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カナダ砂糖産業の最近の情勢

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最終更新日:2011年12月9日

カナダ砂糖産業の最近の情勢

2011年12月

調査情報部
 

【要約】

・カナダは年間160万トンの砂糖を供給しているが、その9割を精製糖が占める。

・てん菜を国内で栽培し砂糖を生産しているものの、有効な支援策がないことなどから、生産は年々減少傾向。

・輸入粗糖からの精製糖生産は効率的な生産体制を確立しているが、近年、大手需要先の海外移転や異性化糖の利用拡大などが進んでおり、砂糖需要の減退が懸念されるところ。

・砂糖の国境措置については、2010年11月、EUからの輸入砂糖に対するアンチダンピング課税の取り止めを決定。

・北米自由協定の(NAFTA)の下、米・メキシコ間の砂糖関税が撤廃されたことから、メキシコから米国への砂糖輸出が増加傾向。今後、米国内の砂糖価格が下がるようなことになれば、カナダの砂糖産業への影響も出てくる可能性。

はじめに

 カナダは自国でてん菜を栽培し砂糖を生産しているものの、毎年大量の粗糖を輸入しており、国内で消費される砂糖のほとんどを海外に依存している。国内の砂糖消費は堅調に推移していたが、砂糖に代わる異性化糖の需要拡大や国内産砂糖の大口需要先であった企業の移転などにより、近年は減少傾向で推移している。

 こうした同国における砂糖の需給動向および砂糖産業の最近の情勢について、英国の調査会社LMC International Ltdからの報告をもとにとりまとめたので紹介する。

1 砂糖需給および価格の推移

(1)需給の推移

 カナダにおける砂糖の需給構造は、供給のほとんどを輸入粗糖に依存していることが特徴である。年ごとに変動はあるものの、最近5年間では供給の約9割を輸入で賄っている。

 てん菜糖の生産量は1994/95年度(10月〜翌9月)の17万トンをピークに、ここ20年間緩やかな減少傾向で推移しており、2010/11年度は9万トン程度と予測されている。減産の要因はてん菜生産を保護・振興する有用な政策がなく、作付面積が減少していることにある。

 消費量は、上昇傾向で推移してきたが、砂糖と競合する異性化糖の利用拡大などから、2003/04年度をピークに減少傾向で推移している。また、消費の大部分を輸入で補っていることから、輸入量も消費量と同様の傾向で推移している。(図1、表1)
 
 
(2)砂糖価格の推移

 カナダの砂糖価格は、輸入の自由化と価格支持政策がないことなどから国際価格と連動している。最近10年間のカナダの精製糖卸売価格を見てみると、右肩上がりで上昇している事が分かる(図2)。

 特に、2008年以降、EUの砂糖制度改革により砂糖輸出国であったEU諸国が輸入国に転じたことから、国際砂糖需給がひっ迫し、卸売価格は急激な上昇を始めた。現在においても、新興国の需要増大や主要生産国であるブラジルの生産量減少見込みなどにより国際需給のひっ迫感が強く、卸売価格は高止まりしている。

 カナダ向けの輸入粗糖価格も上昇傾向にあるが、精製糖の上がり幅より緩やかに推移していることから、製糖業者は最近2年間でより高い利益を確保しているものと考えられる。

 なお、カナダの精製糖は契約に基づき販売され、その卸売価格に関するデータは入手できないため、本稿では米国からの精製糖輸入価格を精製糖卸売価格とみなして使用している。
 
 

2 生産、消費、輸入の現状:最近の情勢

(1)生産

 カナダにおける砂糖生産は、国内産てん菜糖と輸入粗糖を原料とした精製糖に分類される。砂糖供給の大部分は輸入粗糖を原料とした精製糖が占めており、高品質の砂糖として主に国内市場向けに流通している。

 国内産てん菜糖は総供給量の約6%とわずかである。国内産てん菜は主にアルバータ州の南部において栽培され、この地区には600以上の農家が存在している。また、米国ミシガン州への輸出用としてオンタリオ州において小規模のてん菜が栽培が行われている。この他、マニトバ州においてもてん菜が栽培されていたが、同州にあるてん菜糖工場が閉鎖されたため、てん菜生産も終了した。
 
 
(2)消費

 砂糖消費量は近年減少傾向で推移している。その理由としては、砂糖から異性化糖への切り替えが進展していることに加えて、砂糖の大口需要先であったハーシーズやクラフトなどの企業が安い労働力を求めてメキシコに移転したことなどが挙げられる。

 なお、砂糖の種類別消費量については、グラニュー糖が6〜7割、液糖が約2割、粉砂糖やブラウンシュガーなどが残りを占めている。


(3)輸入

 粗糖の最大の輸入先国はブラジルである。2009年において輸入粗糖の84%をブラジルから輸入した。2003年の国別輸入シェアは、ブラジルは50%、次いで豪州は26%となっていたが、豪州の砂糖生産が減少したことから、2004年以降ブラジルからの輸入が大部分を占めるようになった。

 また、白糖の輸入は全体の4%弱であり、主な輸入先はコロンビアや米国である。
 
 

3 砂糖産業の概要:関連企業の概要、生産者と企業の関係

(1)砂糖関連企業の概要

 カナダには砂糖製造企業が2社存在し、てん菜糖工場1工場、精製糖工場3工場が稼働している。各企業の概要は以下のとおりである。

ランティック社(Lantic Inc.)

 2008年、国内唯一のてん菜糖工場を運営していたロジャース・シュガー社と、精製糖工場を運営していたランティック・シュガー社が合併し、ランティック社を設立した。同社はてん菜糖工場(1工場)と精製糖工場(2工場)を運営している。

 てん菜糖工場はテイバー(アルバータ州)にあり、一日6000トンのてん菜処理能力を有している。なお、現在も同社生産の砂糖はロジャーズのブランドで販売されている。  また、同社はカナダの東(モントリオール、ケベック州)と西(バンクーバー、ブリティッシュコロンビア州)にそれぞれ1ヶ所精製糖工場を有している。工場の1日当たりの溶糖能力(dairy melting capacity)は、モントリオールの工場が1800トン、バンクーバーの工場が1000トンである。

レッドパス・シュガー社(Redpath Sugar Ltd. )

 レッドパス・シュガー社はトロント、オンタリオ州にカナダ最大の精製糖工場を有している。工場の一日当たり溶糖能力は2160トン。なお、同社はアメリカの大手製糖企業であるアメリカン・シュガーリファイニング社(American Sugar Refining Inc.)の子会社である。

 なお、カナダにおける砂糖の市場シェアは、ランティック社が約55%、レッドパス社が残りの45%となっている。
(2)生産者と企業との関係

 カナダにおける砂糖生産は生産者と企業との契約に基づいて行われていることが特徴であり、生産者は毎年ランティック社と契約を結んでいる。生産者への支払いは、毎年改定される基本額がベースで、一定のしょ糖含有率を越えたものはプレミアムが支払われることとなる(表3)。

 また、生産者へ支払われる基本額およびプレミアムの総額については、輸入粗糖の価格および工場の最終的な収益(販売額など)に基づく収益分配方式が採られる。  砂糖生産は南アルバータに集中しており、同地区のてん菜生産者を代表する組織としてアルバータ砂糖生産者協会がある。この団体は生産者を代表して毎年ランティック社と契約に係る交渉を行うほか、独自で融資制度などを有し生産者に資金の貸付など生産支援を図っている。

 なお、ランティック社は工場が設置される地方のコミュニティを支援しており、2008年から2010年の間、学校、病院、美術館に50万カナダ・ドル(約4千万円、1カナダ・ドル=79.82円)以上の寄付を行っている。

4 カナダ砂糖産業の生産性

(1)てん菜糖生産の生産性・コストの国際比較

 1) てん菜糖産業の生産性

 てん菜の単収は1ヘクタール当たり50〜60トンであり、主要な砂糖生産国と比べれば低いものの、カナダの冷涼な気候はてん菜のしょ糖含有率を高め、歩留まりが高くなることが特徴である。  また、カナダのてん菜糖工場の1日当たり処理能力は主要国の約6割程度に留まることから、大量生産による生産コスト低減などスケールメリットを発揮するには難しい状況にある。最近では国内てん菜の生産が減少していることから、工場の操業期間が100日にも満たない状態が続いており、稼働率の低下も問題となっている。
2) てん菜糖産業のコスト比較

 てん菜の生産コストについて国際競争力を比較したところ、生産段階においては機械化が進み省力化されているため、労働賃金は世界平均比48%安となっている。しかし、機械購入費などが嵩むため、生産段階の最終コストは同8%高となっている。

 また、てん菜糖製造段階においては、カナダの生産コストは世界平均比83%高となっている。これはてん菜生産の落ち込みにより工場稼働率が低下し、1トン当たりの砂糖生産における機械購入費が上昇したことが要因である。また、製造段階における労働賃金も世界平均より高い傾向にあり、最終的なてん菜糖生産コストは同35%高となり、カナダの国際競争力は低いことが明らかとなっている。
(2)輸入粗糖からの糖精製

 輸入粗糖からの糖精製に関しては、カナダは糖度が高いVHP(Very High Polalization)粗糖を輸入しているため、製造コストを低く抑えることに成功している。また、工場の燃料に天然ガスを用いていることもコストを抑える要因となっている。今後は、異性化糖の利用拡大や実需者(ハーシーズやクラフト)の国外移転により砂糖需要が減退する中、いかに工場の稼働率を維持するかが課題として挙げられている。

5 砂糖と競合する異性化糖の進展

(1)異性化糖の生産と消費の推移

 カナダにはカスコ社(Casco)という異性化糖の企業が1社存在する。同社はオンタリオに3ヶ所の工場を有し、カナダ国内および米国などに異性化糖を供給している。国際砂糖価格が低水準の間は、砂糖はカナダ国内において甘味料として主要な地位を確保していたが、価格が高くなるにつれて、ユーザーは競合関係にある異性化糖にシフトした。現在、カナダにおける液体甘味料の60〜65%は異性化糖により供給されているといわれている。さらに、2004年以降、砂糖が国際価格の上昇に伴い競争性を失うにつれて、異性化糖はシェアを伸ばしてきている。


(2)異性化糖の輸出入の状況

 カナダは伝統的に異性化糖の純輸出国であるが、輸入も積極的に行っている。その貿易相手として最も取扱量の大きい国は米国である。量的に見れば、カナダは異性化糖について自給が可能であるが、工場の地理的関係から、米国の北東部に輸出をしやすい環境にある。一方、米国の異性化糖工場も中西部に位置しており、カナダのプレーリーやブリティッシュコロンビアに輸出しやすい位置である。このような地理的環境から、カナダと米国は相互に異性化糖の輸出入を行っている。

 なお、米国から輸入される異性化糖の内訳では、主にソフトドリンク工場で使用されるHFCS55(果糖分55%もの)の割合が最も大きい。

6 砂糖制度の概要

 カナダの砂糖制度に生産調整、価格支持政策などの国内対策はない。また、輸入粗糖に低水準の関税を課すなど比較的自由な貿易政策をとっている。砂糖制度の概要は以下の通りである。


(1)砂糖の関税措置

 カナダは白糖および粗糖に対して関税を課している。白糖(関税コード1701.99)の関税は、1トン当たり30.86カナダ・ドル(約2500円)、粗糖(関税コード1701.11.10〜60)の関税は、1トン当たり22.05〜24.69カナダ・ドル(約1800円〜2000円)が課せられている。国内の精製糖業者に配慮し、関税は粗糖の方が白糖より低くなっている。

 白糖の関税については、コスタリカとのFTAに基づき、同国に対して、2004年の2万トンから始まり2014年には4万トンとなる優先的な市場アクセス(低い関税率の適用)を付与している。2015年以降は、コスタリカ産白糖の関税は撤廃されることとなっている。なお、カナダは現在、グアテマラ、ホンジュラス、ニカラグア、エルサルバドルとFTA交渉を行っている。

 また、精製糖用粗糖については、一般特恵関税諸国(ブラジル、コロンビア、コスタリカ、キューバ、ドミニカ共和国、エルサルバドル、グアテマラ、メキシコ、ニカラグア、フィリピン、タイ)から輸入されるものは無税とされている。この措置は1995年より始まり2014年まで続くこととなっている。
(2)アンチダンピング措置

 米国およびEUの砂糖制度は、歴史的にてん菜生産者の再生産をカバーするように設計された手厚いものとなっており、生産コストを下回る価格での砂糖輸出が可能な状態であった。

 米国やEU産の安価な白糖がカナダへ輸入されたことから、国内のてん菜糖、精製糖生産は大きな被害を受けることとなった。このため、カナダ政府は1995年、これらの白糖に対してアンチダンピング課税を措置した。その後、米国からの白糖輸入は急速に減少し、1995年の10万8000トンから2010年の8000トンまで落ち込むこととなった。

 アンチダンピング課税に関する規則は、カナダ国際貿易裁定委員会(Canadian International Trade Tribunal)において、1995年以降5年ごとに見直しされることになっている。2010年11月、アンチダンピング課税が適用されている米国やEU産の砂糖について同委員会において検討が行われ、米国に対するアンチダンピング課税を継続とし、EU(英国、オランダ、ドイツ、デンマーク)産は継続しないことが決定された。これは、EUの砂糖政策の改革により、同地域では白糖の輸出余力がないと判断されたことが理由である。なお、同委員会における次の見直しは2015年に予定されている。


(3)米国への市場アクセス

 カナダは米国市場における砂糖および砂糖調製品(Sugar containing products)に関して、関税割当の下、優先的な市場アクセスを得ている。


砂糖:
 白糖に対する関税割当については、アメリカ通商代表部(USTR)は粗糖ベースで1万300トンの白糖無税枠をカナダに割り当てている。なお、対象となる白糖はカナダ国内のてん菜と限定されている。また、米国は先着順で7090トンの白糖輸入枠を設けているが、カナダは米国に隣接し米国市場にアクセスしやすいことから、この枠を獲得する場合が多い。


加糖調製品:
 関税割当の下、カナダは以下の加糖調製品を無税で米国へ輸出している。

 1) 乾燥砂糖の重量が10%以上のもの  6万4709トンの割当があり、カナダにはこのうち92%にあたる5万9250トンの無税枠が割り当てられている。
 2) ココアパウダー  乾燥砂糖重量が10%以上のココアパウダーについて、2313トンの割当がある。カナダがこの割当の下で米国へ輸出する場合は無税となる。
 3) ベーカリーミックス、パン生地  乾燥砂糖重量が10%以上のベーカリーミックス、パン生地について5398トンの割当がある。カナダがこの割当の下で米国へ輸出する場合は無税となる。
 4) 香辛料、調味料  乾燥砂糖重量が10%以上香辛料及調味料について689トンの割当がある。カナダがこの割当の下で米国へ輸出する場合は無税となる。


(4)国内支援策

 砂糖特有の対策はなく、品目横断的な農家支援策として、アグリインベスト、アグリスタビリティが措置されている。

アグリインベスト
 生産者と政府でそれぞれ一定の金額を口座に積み立てる制度。毎年、生産者は作物純販売額の1.5%の金額を口座に積み立て、政府(連邦政府、州政府、地域の行政府)も同額の金額を拠出するものとなっている。少額の収入下落等に際して、生産者が自由に口座から積立金を引出すことができるものである。

アグリスタビリティ
 販売価格が大きく落ち込んだ時に農家に一定の所得を補償する保険制度。毎年、生産者は保険料を支払う。販売所得が5年間のうちの過去3年間平均の85%を下回った場合、所得補償を受けられる仕組みとなっている。

7 カナダの砂糖産業の問題点

 カナダの砂糖産業について、国内および海外関係における問題として、以下の点が挙げられる。


(1)国内砂糖需要の減退

 大手需要先の海外移転や異性化糖への需要シフトなどにより国内の砂糖需要が減退傾向にある。カナダの砂糖産業としては、需要を喚起するための消費拡大対策の強化や、砂糖の高付加価値化など収益性の向上に関するさらなる取り組みが求められている。


(2)メキシコ産砂糖の米国市場への進出

 2008年1月、NAFTAの下、米国とメキシコとの砂糖関税が撤廃され、これを契機にメキシコから米国への砂糖輸出が増加している。今後、メキシコの砂糖輸出が米国の砂糖価格の下げ要素になるようであれば、カナダ砂糖産業にも影響を及ぼしてくることが推測される。北米全体の砂糖需給を見通すに当たって、メキシコの動向を把握することが、ますます重要となってきている。

8.おわりに

 カナダの砂糖産業は、政府が比較的自由な貿易政策をとってきたことから、早くから国際競争にさらされてきた歴史を持っているといえよう。その結果、国際的に生産性の低いてん菜糖生産は縮小傾向をたどる一方で、VHP粗糖などを活用した効率的生産体系を実現している精製糖生産は維持されてきたものと考えられる。

 しかし、カナダの砂糖産業は国際的に開かれてきたといっても、輸入白糖に対する関税やアンチダンピング課税などの国境措置によって保護されてきたという側面もある。

 カナダが、米国など砂糖生産について余力のある国と白糖に対する関税撤廃を含む貿易協定を結ぶようなことになれば、砂糖産業への打撃は避けられないことになるであろう。しかしながら一方で、自由貿易を通じた海外市場アクセスの改善は、これまで国内需要を中心としたカナダ砂糖産業にとって、輸出を拡大する機会と捉える見方もある。いずれにしても、カナダの砂糖産業に影響を与える貿易交渉については、その動向に注目すべきである。

 また、EUとの関係では、2010年11月、カナダ国際貿易裁定委員会においてEU白糖に対するアンチダンピング課税を継続しないとされたところである。当面、EUから白糖が入ってくる可能性は低いが、現在、EUは新たな砂糖政策を検討中であり、今後の方向性いかんによっては、カナダ砂糖産業への影響も予想される。今後のEUの砂糖政策および需給状況については、カナダの砂糖産業への影響という観点からも注視する必要があろう。

【コラム】メイプルシロップ生産の現状

1.生産

 メイプルシロップの生産は北米の北東エリアに集中している。2006年におけるメイプルシロップの世界の生産は4万990トンであり、カナダはそのうちの87%を生産するなど世界最大の生産国となっている。なお、残りのほとんどは米国で生産されている。

 カナダにおけるメイプルシロップの生産はケベック州に集中しており、国内生産の91.3%を生産している。次に、ニューブランズウィック州(4.3%)、オンタリオ州(4.0%)、ノバスコシア州(0.4%)と続いている。
 
 
 カナダにおけるメイプルシロップの生産は、装置の近代化、生産技術の改善などにより増加傾向にある。生産は、この20年間で2倍、最近5年間で15%の伸びを示している。
 
 
 カナダにおけるメイプルシロップの生産は、装置の近代化、生産技術の改善などにより増加傾向にある。生産は、この20年間で2倍、最近5年間で15%の伸びを示している。
 
 
2.消費

 メイプルシロップベースでのメイプルシロップ製品の1人当たり2005年消費量は、前年の0.29kgから10%減少し0.26kgとなった。メイプルシロップの国内消費量は8400トンであり、2005年生産量の23%を国内で消費していることになる。


3.貿易

 世界最大のメイプルシロップの生産地であるカナダは純輸出国である。カナダからのメイプルシロップの輸出は最近5年間では比較的安定している。しかし、最近10年間でみると、2000年の2万5千トンから2011年の3万3千トンと80%の増加を示している。カナダから輸出されるメイプルシロップのうち、80%は北米市場に、15%はヨーロッパ市場に出回っている。


4.流通

 メイプルシロップは2つのネットワークを通じて販売されている。

1)小規模単位:小売店、消費者への直接販売
 小規模単位であるが、生産者は直接、消費者、小売店などにメイプルシロップを販売している。

2)大規模単位:バルクでの大規模実需者への販売
 ケベックにおける生産量の約85%はバルクの状態でバイヤー、輸出業者に販売され、各種食品に活用されている。なお、これらの商品は、国内外の食品店、スーパーマーケットにおいて販売される。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-8713



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