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2.近年の国際砂糖需給構造の変化(2004/05⇒2009/10年度)

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最終更新日:2010年7月1日

2.近年の国際砂糖需給構造の変化(2004/05⇒2009/10年度)

2010年7月

調査情報部

 
 
生産量
 
 EUは、2006/07年度以降の砂糖制度改革による生産割当数量の削減に伴い減少、インドは、2008/09年度の穀物価格高騰を背景に、さとうきびから穀物への作付転換が行われたことに伴うさとうきび作付面積の減少、主産地における干ばつ、中央政府の価格政策の影響などにより大幅に減少したが、2009/10年度は冬季の天候が良好だったことなどにより、前年度よりも増加。一方、ブラジルは、世界各国の需要の増加を反映し、世界砂糖生産に占めるシェアが23%へ拡大。
 
消費量
 
世界の砂糖の消費量は、世界の人口増加などにより、過去10年間において増加傾向で推移した。中でも最大の消費国インドが、人口および所得の増加に伴い大幅に増加し、インドに次ぐ消費国である中国も、炭酸飲料、菓子など国内需要の拡大に伴い増加。
 
 
 
輸入量
 
 最大の消費国であり、自給を基本とするインドが、生産量の大幅な減少を受けて最大の砂糖輸入国となり、また、ロシア、パキスタンなどの輸入国の輸入量も増加。
 
輸出量
 
 EUが、2006/07年度からの砂糖制度改革により大幅に減少する一方、国際需要の増加などを背景に増産を図ったブラジルが増加し、総輸出量に占めるブラジルのシェアが大きく拡大。
 
 
 
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:情報課)
Tel:03-3583-8713