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2.日本の品目別主要輸入先国の動向

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最終更新日:2014年7月10日

2.日本の品目別主要輸入先国の動向

2014年7月

トウモロコシ・コーンスターチ

米国

 米国農務省(USDA)が6月11日に公表した「2014/15穀物年度(9月〜翌8月)の国内外の主要農作物需給見通し(6月予測)」によるトウモロコシの需給動向などは、次の通り。

【需給動向】
需給動向は、前月予測から修正なし

 2014/15穀物年度のトウモロコシの需給動向に係る指標値は、前月予測と変わらず、生産量139億3500万ブッシェル(3億5395万トン、前年度比0.1%増)、総消費量133億8500万ブッシェル(3億3998万トン、同1.8%減)、期末在庫量17億2600万ブッシェル(4384万トン、同50.6%増)、期末在庫率12.9%の見通しとなった(表2)。また、5月中旬の作付けの進捗状況は平年と比べるとやや遅いものの、非常に天候に恵まれていることなどから、単収についても前月予測と変わらず、史上最高となる1エーカー当たり165.3ブッシェルの見通しとなった。

 なお、USDAが6月1日に公表した「Crop Progress」によると、主要18州での作付状況は95%と前年同時期を5ポイント上回り、好調なスタートとなっている。また、6月9日の公表によると、主要18州の生育状況は過去4年間のうちで最も良く、特にコーンベルト(米国中西部のトウモロコシ生産地帯)では、2007年以来の良好な状況となっている。

【価格動向】
前月予測と変わらず、前年度に比べ需給緩和により下値および上値共に引き下げ

 2014/15穀物年度のトウモロコシ生産者平均販売価格は、前月予測と変わらず、前年度並みの豊作により需給が一層緩和するとの見込みから、下値および上値とも引き下げられ、1ブッシェル当たり3.85〜4.55米ドル(397円〜469円:1米ドル=103円(注))と予測されている(表2)。

(注)5月末日TTS相場
 
【貿易動向:トウモロコシ】
3月の輸出量は、割安感を受けて大幅増

 2014年3月のトウモロコシ輸出量は、前年同月比201.1%増の523万6000トンと、500万トン台となる高い水準となった(図3−1)。国別に見ると、中国向けは、昨年11月以来、一部の米国産トウモロコシの輸入を認めていない影響で、2700トン(前年同月比99.2%減)と減少したものの、日本向け131万4300トン(同117.7%増)、メキシコ向け94万9900トン(同131.9%増)、韓国向け 42万9200トン(同187倍増)と大幅に増加した。これは、前年度に米国のトウモロコシが史上最高の生産量となったことを背景に、南米産などに比べても割安感が出ており、米国産に対する需要が引き続き活発であったためとみられている(図3−2)。

 また、同年1〜3月の輸出量は、前年同期比159.5%増の1169万2370トンとなった。国別に見ると、日本向け332万7200トン(前年同期比126.1%増)、メキシコ向け248万3500トン(同161.5%増)、韓国向け75万9200トン(同20倍増)と大幅に増加した。一方、中国向けは9万1000トン(同91.1%減)と減少した。

 なお、同年3月の輸出価格(FAS)は、前月に比べ2.2 米ドル高(前月比1.0%高)の1トン当たり219.3米ドル(2万2588円:1米ドル=103円(注)、前年同月比31.2%安)と、依然安値傾向が続いている。

(注)5月末日TTS相場
 
【貿易動向:コーンスターチ】
3月の輸出量は前月比3割増

 2014年3月のコーンスターチ輸出量は、8300トンと前月に比べ31.0%増加し、前年同月比では19.0%減となった(図4)。国別に見ると、ドイツ向け600トン(同115.5%増)と増加した一方、カナダ向け1900トン(同27.0%減)、英国向け740トン(同66.5%減)、メキシコ向け730トン(同62.6%減)、日本向け290トン(同2.7%減)と減少した。

 同年1〜3月の輸出量では、前年同期比16.8%減の2万1900トンとなった。国別に見ると、カナダ向け6300トン(前年同期比27.7%減)、英国向け2200トン(同40.6%減)、メキシコ向け1470トン(同55.8%減)、日本向け750トン(同52.1%減)となった。
 

タピオカでん粉

タイ

【生産動向】
キャッサバの収穫が終期を迎え、でん粉製造工場への入荷量は減少

 タイタピオカ取引協会(TTTA)によると、キャッサバの収穫期が終わりに近づき、休業し始めたでん粉製造工場も多くみられるようになった。

 タイの主要なキャッサバ苗木の生産地域であるナコンラーチャシーマー県の一部地域で、キャッサバの害虫であるコナカイガラムシが大量発生しており、他の地域に被害が拡大しないための対策が必要な状況となっている。

【価格動向】
国内価格、輸出価格ともに前月並み

 タイタピオカでん粉協会(TTSA)によると、2014年6月第2週のタピオカでん粉の国内価格は、1キログラム当たり13.3バーツ(42.43円:1バーツ=3.19円(注)、前年同月比9.5%安)、輸出価格(FOB・バンコク)は、1トン当たり430米ドル(4万4290円:1米ドル=103円(注)、同16.5%安)と、それぞれ前月並みとなった(図5)。

(注)5月末日TTS相場
 
【貿易動向】
中国向けがけん引し、4月の輸出量は前年同月比2割増

 2014年4月のタピオカでん粉輸出量は、前年同月比18.0%増の18万7900トンとなった(図6)。国別に見ると、台湾向け2万2900トン(前年同月比13.7%減)、日本向け1万1200トン(同15.8%減)、インドネシア向け1万トン(同38.0%減)と減少したものの、中国向け8万9900トン(同36.2%増)、マレーシア向け1万8400トン(同56.4%増)と大幅に増加した。

 同年1〜4月の輸出量は、前年同期比26.9%増の95万3500トンとなった。国別に見ると、中国向け51万9600トン(前年同期比57.5%増)、台湾向け10万8700トン(同16.5%増)、マレーシア向け7万7700トン(同16.5%増)、日本向け4万6000トン(同19.1%増)と大幅に増加したものの、インドネシア向けは3万2500トン(同68.8%減)と大幅に減少した。
 

ベトナム

【生産動向】
南部では他作物生産からキャッサバ生産へ変更

 ベトナム農業農村開発省によると、2014年5月現在のキャッサバの作付面積は、前年同月比11.6%減の25万4670ヘクタールとなった(5月15日時点:表3)。

 北部では気温が低かった影響などで、昨年より作付の遅れがみられる一方、南部では、国内キャッサバ価格の上昇を受けて、農家の作付意欲が高まったことなどから、作付面積の拡大傾向がみられている。この主な要因は、キャッサバの価格上昇による転作の進展がある。特に、ベトナムの主要なキャッサバ生産地域のひとつである南部のタイニン省では、昨年度のキャッサバ価格がサトウキビ、天然ゴム、コーヒーに比べて高かったため、サトウキビや天然ゴムを生産していた農家がキャッサバに作付を変更している。

資料:AgroMonitor 「CASSAVA & STARCH MONTHLY REPORT−May 2014」
 
【貿易動向】
中国向け輸出量は前月比3割減

 税関総局によると、2014年4月のタピオカでん粉輸出量は前年同月比4.3%増、前月比26.0%減の9万9700トンとなった(図7)。ベトナム産タピオカでん粉の輸出量の約8割が中国向けであるが、中国側において余剰在庫が出たとみられており、今年に入り、中国向け輸出量は減少傾向が続いている。

 なお、輸出価格(FOB・ホーチミン)は、2月中旬以降は1トン当たり425〜435米ドル(4万3775円〜4万4805円:1米ドル=103円(注))で引き続き安定的に推移している。

(注)5月末日TTS相場
資料:AgroMonitor 「CASSAVA & STARCH MONTHLY REPORT−May2014」
 

ばれいしょでん粉

EU

【貿易動向】
2月の輸出量は増加する一方、輸出価格は前月並み

 2014年2月のばれいしょでん粉輸出量は、前年同月比7.4%増の2万1100トンとなった(図8)。国別に見ると、米国向けは4000トン(前年同月比43.8%増)と増加したものの、それ以外の主要輸出先国向けでは減少し、韓国向け4800トン(同17.0%減)、中国向け1000トン(同38.7%減)、日本向け300トン(同2.7%減)となった。

 2013年9月以降、輸出需要が高まった影響で上昇した輸出価格(FOB)は、12月から輸出量が減少傾向で推移したが、2014年2月の同価格は1トン当たり671ユーロ(9万3940円:1ユーロ=140円(注))と、ほぼ前月並みに落ち着いている。

 なお、英国農業園芸開発公社(AHDB)によると、EU域内のばれいしょ生産上位5カ国(オランダ、ドイツ、フランス、ベルギー、英国)では、2014年のばれいしょ(生食用および加工用)の作付面積は、前年度比4%増の55万ヘクタールと予測されており、フランスとベルギーでの作付拡大が見込まれている。

資料:AHDB「Potato Market Dynamics Report 」
(注)5月末日TTS相場
 

化工でん粉

タイ

【貿易動向】
4月の輸出量、前年同月比3割増

 2014年4月のデキストリンおよびその他の化工でん粉(以下「化工でん粉など」という)の輸出量は、前年同月比30.0%増の8万9800トン(前月比17.1%増)と大幅に増加した(図9)。国別に見ると、日本向け3万6200トン(前年同月比41.8%増)、中国向け1万6700トン(同38.2%増)と大幅に増加したが、インドネシア向けは7300トン(同2.7%減)とわずかに減少した。

 また、同年1〜4月の輸出量は、前年に比べるとやや増加し30万7200トン(同4.2%増)となった。

 なお、同年4月の輸出価格(FOB)は、前月からやや減少し、1トン当たり707米ドル(7万2821円:1米ドル=103円(注)、前年同月比4.7%安)となった。

(注)5月末日TTS相場
 

米国

【貿易動向】
3月の輸出量、前年同月比やや減少

 2014年3月の化工でん粉などの輸出量は、前年同月比3.5%減の3万8500トンとなった(図10)。国別に見ると、ドイツ向けが5400トン(前年同月比49.3%増)、中国向けが3100トン(同10.0%増)と増加したものの、カナダ向けは前年並みの6700トン(前年同月比同)、日本向けが3200トン(同3.2%減)、メキシコ向けが3100トン(同32.9%減)と減少した。

 また、同年1〜3月の輸出量は、前年同期比5.5%減の10万7500トンとなった。国別に見ると、日本向けが1万900トン(前年同月比12.6%減)、メキシコが9600トン(同16.3%減)と減少した一方、ドイツ向けが1万1200トン(同7.1%増)と増加した。

 なお、同年3月の輸出価格(FAS)は、前月に比べやや上昇し、31.0ドル高(前月比3.3%高)の1トン当たり980.7米ドル(10万1012円:1米ドル=103円(注)、前年同月比3.9%高)となった。

(注)5月末日TTS相場
 

中国

【貿易動向】
5月の輸出量、前年同月比大幅減

 2014年5月の化工でん粉などの輸出量は、前年同月比18.9%減の9700トンとなった(図11)。国別に見ると、韓国向けが3900トン(前年同月比40.1%減)、日本向けが3800トン(同187.4%増)となった。

 同年1〜5月の輸出量は、前年同期比7.4%減の4万7100トンとなった。国別に見ると、韓国向け1万9100トン(前年同期比13.4%減)、日本向け1万5200トン(同15.6%増)となった。

 同年5月の輸出価格(FOB)は、前月に比べ大幅に下落し、1トン当たり160.3米ドル安(前月比17.3%安)の764.3米ドル(7万8723円:1米ドル=103円(注)、前年同月比16.7%安)となった。

(注)5月末日TTS相場
 

EU

【貿易動向】
2月の輸出量、前年同月比16%増

 2014年2月の化工でん粉などの輸出量は、前年同月比15.5%増の3万9900トンとなった(図12)。国別に見ると、トルコ向けが9600トン(前年同月比26.7%増)、中国向けが5700トン(同67.6%増)、日本向けは2900トン(同30.5%増)と大幅に増加し、ロシア向けは3900トン(同1.3%増)と前年度並みとなった。

 同年2月の輸出価格(FOB)は、前月に比べわずかに低下し、28.0ユーロ安(前月比の2.9%安)の1トン当たり920.3ユーロ(12万8842円:1ユーロ=140円(注)、前年同月比2.9%安)となった。

(注)5月末日TTS相場
 

豪州

【貿易動向】
4月の輸出量は前年同月比3割減

 2014年4月の化工でん粉などの輸出量は、前年同月比27.8%減の1270トンとなった(図13)。国別に見ると、日本向けが710トン(前年同月比13.6%減)、ニュージーランド向け180トン(同14.4%減)、台湾向け110トン(同33.3%減)といずれも減少した。

 同年1〜4月の輸出量は、前年同期比24.6%減の4400トンとなった。国別に見ると、日本向け2300トン(前年同期比11.5%減)、ニュージーランド向け7000トン(同15.6%減)、台湾向け252トン(同48.6%減)、中国向け72トン(同76.2%減)といずれも減少した。

 同年4月の輸出価格(FOB)は、前月に比べ9.4米ドル高(前月比0.6%高)の1トン当たり1663.1米ドル(17万1299円:1米ドル=103円(注)、前年同月比10.1%安)と、前月並みとなった。

(注)5月末日TTS相場
 
このページに掲載されている情報の発信元
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Tel:03-3583-8713



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