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2.国際価格の動向

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最終更新日:2015年12月10日

2.国際価格の動向

2015年12月

ニューヨーク粗糖相場の動き(10/1〜11/20)
〜10月は上昇傾向、11月は反発と反落を繰り返して推移〜
 
 ニューヨーク粗糖先物相場(期近3月限)は、先月から上昇基調が続き、10月1日に1ポンド当たり13.26セントと約4カ月半ぶりに13セント台に値を乗せた。その後も、ブラジルのガソリン価格上昇を受けて、サトウキビを原料とするエタノール需要の拡大観測や降雨による収穫の遅れを強材料に、9日には同14.34セントの高値を付けた。13日は同13.83セントと一時的に14セント台を割り込んだが、すぐに値を戻し、その後も14セント台で推移し、28日には同14.65セントの値を付けた。

 11月に入ると、ブラジル中南部の降雨の影響で、産糖量の低水準見通しが押し上げ材料となり、3日に同15.49セントと約9カ月ぶりの高値を付けた。

 しかし、ブラジルの天候回復予報を受け、9日には一時的に同13.99セントと大幅安となったが、その後は再び14セント台を推移し、16日には同15.18セントの値を付けた。

 18日は、インド政府によるサトウキビ生産者への補助金支給検討の報道を受け、同14.47セントまで下がったが、20日には、ブラジル通貨レアルが強含んだことやインドの生産量が予想を下回るとの見通しから、同15.30セントと続伸した。
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