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3. 国際価格動向

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最終更新日:2010年12月28日

2011年1月

調査情報部

ニューヨーク粗糖相場の動き(11/1〜12/15)
〜約30年ぶりの高値から急落するも、世界 需給のひっ迫で再び上昇基調〜

 ニューヨーク粗糖先物相場(期近3月限)は、11月初旬、各国の天候不順による需給ひっ迫や米国の金融緩和政策を反映したドル安を背景に上昇し、9日には1981年1月以来の高値となる1ポンド当たり33.11セントに達し、今年2月の高騰時の水準を上回った。その後12日にかけて、世界第2位の生産国インドの豊作見通しや中国の金融引き締め観測、EUの財政問題を受け相場は急落したものの、月後半はインドネシア、中国など輸入国の需要が旺盛なことや、インドの主産地で降雨により収穫が遅れ、輸出計画の不透明感が強まったことから、同26セントを上回る水準で推移した。

 12月に入ると、世界第3位の輸出国豪州で大雨の影響により生産量が下方修正されたほか、今年度の収穫が終了しつつある主要消費国ロシアで、夏季の干ばつによる減産で輸入需要の増加が見込まれるなど、世界需給のひっ迫感が依然強く、相場は再び上昇傾向で推移し、15日には同31.11セントと、11月初旬の高値水準を回復した。
図5 ニューヨーク粗糖相場
図6 ニューヨーク粗糖現物相場
図7 ニューヨーク粗糖月平均
図8 レアル/ドルレート
図9 アイオワ州エタノール価格
図10 原油価格
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:情報課)
Tel:03-3583-8713