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でん粉の国内需給

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最終更新日:2014年4月10日

でん粉の国内需給

2014年4月

調査情報部

1.需給見通し

 農林水産省は、「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」(昭和40年法律第109号)により、でん粉に関して適切な価格調整を図るため、半期ごとにでん粉の需給見通しを公表することとしている。2月に公表したでん粉の需給見通しの概要は、以下のとおり。
 
 

2.輸入動向

【天然でん粉の輸入動向】
1月の天然でん粉の輸入価格は、前年同月比、前月比ともに上昇

 財務省「貿易統計」によると、2014年1月の天然でん粉の輸入量は、前年同月比5.4パーセント増の1万5074トン(前月比16.9%減)となった(図1)。その内訳をみると、タピオカでん粉が前年同月比24.1パーセント増の1万2893トン(前月比18.2%減)、サゴでん粉が同45.5パーセント増の1,450トン(同7.5%減)、その他のでん粉は同67.6パーセント増の131トン(同24.5%減)と前年同月を上回った一方、ばれいしょでん粉は同78.8パーセント減の600トン(同3.6%減)と前年同月を下回った。

 1月のタピオカでん粉、サゴでん粉、ばれいしょでん粉の輸入先国は、いずれも2カ国であった。それぞれの輸入量の内訳を見ると、タピオカでん粉は、タイ1万1125トン(シェア86%)、ベトナム1,768トン(同14%)、サゴでん粉は、マレーシア1,252トン(同86%)、インドネシア198トン(同14%)、ばれいしょでん粉は、ドイツ400トン(同67%)、オランダ200トン(同33%)となった。
 
 1月の1トン当たり天然でん粉(種別)輸入価格は、タピオカでん粉が4万7361円(前年同月比16.4%高、前月比1.2%高)、サゴでん粉が6万8746円(同21.5%高、同5.6%高)、ばれいしょでん粉が10万1952円(同23.9%高、同0.2%高)となった(図2)。タピオカでん粉は、2012年11月以降15カ月連続で、サゴでん粉は2013年4月以降、ばれいしょでん粉は2013年5月以降、いずれも前年同月を上回る水準で推移している。
 
【化工でん粉の輸入動向】
1月のでん粉誘導体の輸入量は、前年同月比14.2パーセント減少

 財務省「貿易統計」によると、2014年1月の化工でん粉の輸入量は、前年同月比14.8パーセント減の3万5966トン(前月比14.2%減)となった(図3)。その内訳をみると、でん粉誘導体(HSコード3505.10-100)が3万4643トン(前年同月比14.0%減、前月比13.4%減)、デキストリン(HSコード3505.10-200)が1,323トン(前年同月比30.7%減、前月比31.1%減)となった。

 でん粉誘導体の最大の輸入先国は、タイである。1月の主要輸入先国からの輸入量は、タイ1万9096トン(シェア55%)、次いで米国4,592トン(同13%)、ベトナム2,704トン(同8%)、中国2,577トン(同7%)となり、上位4カ国で輸入量の8割以上を占めている。

 デキストリンの輸入量は、上位輸入先国の数量および各国のシェアも含め、月ごとの増減が大きい。1月の主要輸入先国からの輸入量は、タイ698トン(シェア53%)、マレーシア114トン(同9%)、ベルギー86トン(同7%)、フランス81トン(同6%)となり、上位4カ国で輸入量の7割以上を占めている。

  1月の1トン当たり種別輸入価格は、でん粉誘導体が8万8816円(前年同月比24.0%高、前月比6.8%高)(図3)、デキストリンが10万1200円(前年同月比15.5%高、前月比22.0%高)となった。でん粉誘導体の価格の推移を見ると、2013年5月以降、月により上昇・下落はあるものの、高値で推移している。
 
【コーンスターチ用トウモロコシの輸入動向】
1月の輸入価格は、前年同月比、前月比ともに下落

 財務省「貿易統計」によると、2014年1月のコーンスターチ用トウモロコシの輸入量は、前年同月を6.1パーセント上回る25万6105トン(前月比36.0%増)となった(図4)。

 最大の輸入先国は、米国である。1月の輸入先国は3カ国で、米国23万3170トン(シェア91%)、ブラジル1万2996トン(同5%)、ウクライナ9,939トン(同4%)であった。

 コーンスターチ用トウモロコシの輸入は、2012年までは、米国産が100パーセント近くを占めていた。2013年は米国以外の国からの輸入量が拡大(シェア16%)し、輸入先国も拡大(米国を含めて6カ国)した。これは、2012年の米国の干ばつによるトウモロコシ生産量の減少を機に、輸入先国の分散化が図られたためである。輸入先国の分散化傾向は続いており、2014年1月は、ウクライナが輸入先国に加わった。

 輸入価格は、2013年4月をピークに下落が続いている(図4)。1月の1トン当たり輸入価格は、豊作による米国産トウモロコシ価格の下落により、前年同月比、前月比ともに下落の2万8763円(前年同月比15.5%安、前月比2.2%安)となった。
 
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-8713



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