砂糖 砂糖分野の各種業務の情報、情報誌「砂糖類情報」の記事、統計資料など

ホーム > 砂糖 > 砂糖の国際需給・需給レポート > 1. 世界の砂糖需給(2017年12月時点予測)

1. 世界の砂糖需給(2017年12月時点予測)

印刷ページ

最終更新日:2018年1月10日

1. 世界の砂糖需給(2017年12月時点予測)

2018年1月

図1 絵で見る世界の地域別の砂糖需給(2017/18年度予測値)
 英国の調査会社Agra CEAS Consulting(農産物の需給などを調査する英国の大手民間調査会社)の2017年12月現在の予測によると(以下、特段の断りがない限り同予測に基づく記述)、2017/18砂糖年度(10月〜翌9月)の世界の砂糖生産量は、1億9140万トン(粗糖換算〈以下、特段の断りがない限り砂糖に係る数量は粗糖換算〉、前年度比7.3%増)とかなりの増加が見込まれている(表1)。これは、主にアジアやヨーロッパなどの主要地域で増加が見込まれているためである。特に、2017年9月末に生産割当が廃止されたEUは、前年度比12.6%増とかなりの増加が見込まれている。

 同年度の世界の砂糖消費量は、アフリカやアジアで、人口増加や経済成長に伴い堅調に推移することから、1億8424万トン(同2.2%増)と見込まれている。

 しかし、生産量は消費量を上回ると予想されることから、世界の砂糖需給は3年ぶりに緩和すると見込まれている。そのため、期末在庫率は前年度から2.0ポイント上昇し、39.7%と見込まれている。なお、地域別の砂糖需給は図1の通りとなっている。
表1 世界砂糖需給の推移
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-9272