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3. 国際価格の動向

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最終更新日:2016年1月8日

3. 国際価格の動向

2016年1月

ニューヨーク粗糖相場の動き(11/2〜12/18)
〜約9カ月ぶりの高値を付けるも、12月は下げ基調に転じる〜
 
 ニューヨーク粗糖先物相場(期近3月限)は、ブラジル中南部の降雨の影響による産糖量の低下見通しが押し上げ材料となり、11月3日に1ポンド当たり15.49セントと約9カ月ぶりの高値を付けた。しかし、ブラジルの天候回復予報を受け、9日には一時的に同13.99セントと大幅安となったが、その後は再び14セント台を推移し、16日には同15.18セントの値を付けた。20日には、ブラジル通貨レアルが強含んだことやインドの生産量が予想を下回るとの見通しから、同15.30セントと続伸した。 しかし、インドの新たな輸出促進政策の詳細発表が11月中旬とみられていたことから、インドの輸出増予想が圧迫材料となり、25日は同14.91セントまで値を下げ、30日は同14.93セントにて取引が終了した。

 12月に入ると、一転して相場は急反発し、1日は同15.44セントと再び15セント台に値を乗せた。ブラジル降雨の継続予報に加え、南アフリカや豪州の干ばつ懸念が、押し上げ材料となった。

 3日に同15.58セントと値を伸ばすも、前述の懸念材料に加え、原油先物相場下落の影響から、10日は同14.55セントと大幅に値を下げた。その後、徐々に回復し18日は同15.10セントとなった。
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