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2. 国際価格の動向

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最終更新日:2016年9月9日

2. 国際価格の動向

2016年9月

ニューヨーク粗糖相場の動き(7/1〜8/19)
〜3年半ぶりの高値を記録後、反発と反落を繰り返して推移〜

 
 
 ニューヨーク粗糖先物相場(期近10月限)は、ブラジルサトウキビ産業協会(UNICA)が発表したブラジル中南部地域の6月前半のサトウキビ圧搾量が予想を下回ったことから、7月5日におよそ3年半ぶりの高値水準となる1ポンド当たり20.87セントを付けた。しかし、同国の天候回復によりサトウキビの収穫作業と砂糖の荷積み作業が順調に進んだことが圧迫材料となり、8日には同19.57セントとなった。11日には反発して同20.28セントの値を付けるも、その後は同国で好天が続いたことを受けて横ばいで推移し、20日は同19.28セントとなった。国際砂糖需給のひっ迫感に支えられ、25日は同19.89セントとなるも、原油価格の下落などに引きずられ、28日は同18.80セントまで値を下げた。

 8月に入ると、ブラジル主産地での降雨予測により収穫作業の遅れが予想されたことなどが押し上げ要因となり、8日には同20.55セントまで上伸した。その後、同国通貨レアルの対米ドル為替レートの下落が予想され、売りの動きが加速したことから、11日は同19.60セントに値を下げるも、米ドル安に伴い、16日には同20.26セントとなった。ブラジル国家食糧供給公社(CONAB)が2016/17年度の砂糖の生産見通しを上方修正したことにより、19日は同19.77セントとなった。
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