EUの砂糖生産、25/26年度は前年度並みも26/27年度は減産予測(EU)(2026年7月16日)
最終更新日:2026年7月16日
欧州委員会は7月6日、EUの農畜産物短期需給見通しを公表した。これによれば、2025/26年度(10月〜翌9月、以下同じ)の砂糖生産量は前年度並みが見込まれるものの、26/27年度は作付面積の減少などから前年度比15.1%減とかなり大きな減産が予測される。
25/26年度砂糖生産量は前年度並みの1660万トンの見込み
2025/26年度の砂糖生産量は、前年度並みの1660万トンと見込まれる。てん菜の作付面積は、砂糖価格が下落傾向であったことから前年度比11.1%減の143万8900ヘクタールとかなり大きく減少したものの、単収は、天候に恵まれたことから同8.2%増の1ヘクタール当たり81.4トンとかなりの程度増加した。さらに製糖歩留まりも向上した結果、これらの要因が作付面積の減少による減産分を補った。
同年度の消費量は、食用向けの減少傾向が継続するものの、砂糖価格の下落などから工業向け需要が回復し、1.3%増の1550万トンと見込まれる。
輸入量は、25年6月に主要輸入先であるウクライナからの砂糖輸入に対する関税停止措置が失効した
(注)ことから、80万トンと前年度(60万トン)から引き続き低水準で推移することが見込まれる。輸出量は、前年度並みの生産量が維持されることから、横ばいの160万トンと見込まれる。
(注)詳細は、2025年7月10日付け海外情報「
EUとウクライナ、新たな貿易措置で合意(EU)」をご参照ください。
26/27年度は作付面積減によりかなり大きな減産予測
2026/27年度の砂糖生産量は、前年度比15.1%減の1410万トンとかなり大きな減産が予測される。この要因として、砂糖価格の下落に加え、肥料・燃料価格の上昇など生産コスト増加の影響により、てん菜作付面積が同8.7%減の131万3700ヘクタールとかなりの程度減少することが挙げられる。さらに、単収も高水準であった前年度からの減少が見込まれることから、てん菜生産量は同13.6%減の1億120万トンと予測される。
EU域内生産量の減少により、同年度の輸入量は前年度の約1.9倍となる150万トン、輸出量は前年度から半減し80万トンとそれぞれ予測される。
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