近年、中国でも気候変動による農畜産物の被害が増えている。これに対し今年の中央一号文件
(注1)は、農畜産業の災害対策能力を強化するため「農業気候資源に関する
悉皆調査と区画化」を実施するとともに、気象、水循環、地質など自然災害に関する観測・予報を強化し、極端な天候への対応能力を向上するとした。中国では政府が定める農業気候区画ごとに最適とされる農畜産物の栽培、飼育が推奨されており、現在の区画は80年代初頭のもので、今回の見直しは実に40年ぶりのものである。
この新たな区画化について、中国農業農村部新聞弁公室が指導し、中国農業映像新聞センターが運営するWeChat公式ページ「中国三農」(「三農」は農業、農村、農民のこと)が記事を掲載したため、その主な内容を紹介する。
(注1)中国政府が毎年公表する文書。その年に最も重視する政治課題が取り上げられるとされ、2004年からは毎年「三農」(農業、農村、農民)が主題とされてきた。26年の一号文件については海外情報『中国、26年の中央一号文件を公表(中国)』(令和8年2月27日発)をご参照ください。