、日本向け2,900トン(同0.3%増)と増加したほか、韓国向けも1,100トン(同103.5%増)と倍増した。一方、トルコ向け7,900トン(同7.8%減)、中国向け3,900トン(同11.6%減)とそれぞれ減少した。

 1〜6月の輸出量は、前年同期比3.2パーセント増の21万3400トンとなった。国別にみると、中国向け2万6400トン(同37.7%増)、ロシア向け2万4500トン(同4.4%増)とそれぞれ増加した。一方、トルコ向け4万5000トン(同6.0%減)、日本向け1万6100トン(同24.6%減)、韓国向け9,400トン(同35.5%減)とそれぞれ減少した。

 6月の輸出価格(FOB)は、前月に続いて続落し、前月比19.9ユーロ安のトン当たり940.2ユーロ(12万4106円:1ユーロ=132円注、前年同月比1.2%安)となった。

注:7月末日TTS相場
 

豪 州

【貿易動向】
1〜6月の日本向け輸出量、前年同期比35.5パーセント減と減少基調が続く


 2013年6月のデキストリンおよびその他の化工でん粉の輸出量は、前年同月比5.8パーセント減の1,800トンとなった(図14)。国別にみると、日本向け870トン(同20.0%減)、中国向け180トン(同8.2%減)、ニュージーランド向け170トン(同4.9%減)とそれぞれ減少した。一方、台湾向け144トン(同30.9%増)、英国向け108トン(同58.8%増)とそれぞれ増加した。

 1〜6月の輸出量は、前年同期比12.5パーセント減の9,100トンとなった。国別にみると、日本向けが4,200トン(同35.5%減)と大幅に減少した。一方、ニュージーランド向け1,100トン(同4.7%増)、台湾向け780トン(同36.9%増)、中国向け600トン(同6.0%増)とそれぞれ増加した。

 6月の輸出価格(FOB)は、前月から続落し、88.5米ドル安のトン当たり1,741.5米ドル(17万2409円:1米ドル=99円注、前年同月比4.8%安)となった。

 注:7月末日TTS相場
 
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-8713



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