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3. 国際価格の動向

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最終更新日:2020年7月10日

3. 国際価格の動向

2020年7月

ニューヨーク粗糖先物相場の動き(5/1〜6/15)
〜5月中旬に10セント台前半で推移も、徐々に上昇し12セント台へ移行〜
 
 ニューヨーク粗糖先物相場の2020年5月の推移を見ると(7月限(がつぎり))、1日は、原油価格の上昇(注1)とインドにおける砂糖の減産見通しに支えられ、1ポンド当たり10.97セント(注2)の値を付けた。4日は、2020/21年度の砂糖在庫が増加するとの観測から、同10.40セントまで急落したが、5日は原油価格の上昇によって反発し、同10.78セントまで値を戻した。6日は原油価格の落ち込みとレアル安(注3)が重しとなり、同10.27セントと下落した。その後数日間は横ばいで推移したが、11日はブラジルでの砂糖増産の動きを受けて、同10.12セントと下落が進行した。15日は原油価格が上昇したものの、記録的なレアル安が下げ要因となり、同10.38セントと下落した。その後は原油価格の上昇や、売られすぎの反動などから続伸し、20日は同11.19セントと約2カ月ぶりに11セント台に乗せた。21日は、COVID-19の流行によるブラジルの景気後退に対する懸念と、バイオエタノール需要の減少を受けて同10.98セントと下落し、22日は原油価格の下落が重しとなり続落した。27日は、前日に米国農務省海外農業局(USDA/FAS)が2020/21年度におけるインド産糖の増産を予測した影響で同10.80セントと下落したが、29日は原油価格の上昇に伴い同10.91セントまで値を戻した。

 6月1日は、ブラジルにおけるCOVID-19の感染者数の急増が砂糖生産や輸出に少なからず影響を及ぼす可能性があり、同11.00セントと値を上げた。その後4日間は原油価格の上昇やレアル相場の回復に伴い続伸し、5日は同12.02セントと約3カ月ぶりに12セント台の値を付けた。週明けの8日は、原油価格の下落を受けて同11.94セントまで値を下げたが、その後は上昇に転じ、10日は、ブラジルの製糖業者がエタノール生産量を増やすとの憶測が広まったことで同12.23セントの値を付けた。その後下落したものの、15日は原油価格の上昇に伴い同12.04セントと値を上げた。

(注1)一般に、原油価格が上昇すると、石油の代替(補填)燃料であるバイオエタノールの需要も上昇する。バイオエタノールの需要が上昇すると、その原料作物(サトウキビ、てん菜、トウモロコシ、キャッサバなど)のバイオエタノール生産への仕向けが増える一方、それらから生産される食品(サトウキビの場合は砂糖)の生産・供給が減ることが想定される。食品用途仕向けの度合いが小さくなるほど需給がひっ迫し、当該食品の価格を押し上げる方向に作用する。
(注2)1ポンドは約453.6グラム、セントは1米ドルの100分の1。
(注3)粗糖は米ドル建てで取引されるため、米ドルに対してレアルが安くなると、相対的にブラジル産粗糖の価格競争力が強まる。世界最大の砂糖輸出国ブラジルの輸出意欲が高まれば、需給の緩みにつながることから、価格を押し下げる方向に作用する。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-9272



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