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新年のごあいさつ

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最終更新日:2021年1月12日

新年のごあいさつ

2021年1月


独立行政法人農畜産業振興機構 理事長 佐藤 一雄
 謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
 alicの業務につきまして、旧年中は皆さまのご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

 また、砂糖類・でん粉情報は本号をもって創刊第100号を迎えることとなりました。これもひとえに皆さまのご支援の賜物と深く感謝いたします。

 昨年は、世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大により、社会のシステムや人々の生活に大きな影響をもたらした年となりました。わが国でも、東京オリンピック・パラリンピックの開催が延期されるなどさまざまな行事や社会活動の自粛を余儀なくされました。罹患(りかん)された方および関係者の皆さまには心よりお見舞い申し上げます。

 依然として甚大な影響をもたらしている新型コロナウイルス感染症ですが、わが国の農畜産業も大きな影響を受けました。昨年4月の緊急事態宣言発出後には、外出自粛、飲食店などの店舗休業、テレワークの進展、外国人の入国制限なども相まって、外食や業務用需要が減少し、農畜産物の生産者や関連事業者などに大きな影響を及ぼしました。

 こうした中、alicは、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う対策として、砂糖については、観光および業務用需要が低迷し、サトウキビやてん菜の生産者などへの交付金の財源となる輸入糖からの調整金収入が減少したことから、交付金の交付に影響を及ぼさないよう財源を措置しました。

 こうした諸情勢の変化に対応し、alicの使命である畜産物、野菜、砂糖・でん粉に係る生産者などの経営安定を図るための交付金の交付や農畜産物の安定供給を図るための需給調整・価格安定対策を、引き続き全力を挙げて遂行してまいる考えです。

 国内生産に目を向けますと、令和2年度のてん菜糖については、春作業は順調に推移し、その後も好天に恵まれ、平年を上回る産糖量が期待されています。甘しゃ糖については、サトウキビの収穫面積が前年を上回った一方、島によっては春先の少雨による干ばつ傾向や、8月から9月にかけて襲来した台風による被害が懸念されたものの、全体として生育はおおむね順調に推移し、産糖量は前年を上回るものと見込まれています。

 でん粉原料用ばれいしょについては、前年並みの作付面積となっており、ばれいしょでん粉についても前年並みの生産量と見通されています。かんしょでん粉については、サツマイモ基腐(もとぐされ)病のまん延により、生産量は前年を大幅に下回ることが懸念されています。

 他方、繁閑(はんかん)が激しい製糖工場やでん粉工場においては、働き方改革に対応した人員確保などに向けた具体的な取り組みと並行して、新型コロナウイルス感染症対策を講じなければならないという、非常に難しい対応を迫られています。

 また、需要の面では、他の甘味料との競合を背景に、特に砂糖において消費の減退が懸念されてきたところです。

 これらの諸課題に対し、関係機関との連携を図りながら、現場の声や具体的な事例、糖質に関連する知見などを含む多様な情報を収集し、課題解決の一助となる情報をお届けしてまいりたいと考えております。

 また、農畜産物をめぐる国内外の情勢が変化する中、現下の情勢では、海外での取材・調査が思うに任せない面もありますが、これまで蓄積したさまざまなツールやパイプを活用して、可能な限りニーズに即した内外の情報収集・提供に努めてまいります。海外を含めた農畜産物の需給・価格の動向、わが国の輸出可能性などについての情報を収集・分析した上で、これをホームページや情報誌などの刊行物、さらにはSNSも活用して幅広く発信することにより、農畜産物の生産・流通・消費についての理解の促進に向けて取り組む所存です。

 alicはこれからも、生きていく上でなくてはならない大切な「食」を支えていくために、農畜産業・関連産業に携わる方々を応援し、消費者の皆さまに農畜産物が安定的に届けられるよう努めてまいります。業務の実施に当たっては、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、さまざまな変革を行う必要があると思われますが、効率的かつ円滑な業務運営に努めてまいりますので、引き続きご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

 本年が皆さまにとって希望に満ちた明るい年となりますよう、そして新型コロナウイルス感染症の1日も早い収束と皆さまのご健康をご祈念申し上げて、新年のごあいさつといたします。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-9272



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