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5. 日本の主要輸入先国の動向

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最終更新日:2013年3月11日

5. 日本の主要輸入先国の動向

2013年3月

調査情報部
 

 2012年における砂糖輸入量のうち、甘しゃ糖・分みつ糖(HSコード1701.14−110)は140万3067トンと、全体の97.7%を占める。そのうち、タイ(58.5%)、豪州(33.7%)、南アフリカ(2.1%)と、この3カ国で94.3%を占める。(財務省「貿易統計」)

タイ

 
【生産見通し】
砂糖生産量は前年度比7.2%減の見込み


 2月21日までのタイ全体のさとうきび収穫量は6736万トンと、前年同期を7.5%上回っている。これは、今年度北部のウタイターニー県および東北部のルーイ県で新たに工場3基が稼働を開始し、1日当たりのさとうきび処理能力が6万6000トン拡大したことを受けたものである。ただ、同日までの砂糖生産量は659万トン(粗糖換算)と、前年同期をわずか0.8%上回る水準にとどまっている。これは、株出し回数の増加などの影響を受け、さとうきびの糖度が前年度に比べ低下しているためである。また、さとうきび生産地の北部、東北部、中部で昨年6〜8月の降雨量が不足し、単収が前年度を下回っていることから、今年度のさとうきび生産量は前年度比4.6%減の9347万トンと見込まれている。さとうきびの減産と糖度の低下を受け、砂糖生産量は1006万トン(粗糖換算、前年度比7.2%減)に減少の見通しとなっている。
 
【貿易・政策動向等】
輸出量は前年度比9.8%減の見通し


 2012/13年度の砂糖消費量は304万トン(粗糖換算、同3.2%増)と、前年度からやや増加の見通しとなっている。減産見込みを受け、輸出量は702万トン(粗糖換算、同9.8%減)に減少すると予測されている。2012年12月の粗糖・白糖輸出量は前年同月比27.7%減の25万トンとなり、主要輸出先は日本、インドネシア、カンボジアなどのアジア諸国であった。

資料:LMC “Monthly Sugar Report, February 2013”
 

豪州

 
【生産見通し】
砂糖生産量は3年ぶりに400万トン上回る


 2012/13砂糖年度(7月〜翌6月)の生産は12月中旬に終了した。今年度のさとうきび生産量は、収穫面積と単収の増加を背景に3040万トン(前年度比8.7%増)に増加したとみられている。さらに糖度も上昇したため、砂糖生産量は435万トン(粗糖換算、同15.3%増)と、3年ぶりに400万トンを上回ると見込まれている。

 1月下旬に発生したサイクロン「オズワルド」は、主産地クイーンズランド州に大雨、洪水の被害をもたらした。最も被害を受けたのは同州南部のブンダバーグであり、3日間の降雨量は1月の平均降雨量の3倍にも達した。ただ、今回の洪水は2011/12年度の生産に被害を与えた2010年12月の洪水および翌年2月のサイクロン「ヤシ」とは状況が異なる。今回の洪水発生は前回と比べ1カ月遅く、来年度に収穫されるさとうきびの生育が進んでいたこと、また、洪水発生前の天候が乾燥傾向であったことから洪水による被害は前回に比べ少ないと見込まれている。ただ、強風によるさとうきびの倒伏が単収の低下や収穫遅延の原因となることも懸念されるため、今後の動向が注目される。
 
【貿易・政策動向等】
輸出量は前年度から大幅増加の見通し


 2012/13年度の砂糖消費量は前年度からわずかに増加し、105万トン(粗糖換算、前年度比1.3%増)と予測されている。輸出量は、増産見込みを受け、前年度から大幅増加の334万トン(粗糖換算、同22.7%増)とみられている。

資料:LMC “Monthly Sugar Report, February 2013”
 

南アフリカ

 
【生産見通し】
砂糖生産量は前年度比6.3%増の見込み


 2012/13砂糖年度(4月〜翌3月)の生産は終了した。今年度のさとうきび生産量は、単収の下方修正を受け、前月予測を24万トン下回る1728万トン(前年度比2.8%増)と見込まれている。これを受け、砂糖生産量は211万トン(粗糖換算、同6.3%増)と、前月予測から4万トン下方修正された。年度開始当初は、今年度の砂糖生産は干ばつ被害を受けた前年度から大幅に増加すると見込まれていたものの、悪天候などの影響により生産量予測はたびたび下方修正され、前年度比の増加幅は縮小した。

 2013/14年度に収穫予定のさとうきびの生育は、現時点では十分な降雨により良好な状態にあることから、単収の増加が見込まれている。さとうきびの増産により、砂糖生産量も今年度から増加の見通しとなっている。
 
【貿易・政策動向等】
輸出量は40万トンに増加するも依然低水準


 2012/13年度の砂糖消費量は前年度からわずかに増加し、192万トン(粗糖換算、前年度比2.0%増)と見込まれている。輸出量は40万トン(粗糖換算、同52.5%増)に増加すると予測されているものの、2009/10年度以前と比べると、依然として低水準である。2012年12月における粗糖・白糖輸出量は前年同月比2.1倍の2万3000トンとなり、主要輸出先はナミビア、モザンビーク、ジンバブエであった。

資料:LMC “Monthly Sugar Report, February 2013”
 
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-8713



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