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砂糖類の国内需給

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最終更新日:2017年8月10日

砂糖類の国内需給

2017年8月

調査情報部

1. 需給見通し

 農林水産省は、「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」(昭和40年法律第109号)により、四半期ごとに砂糖および異性化糖の需給見通しを公表している。6月に「平成28砂糖年度における砂糖及び異性化糖の需給見通し(第4回)」を公表した(詳細は2017年7月号参照)。

平成28砂糖年度(10月〜翌9月)の見通し

表1 平成28砂糖年度における砂糖の需給見通し

表2 平成28砂糖年度における異性化糖の需給見通し

2. 異性化糖の移出動向

6月の移出数量は前年同月からやや増加
 2017年6月の異性化糖の移出数量は、9万1122トン(前年同月比4.5%増、前月比10.4%増)であった(図1)。
 6月の規格別の移出量は、次の通りであった(図2)。

果糖含有率40%未満     470トン  
 (前年同月比20.7%増、前月比13.4%増)
同40%以上50%未満  2万2405トン  
 (同5.3%増、同7.3%増)
同50%以上60%未満  6万6507トン  
 (同3.4%増、同11.1%増)
同60%以上          1741トン  
 (同43.0%増、同25.1%増)

図1 異性化糖の移出量の推移

図2 異性化糖の種類別移出量の推移

3. 輸入動向

【分みつ糖の輸入動向】
5月の輸入量は前年同月から大幅に減少

 財務省「貿易統計」によると、2017年5月の分みつ糖(HSコード 1701.14-110)の輸入量は、4万2349トン(前年同月比18.3%減、前月比26.2%増)であった(図3)。
 輸入先国はタイおよび米国で、輸入量は次の通りであった(図4)。

タイ   4万2320トン  
 (前年同月比18.3%減、前月比26.2%増)
米国      29トン  
 (同48.2%減、前月輸入実績なし)

 また、同月における豪州からの高糖度原料糖(糖度98.5度以上99.3度未満、HSコード1701.14-200)の輸入量は、4万9498トン(前年同月比73.6%増、前月比76.7%増)であった。

図3 分みつ糖の輸入量の推移

図4 分みつ糖の国別輸入量の推移

 2017年5月の1トン当たりの輸入価格は、5万3006円(前年同月比24.5%高、前月比3.1%安)であった(図5)。
 国別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

タイ    5万2939円  
 (前年同月比24.6%高、前月比3.3%安)
米国   15万517円  
 (同11.7%高、前月輸入実績なし)

 また、同月における豪州からの高糖度原料糖の1トン当たりの輸入価格は、4万9880円(前年同月比17.3%高、前月比6.7%安)であった。

図5 分みつ糖の輸入価格の推移

【含みつ糖の輸入動向】
5月の輸入量は前年同月から大幅に増加

 財務省「貿易統計」によると、2017年5月の含みつ糖(HSコード 1701.13-000、1701.14-190)の輸入量は、819トン(前年同月比29.8%増、前月比39.8%減)であった(図6)。
 輸入先国は中国、タイおよびフィリピンの3カ国で、国別の輸入量は次の通りであった(図7)。

中国     624トン  
 (前年同月比73.3%増、前月比2.2倍)
タイ     141トン  
 (同42.9%減、同85.4%減)
フィリピン  54トン  
 (同2.3倍、同35.7%減)

図6 含みつ糖の輸入量の推移

図7 含みつ糖の国別輸入量の推移

 2017年5月の1トン当たりの輸入価格は、12万8142円(前年同月比13.6%高、前月比9.2%高)であった(図8)。
 国別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

中国    12万8974円  
 (前年同月比11.7%高、前月比1.4%安)
タイ     11万9752円  
 (同21.2%高、同4.8%高)
フィリピン  14万426円  
 (同35.6%安、同27.9%高)

図8 含みつ糖の輸入価格の推移

【加糖調製品の輸入動向】
5月の加糖調製品の輸入量は前年同月からわずかに増加

 財務省「貿易統計」によると、2017年5月の加糖調製品の輸入量は、4万6918トン(前年同月比2.0%増、前月比3.9%減)であった(図9)。
 品目別の輸入量は、次の通りであった。

ミルク調製品     1万4779トン  
 (前年同月比2.8%減、前月比4.7%減)
ソルビトール調製品   9319トン  
 (同7.7%増、同5.5%減)
ココア調製品       8656トン  
 (同37.1%増、同7.0%増)
調製した豆(加糖あん) 4885トン  
 (同10.8%減、同11.5%減)
穀粉調製品       3106トン  
 (同18.6%減、同14.9%減)
コーヒー調製品       24トン  
 (同50.2%減、同42.4%減)
その他調製品      6149トン  
 (同5.4%減、同0.1%増)

図9 加糖調製品の品目別輸入数量の推移

4. 価格動向

【市場価格】
砂糖、異性化糖ともに前月と同水準で推移

 6月の糖種別・地域別の砂糖価格(日経相場)は次の通りであった。

上白糖(大袋)
東京 1キログラム当たり195〜196円
大阪   同196円
名古屋 同199円
関門   同199円

上白糖(小袋)
東京 1キログラム当たり208〜209円
大阪  同210円

本グラニュー糖(大袋)
東京 1キログラム当たり200〜201円
大阪   同201円
名古屋  同204円

ビート・グラニュー糖(大袋)
東京 1キログラム当たり195〜196円
大阪   同196円
名古屋  同197円

6月の異性化糖の価格(日経相場、大口需要家向け価格、東京、タンクローリーもの、JAS規格品、水分25%)は、次の通りであった。

果糖分42%もの  
1キログラム当たり131〜132円
果糖分55%もの          
同137〜138円

【小売価格】
6月の上白糖小袋の地域間の価格差は最大で25.8円
 KSP−POSデータ(全国535店舗)によると、スーパーにおける6月の上白糖小袋(1キログラム)の平均小売価格は、193.1円(前年同月差1.3円高、前月差0.4円高)であった。
 同月の地域別(注)の平均小売価格は次の通りであった。

北海道       200.1円  
(前年同月差4.1円高、前月差3.8円高)
東北       201.3円  
(同5.4円高、同0.9円高)
関東など     180.9円  
(同1.8円高、同0.1円安)
首都圏      196.0円  
(同1.9円安、同0.3円高)
中部       178.2円  
(同2.3円安、同2.5円安)
関西       191.2円  
(同2.4円高、同0.6円高)
中国・四国   204.0円  
(同4.8円高、同2.7円高)
九州・沖縄   194.9円  
(同2.7円高、同0.6円安)

 最も高かったのは中国・四国で、最も安かった中部との価格差は25.8円であった。

(注)地域の内訳は次の通りである。以下、グラニュー糖および三温糖も同じである。
関東など:茨城県、栃木県、群馬県、長野県、山梨県、静岡県
首都圏:東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県 
中 部:新潟県、富山県、石川県、福井県、岐阜県、三重県、愛知県
関 西:大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、和歌山県、奈良県


6月のグラニュー糖小袋の地域間の価格差は最大で82.0円
 KSP−POSデータ(全国535店舗)によると、スーパーにおける6月のグラニュー糖小袋(1キログラム)の平均小売価格は、241.9円(前年同月差5.1円高、前月差0.1円高)であった。
 同月の地域別の平均小売価格は次の通りであった。

北海道     196.8円  
 (前年同月差4.7円高、前月差1.6円高)
東北       278.8円  
 (同8.5円高、同0.9円高)
関東など    250.7円  
 (同3.1円高、同0.1円高)
首都圏     251.5円  
 (同9.3円高、同0.5円高)
中部       251.0円  
 (同1.0円高、同0.6円安)
関西       229.9円  
 (同3.6円高、前月同)
中国・四国   257.1円  
 (同11.4円高、前月差0.3円高)
九州・沖縄   218.9円  
 (同0.3円安、同1.6円安)

 最も高かったのは東北で、最も安かった北海道との価格差は82.0円であった。

6月の三温糖小袋の地域間の価格差は最大で56.4円
 KSP−POSデータ(全国535店舗)によると、スーパーにおける6月の三温糖小袋(1キログラム)の平均小売価格は、238.6円(前年同月差6.0円高、前月差1.1円高)であった。
 同月の地域別の平均小売価格は次の通りであった。

北海道     241.8円  
 (前年同月差0.9円安、前月差4.9円高)
東北       266.1円  
 (同2.7円高、同3.1円高)
関東など    242.6円  
 (同5.7円高、同0.7円高)
首都圏     237.9円  
 (同10.6円高、同1.9円高)
中部      226.6円  
 (前年同月同、同1.3円安)
関西      232.0円  
 (前年同月差7.5円高、同0.2円高)
中国・四国   258.1円  
 (同13.9円高、前月同)
九州・沖縄   209.7円  
 (同1.4円高、前月差0.4円高)

 最も高かったのは東北で、最も安かった九州・沖縄との価格差は56.4円であった。
【購入金額および購入量】
5月の砂糖の支出金額は前年同月からわずかに上昇

 総務省「家計調査」によると、2017年5月における100世帯当たりの砂糖の購入頻度は37で、1世帯(2人以上)当たりの支出金額は、101円(前年同月比1.0%高、前月比23.2%高)であった(図10)。また、同月の1世帯当たりの砂糖の購入数量は、379グラム(同11.0%減、同3.6%増)であった(図11)。

図10 1世帯当たりの砂糖に係る支出額の推移

図11 1世帯当たりの砂糖の購入数量の推移

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農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03‐3583‐9272



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