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2. 国際価格の動向

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最終更新日:2019年11月11日

2. 国際価格の動向

2019年11月

ニューヨーク粗糖先物相場の動き(9/3〜10/15)
〜3月限は12セント後半でスタートするも、下げ圧力は継続〜
図2 ニューヨーク粗糖先物相場の働き
 ニューヨーク粗糖先物相場の2019年9月の推移を見ると(10月限(がつぎり))、3日は前月下旬からの下げ基調の流れを引きずり、1ポンド当たり11.19セント(注)の値を付けた。その後も、主要生産国であるタイやインドの天候不順による生産への影響が想定ほど深刻ではないとの見方が強まり、じりじりと値を下げる展開が続き、12日は同10.76セントと2018年9月以来の低水準となった。13日は5営業日ぶりに上昇し、同10.89セントの値を付け、週明けの16日も続伸し、同11.09セントまで値を戻した。しかし、17日は反落し、同10.94セントとなった。下旬に入ると、納会を控えて買い戻しが入ったこともあり、4営業日連続の上伸を経て25日は同11.80セントと11セント台後半まで回復した。26日は急伸した反動から値を下げ、同11.63セントの値を付けた後、翌日も続落し、同11.53セントとなった。10月限の納会となる30日は急反発し、同11.92セントとなった。

 10月(3月限)に入ると、1日は同12.88セントの値を付けた。積極的に買う材料がないこともあり、3日は同12.74セントまで下落した後、翌日の小幅な反発を挟んで、7日は同12.52セントまで値を下げた。その後は、全般的に様子見ムードが広がり、取引が低調であった結果、おおむね横ばいで推移し、15日は同12.59セントとなった。

(注)1ポンドは約453.6グラム、セントは1米ドルの100分の1。
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