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地域だより

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最終更新日:2015年10月22日

平成27年度砂糖の出前講座を藤女子大学で開催

2015年10月

札幌事務所 所長 石井 稔

 当機構では、砂糖の価格調整制度の周知・浸透を図る取り組みとして、砂糖について「より詳しく知りたい」と関心を寄せる大学や消費者団体などに当機構の職員が出向いて講義などを行う「砂糖の出前講座」を実施している。

 平成27年10月15日(木)〜16日(金)に北海道石狩市の藤女子大学人間生活学部において食物栄養学を専攻し、専門的な知識を習得している学生75名を対象に出前講座を開講した。

 本講座では、当機構特産調整部の前田昌宏課長補佐が砂糖の価格調整制度の概要を説明するとともに、外部講師としてお招きした精糖工業会アドバイザー斎藤祥治農学博士による「砂糖の知識」を内容とする講義およびワークショップを行った。

日本の砂糖を支える仕組み 〜砂糖の価格調整制度について〜

 前田課長補佐から、スライドやパンフレットを使い、 1)てん菜、さとうきびの生産は、地域経済・雇用の確保など重要な位置付けであること、 2)わが国の原料作物の生産条件、工場の立地条件などにより、主要な輸出国と大幅な価格差が存在していること、 3)国内産糖の生産を確保し、また、砂糖を安定的な価格で供給するために、砂糖の価格調整制度があることなどについて、学生に対し分かりやすく説明を行った。

 講座終了後、学生に対しアンケートを実施したが、「日頃砂糖のことを深く考えたことがなかったが、国民にとって砂糖の価格調整制度が重要であることを認識した」などの回答が寄せられ、価格調整制度に対する知識の浸透が図られたと推察される。
 

砂糖の知識に関する講義 〜べっこう飴を作る〜

ー加熱による砂糖の物性を観察するー
 斎藤氏から「砂糖について」と題しての講義が行われ、甘味資源作物の特性、砂糖の化学や機能性などについても幅広く解説した。
 
 講義の後、実習が開催され、加熱による砂糖の物性変化を学んだ。砂糖(グラニュー糖250グラム)に一定の水を加えた後、攪?しながら加熱し、最終的にべっこう飴になるまでに砂糖の物性がどのように変化していくか、実験を行った。同時に、顕微鏡を用いて「フォンダン」(注1)が微細な砂糖の結晶体であることや「べっこう飴」(注2)が結晶構造を持たない物質であることを観察した。

(注1) 砂糖を107℃から115℃まで煮詰めると細かく泡立ち、冷めると白くなる。
(注2) 砂糖を165℃まで煮詰めた茶褐色の香ばしい状態。
 
 
 受講生からは、「てん菜が北海道で生産され、わが国の砂糖の生産が、砂糖の価格調整制度によって支えられていることを初めて知った」との価格調整制度に対する理解が図られた意見が出されたほか、「砂糖について講義を受講したあと、べっこう飴を作ることができたため、砂糖に対する一層の知識が広がった」などの感想が寄せられた。

 受講生の方々が将来、管理栄養士や栄養教諭などの職業に就いた際には、今回の出前講座で紹介した砂糖の価格調整制度や砂糖の正しい知識について、消費者や児童、生徒に対してさらに波及していただくことを期待したい。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-8713



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