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2. 近年の国際砂糖需給構造の変化 (2004/05⇒2009/10年度)

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最終更新日:2010年5月6日

2. 近年の国際砂糖需給構造の変化 (2004/05⇒2009/10年度)

2010年5月

 
 
生産量

 EUは、2006/07年度以降の砂糖制度改革による生産割当数量の削減に伴い減少、インドも、2008/09年度において穀物価格の高騰を背景に、さとうきびから穀物への作付転換が行われ、さとうきび作付面積が減少したことや、主産地であるウッタルプラディッシュ州における干ばつ、中央政府の価格政策の影響などにより大幅に減少した。一方、ブラジルは、世界各国の需要の増加を反映して増加し、世界砂糖生産に占めるシェアが23%へ拡大。

消費量

 世界の砂糖の消費量は、世界の人口増加などにより、過去10年間において増加傾向で推移した。中でも最大の消費国インドが、人口および所得の増加に伴い大幅に増加し、インドに次ぐ消費国である中国も、炭酸飲料、菓子など国内需要の拡大に伴い増加。
 
 
輸入量

 最大の消費国であり、自給を基準とするインドが、生産量の大幅な減少を受けて最大の砂糖輸入国となり、また、ロシア、パキスタンなどの輸入国の輸入量も増加。

輸出量

 EUが、2006/07年度からの砂糖制度改革により大幅に減少する一方、国際需要の増加などを背景に増産を図ったブラジルが増加し、総輸出量に占めるブラジルのシェアが大きく拡大。
 
 
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