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海外需給【牛肉/米国】畜産の情報 2026年9月号

26年6月の牛肉生産量は前年同月比0.9%増、肉用繁殖後継牛の頭数が増加

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26年7月1日時点のフィードロット飼養頭数は2.2%増
 米国農務省全国農業統計局(USDA/NASS)によると、2026年7月1月時点の牛総飼養頭数は9420万頭(前年比0.2%増)と前年並みであった(表1)。内訳を見ると、肉用繁殖雌牛は2845万頭(同0.7%減)とわずかに減少した一方、未経産牛のうち肉用繁殖後継牛については380万頭(同2.7%増)とわずかに増加した。また、フィードロット飼養頭数は、1137万頭(前年同月比2.2%増)とわずかに増加した(図1)。
 
 


 
 26年6月の牛と畜頭数は238万頭(前年同月比1.9%減)とわずかに減少した。一方、同月の1頭当たり枝肉重量は403.2キログラム(同2.8%増)とわずかに増加し、と畜頭数の減少を補ったことで、同月の牛肉生産量は95万5000トン(同0.9%増)とわずかに増加した。26年の牛肉生産量について同局は、前月予測から6万8000トン下方修正し1147万トン(前年比2.7%減)と見込んでいる。米国では牛群再構築の兆しが見られるものの、今後は、後継牛を確保するため肥育もと牛の供給が短期的に減少するとみられ、牛肉生産量の本格的な増加には時間を要すると見る向きもある。

26年6月の牛肉卸売価格は前年同月をやや上回って推移
 米国農務省経済調査局(USDA/ERS)によると、2026年6月の牛肉卸売価格(カットアウトバリュー(注1))は、100ポンド当たり394.6米ドル(1キログラム当たり1407円:1米ドル=161.72円(注2)、前年同月比3.7%高)と前年同月をやや上回った(図2)。また、肥育牛(ネブラスカの相対取引価格、チョイス級、去勢)の価格は、同256.5米ドル(同914円、同7.7%高)と前年同月をかなりの程度上回った。

(注1)各部分肉の卸売価格を1頭分の枝肉に再構築した卸売指標価格。
(注2)三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社「月末・月中平均の為替相場」の2026年7月末TTS相場。
 



 
26年5月の牛肉輸出量は前年同月比14.5%減
 USDA/ERSによると、2026年5月の牛肉輸出量は8万9099トン(前年同月比14.5%減)とかなり大きく減少した(表2)。この背景には、米国において牛肉生産量が減少したことおよび価格の上昇に伴い価格競争力が低下したこと、日本や韓国向けについて米ドル高の傾向が継続したことなどがある。また、中国向けについては、26年5月15日に米国内の牛肉輸出認可施設の更新が行われたが(注3)、同月は373トン(同82.7%減)にとどまっている。

(注3)5年ごとの認可登録の更新時期を迎えていた2025年3月以降、GACCによる牛肉の輸出施設の大部分について未更新の状況が続いていた。詳細については、海外情報「米中は農畜産物貿易の拡大に合意、牛肉輸出認可施設の登録も更新(米国)」(https://www.alic.go.jp/chosa-c/joho01_004361.html)をご覧ください。

(調査情報部)