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2. 国際価格の動向

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最終更新日:2017年8月10日

2. 国際価格の動向

2017年8月

ニューヨーク粗糖相場の動き(6/1〜7/20)
〜1ポンド当たり12.55セントまで下落するも、レアル高などから同14.50セントまで上昇〜
図2 ニューヨーク粗糖先物相場の動き
 ニューヨーク粗糖先物相場(期近7月限)の2017年6月の推移を見ると、2日には1ポンド当たり13.74セントに値を下げ、2016年2月以来の安値を更新した。その後、8日には同14.34セントまで戻したが、国際砂糖需給に緩和の見通しが強まったことや、ブラジルサトウキビ産業協会(UNICA)(注)が発表した同国中南部のサトウキビ圧搾実績の減少幅が、前月よりも縮小したことなどから、16日には同13.44セントまで落ち込むも、20日には小幅ながら反発し、同13.61セントとなった。しかし、同国中南部の順調なサトウキビ圧搾作業などから、28日には同12.55セントまで値を下げた。その後は、納会を控えて買いが加速したことから急反発し、30日には同13.68セントの値を付け、7月限は納会した。

 10月が限月となる7月に入ると、11日には、インドが砂糖の輸入関税を引き上げたことを受け、同13.44セントに下落したものの、ブラジル通貨レアルが米ドルに対し高値で推移したことに伴い、13日には同14.14セントに反発した。14日以降、ブラジルのサトウキビ生産地での霜害が懸念されたことなどから19日は同14.50セントの値を付け、20日は同14.41セントとなった。

(注)ブラジル全体の砂糖生産量の9割を占める中南部地域を区域としている団体。
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