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ホーム > 畜産 > 海外情報 > 2021年 > 英国、3年ぶりにBSEの症例を確認

英国、3年ぶりにBSEの症例を確認

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 英国動植物衛生庁(APHA)は9月17日、英国の農場において1件の定型BSE(牛海綿状脳症)の症例が確認された旨を公表した。

 この中でAPHAのクリスティン・ミドルミス主席獣医官は、詳細について次のように述べている。
・英国南部のサマセット州の酪農家が飼育する1頭の乳牛(6.5歳)が9月2日に他の疾病が疑われたことから農場で処分され、政府によるTSE(伝達性海綿状脳症)調査体制の一環として検査されたところ、確認された。
・英国における食品安全や公衆衛生に対するリスクは発生しない。また、政府の疾病予防対応計画に基づき、この農場では予防的な移動制限が実施されている。
・英国のBSEに対する総合的なリスクステータスは引き続き「BSEリスクが管理された地域」に保たれている(日本は1つ上の「BSEリスクを無視できる地域」)。
・原因を特定するためにさらなる調査を実施

 また、英国食品基準庁(FSA)の広報担当者は次のように述べている。
・英国ではBSEのリスクから消費者を守るために、動物性飼料の管理、BSE感染の可能性が高い牛の部位の除去など、厳格な管理が行われている。
・APHAは、牛群、施設、感染源に対する徹底的な調査をし、この症例に関する報告書を作成する。
・国際的な約束に従い、国際獣疫事務局(OIE)および貿易相手国には通知済み

 英国では、2014年以降、今回の症例を含め5件のBSEが確認されており、直近の例は2018年10月にスコットランドで発生した定型BSEである。
参考:英国スコットランド、2009年以来となるBSE発生(海外情報 平成30年10月23日発)

 FSAは、この件が英国の牛肉輸出に影響を与えることはないとしているものの、現地報道では、2020年5月にアイルランドで発生した非定型BSEや今年9月にブラジルで発生した非定型BSEを理由に、これらの国から中国への牛肉輸出が制限された例を挙げ、貿易に与える影響を懸念している。

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               資料:国土交通省より機構作成
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【調査情報部 令和3年9月24日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
Tel:03-3583-8527



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