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国内需給【牛肉】畜産の情報 2026年10月号

8年7月の牛肉生産量、前年同月比0.9%減

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生産量
 令和8年7月の牛肉生産量(注1)は、3万1830トン(前年同月比0.9%減)と前年同月をわずかに下回った(図1)。品種別では、交雑種は8280トン(同0.3%減)と前年同月並みとなった一方、和牛は1万7606トン(同1.1%減)、乳用種は5895トン(同0.8%減)と、ともに前年同月をわずかに下回った。
 なお、過去5カ年の7月の平均生産量との比較では、3.1%増とやや上回る結果となった。

(注1)生産量の合計は、その他の牛、子牛を含む。

 
輸入量
 7月の輸入量について、現地価格の高止まりや為替相場の影響などがある中、冷蔵品では、主要輸入先である豪州産の輸入量は増加した一方、米国産の輸入量が減少したことから、1万6768トン(前年同月比1.9%減)と前年同月をわずかに下回った(図2)。冷凍品では、豪州産のうち主に加工用のひき材などに使用されるトリミングの輸入量が増加した一方、米国産ショートプレート(バラ)の輸入量が減少したことなどから、2万6617トン(同10.7%減)と前年同月をかなりの程度下回った(図3)。この結果、輸入量の合計(注2)でも、4万3431トン(同7.4%減)と前年同月をかなりの程度下回った。
 なお、過去5カ年の7月の平均輸入量との比較では、冷蔵品は16.0%減と大幅に、冷凍品は4.3%減とやや、いずれも前年同月を下回る結果となった。

(注2)輸入量の合計は、煮沸肉、ほほ肉、頭肉を含む。
 



 
家計消費量等
 7月の牛肉の家計消費量(全国1人当たり)(注3)は151グラム(前年同月比1.3%減)と前年同月をわずかに下回った(総務省「家計調査」)。
 なお、過去5カ年の7月の平均消費量との比較でも、8.9%減とかなりの程度下回る結果となった。
 7月の外食産業全体の売上高は、台風の影響を受けた前月から一転して比較的天候が安定し、西日本を中心に酷暑日があったものの、記録的な猛暑に悩まされた前年と比較して、極端な高温が和らいだことも客足の回復につながり、前年同月比6.8%増と前年同月をかなりの程度上回った。一方、各社はコラボキャンペーンなどさまざまな施策を展開して集客に努めているが、消費者に向けた値頃感への訴求の有無が集客を左右する状況も散見され、引き続き難しい舵取りを迫られている状況にある(一般社団法人日本フードサービス協会「外食産業市場動向調査」)。
 このうち、食肉の取り扱いが多いとされる業態として、ハンバーガー店を含むファストフードの洋風は、一部ではシステム障害によるメニュー制限が客数に影響したが、引き続き期間限定商品やキャンペーンなどが好評であったことから、同7.6%増と前年同月をかなりの程度上回った。また、牛丼店を含むファストフードの和風は、人気メニューの復活や人気ゲームとのコラボなどにより、同9.5%増と前年同月をかなりの程度上回った。ファミリーレストランの焼き肉は、客数は各社まちまちであったが、グランドメニューの刷新などで集客が好調であったこともあり、同8.2%増と前年同月をかなりの程度上回った。

(注3)1世帯当たりの数値を当該月の世帯人数で除して算出。

推定期末在庫・推定出回り量
 7月の推定期末在庫(注4)は、14万4582トン(前年同月比5.0%減)と前年同月をやや下回った(図4)。このうち、国産品は1万65トン(同2.6%減)とわずかに、在庫の大部分を占める輸入品は13万4517トン(同5.2%減)とやや、いずれも前年同月を下回った。
 推定出回り量(注4)は、7万2546トン(同1.2%減)と前年同月をわずかに下回った(図5)。このうち、国産品は3万411トン(同2.1%増)と前年同月をわずかに上回った一方、輸入品は4万2135トン(同3.4%減)と前年同月をやや下回った。

(注4)令和8年7月以降の期末在庫調査において、一部回答不可能な倉庫があることから、当該倉庫の在庫量は9月公表分から推定値を採用し、出回り量および期末在庫量については、当該推定値を用いて算出した。
 


 
「2026年9月号の記事に関する更新について」
 『畜産の情報』2026年9月号の掲載記事のうち「推定期末在庫・推定出回り量」において、発行日以降、2026年6月の各データを再算出したことに伴い、一部内容を更新しました。更新記事につきましては、機構HPの掲載ページをご覧ください(https://www.alic.go.jp/joho-c/joho05_004367.html)
(畜産振興部)