26年1〜3月の豚肉生産量は前年同期比6.9%増
ブラジル地理統計院(IBGE)によると、2026年1〜3月の豚と畜頭数は1527万2000頭(前年同期比5.5%増)、豚肉生産量は142万6000トン(同6.9%増)と、いずれも前年同期を上回って推移した(図1)。
26年6月の生体豚取引価格は前年同月比39.1%安
サンパウロ大学農学部応用経済研究所(CEPEA)によると、2026年6月のブラジルの生体豚取引価格(サンタカタリーナ州)は、1キログラム当たり4.85レアル(152円:1レアル=31.24円
(注1)、前年同月比39.1%安)と、前年同月を大幅に下回った(図2)。26年1月以降、6カ月連続で下落している要因について、CEPEAは、国内の豚肉生産量が増加する一方、内需は伸び悩んでおり、外需の拡大でも供給増を吸収しきれていないためとしている。
また、ブラジル農牧研究公社(EMBRAPA)によると、同月の生産コスト指数は355.05(同0.7%減)と、前年同月をわずかに下回った。
(注1)三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社「月末・月中平均の為替相場」の2026年7月末TTS相場および現地参考為替相場(Selling)。
26年1〜6月の豚肉輸出量は前年同期比8.5%増
ブラジル開発商工サービス省貿易局(SECEX)によると、2026年1〜6月の豚肉輸出量は68万3803トン(前年同期比8.5%増)と前年同期をかなりの程度上回った(表)。
輸出先第1位のフィリピン向けは、同国内で発生しているアフリカ豚熱(ASF)の影響が継続していることから、16万8670トン(同20.4%増)と大幅に増加した。また、日本向けも、9万1858トン(同66.9%増)と大幅に増加した。日本は、スペインでのASF発生確認を受け、同国から輸入される豚肉等の輸入一時停止措置を講じており
(注2)、これにより、ブラジル産などの輸入量が増加しているものとみられる。
(注2)詳細については、海外情報「スペインでアフリカ豚熱発生を確認、野生イノシシが感染(スペイン)」(https://www.alic.go.jp/chosa-c/joho01_004242.html)をご参照ください。
(調査情報部)