26年上期の生乳生産量、前年同期比2.4%増
中国国家統計局によると、2026年上期(1〜6月)の生乳生産量は、1909万トン(前年同期比2.4%増)と前年同期からわずかに増加した(図1)。
中国の生乳生産量は、例年、上期に比べて下期(7〜12月)が2〜3割程度増加する傾向にあり、26年も同様に推移した場合、下期の生乳生産量は2200万トンを超え、年間では4200万トン程度になると見込まれる
(注1)。
(注1)詳細については、海外情報「中国農業展望報告(2026−2035)を発表(牛乳・乳製品編)(中国)」(
https://www.alic.go.jp/chosa-c/joho01_004379.html)をご参照ください。
26年6月の生乳価格、前年同月比0.4%安
中国農業農村部によると、2026年6月の生乳価格は1キログラム当たり3.03元(73円:1元=24.11円
(注2)、前年同月比0.4%安)とわずかに下回った(図2)。同国の生乳価格は25年6月以降、生乳価格は3.02〜3.04元(73円程度)の間で推移しており、低位安定している。
(注2)三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社「月末・月中平均の為替相場」の2026年7月末TTS相場。
今後の見通しについて同部は、26年7月に公表した「農産物需給動向分析月報(2026年6月)」の中で、夏季の暑熱ストレスによる乳用牛1頭当たり乳量の減少などから、短期的には生乳生産量が減少する一方で、アイスクリームやミルクティーなどの乳製品需要が増加することで、生乳価格は小幅ながら上昇すると見込んでいる。
26年上期の乳製品輸入量、主要4品目で減少傾向
2026年上期の主要乳製品9品目の輸入量(製品重量ベース)は、4品目で前年同期を下回った(表)。現地関係者によると、国内需要の大部分を輸入に依存する脱脂粉乳(前年同期比20.1%減)は、生乳生産量の増加に伴い乳製品生産量も増加したことで国産代替が進み、輸入量が大幅に減少した。一方で、チーズ(同24.8%増)とバター(同39.1%増)は、国内需要が拡大する中、国内生産のみでは需要を賄いきれず、輸入量は大幅に増加したとしている。また、同年4月に中国農業農村部が公表した「中国農業展望報告(2026−2035)
(注1)」によると、乳用牛1頭当たり乳量の向上により生乳生産量が増加し、乳製品生産量も増加することで国産品への代替が進み、26年の乳製品輸入量は減少(生乳換算で前年比4.1%減)すると見込まれている。
(調査情報部)