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2. 国際価格の動向

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最終更新日:2016年2月10日

2. 国際価格の動向

2016年2月

ニューヨーク粗糖相場の動き(12/1〜1/20)
〜原油相場下落を背景に、1月は15セント台を割り込む〜
 
 ニューヨーク粗糖先物相場(期近3月限)は、ブラジルでの降雨の継続予報に加え、南アフリカや豪州の干ばつ懸念が押し上げ材料となり、12月1日は1ポンド当たり15.44セントの値を付けた。

 3日に同15.58セントと値を伸ばすも、原油先物相場下落の影響から、10日は同14.55セントと大幅に値を下げた。その後、徐々に回復し23日は同15.15セントの値を付けた。

 しかし、商品相場全体が下落に転じたことやパキスタンが砂糖50万トンの輸出拡大を発表したことが弱材料となり、28日は同14.76セントまで値を下げた。31日は、同15.24セントの値を付け、2015年の取引を終えた。

 1月に入り、4日に同14.97セントの値を付け、6日には同14.42セントと値を下げた。これは、原油安やブラジル通貨レアルの下落が相場を圧迫したためである。7日は、同14.75セントと反発するも、その後は下げ基調で推移し、12日は、ブラジル中南部の2015年12月後半の砂糖生産量が急増したとのブラジルサトウキビ産業協会(UNICA)による報告を受け、同14.05セントまで下落した。ブラジルの降雨が続いたため、15日には、同14.92セントまで値を伸ばすも、20日は同14.18セントまで再び値を下げた。
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