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2. 国際価格の動向

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最終更新日:2015年8月10日

2. 国際価格の動向

2015年8月

ニューヨーク粗糖相場の動き(6/1〜7/17)
〜およそ6年半ぶりの低価格を記録し、11〜12セント台で軟調に推移〜
 
 ニューヨーク粗糖先物相場(期近7月限)は、レアルの対ドルでの上伸や、エルニーニョ現象の作物への影響に対する懸念から、6月上旬は1ポンド当たり12セント台で弱含みに推移していたが、世界的な供給過剰を背景に、19日には同11.12セントと、およそ6年半ぶりの低価格水準にまで落ち込んだ。その後、相場は持ち直し、30日に同12.28セントで納会した。

 新たに中心限となる期近(10月限)については、7月9日に同11.90セントに値を下げたものの、国際砂糖機関(ISO)が2015年以降の国際市場の砂糖需給が逼迫するとの予測を発表したことや、ブラジル産サトウキビのエタノール仕向け量の増加やタイの天候不順などが相場の押し上げ材料となり、14日には同12.64セントとなった。しかし、タイの主要輸出先国であるインドネシアの輸入枠が市場予想を下回ったことやドル高が進んだことにより、再び12セント台を割り込み、17日には同11.96セントとなった。
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