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砂糖類の国内需給

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最終更新日:2022年1月11日

砂糖類の国内需給

2022年1月

調査情報部

1. 需給見通し

 農林水産省は、「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」(昭和40年法律第109号)により、四半期ごとに砂糖および異性化糖の需給見通しを公表している。令和3年9月に「令和3砂糖年度における砂糖及び異性化糖の需給見通し(第1回)」を公表した(詳細は2021年11月号参照)。

令和3砂糖年度の見通し

表1

表2

表3

2. 輸入動向

【粗糖の輸入動向】
10月の輸入量は前年同月から大幅に減少
 
 財務省「貿易統計」によると、2021年10月の甘しゃ糖・分みつ糖(HSコード1701.14–110)および甘しゃ糖・その他(同1701.14–200の豪州)の輸入量は、6万26トン(前年同月比54.3%減、前月比53.8%減)であった(図1)。  

 輸入先国は甘しゃ糖・分みつ糖については米国、甘しゃ糖・その他については豪州で、国別の輸入量は次の通りであった(図2)。  
 
 米国           19トン   
 (前年同月および前月輸入実績なし)  
 豪州        6万7トン   
 (前年同月比54.3%減、前月比42.6%減)

図1

図2

 2021年10月の甘しゃ糖・分みつ糖の1トン当たりの輸入価格は、14万1105円(前年同月輸入実績なし、前月比2.5倍)であった(図3)。  

 国別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。  

 米国     14万1105円   
 (前年同月および前月輸入実績なし)  

 また、同月における甘しゃ糖・その他の豪州からの高糖度原料糖の1トン当たりの輸入価格は、6万636円(前年同月比51.2%高、前月比6.8%高)であった(図4)。

図3

図4

【含みつ糖の輸入動向】
10月の輸入量は前年同月から大幅に増加  

 財務省「貿易統計」によると、2021年10月の含みつ糖(HSコード1701.13–000、1701.14–190)の輸入量は、536トン(前年同月比22.9%増、前月比2.3倍)であった(図5)。  

 輸入先国は中国、ボリビアおよびタイの3カ国で、国別の輸入量は次の通りであった(図6)。  

 中国        412トン   
 (前年同月比18.4%増、前月比2.4倍)  
 ボリビア      103トン   
 (前年同月および前月輸入実績なし)  
 タイ          21トン   
 (前年同月および前月輸入実績なし)

図5

 図6

 2021年10月の1トン当たりの輸入価格は、12万3754円(前年同月比1.9%高、前月比18.2%安)であった(図7)。  

 国別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。  

 中国    12万2796円   
 (前年同月比5.4%高、前月比5.5%安)  
 ボリビア  13万2505円   
 (前年同月および前月輸入実績なし)  
 タイ      9万9619円   
 (前年同月および前月輸入実績なし)

図7 

【加糖調製品の輸入動向】
10月の加糖調製品の輸入量は前年同月からかなりの程度減少  

 財務省「貿易統計」によると、2021年10月の加糖調製品の輸入量は、3万9325トン(前年同月比8.0%減、前月比10.5%増)であった(図8)。  

 品目別の輸入量は、表4の通りであった。

図8

表4

3.異性化糖の移出動向

11月の移出量は前年同月からやや増加  
 2021年11月の異性化糖の移出量は、6万1062トン(前年同月比4.3%増、前月比4.3%増)であった(図9)。  

 同月の規格別の移出量は、次の通りであった(図10)。  

 果糖含有率40%未満      396トン   
 (前年同月比1.4%減、前月比10.4%増)  
 同40%以上50%未満  1万6275トン   
 (同3.0%増、同4.2%増)  
 同50%以上60%未満  4万4031トン   
 (同5.3%増、同4.5%増)  
 同60%以上            359トン   
 (同34.4%減、同17.1%減)

図9

図10

4. 価格動向

【市場価格】
砂糖、異性化糖ともに前月と同水準で推移
 
 11月の糖種別・地域別の砂糖価格(日経相場)は、次の通りであった。
 
 上白糖(大袋)
 東京    1キログラム当たり198〜199円
 大阪              同198〜199円
 名古屋                   同202円
 関門                  同202円

 上白糖(小袋)
 東京    1キログラム当たり210〜213円
 大阪                  同213円

 本グラニュー糖(大袋)
 東京    1キログラム当たり203〜204円
 大阪               同203〜204円
 名古屋                 同207円

 ビート・グラニュー糖(大袋)
 東京     1キログラム当たり198〜199円
 大阪               同198〜199円
 名古屋                 同200円  

 11月の異性化糖の価格(日経相場、大口需要家向け価格、東京、タンクローリーもの、JAS規格品、水分25%)は、次の通りであった。  
 
 果糖分42%もの      
        1キログラム当たり146〜147円  
 果糖分55%もの        同152〜153円

【小売価格】
11月の上白糖小袋の地域間の価格差は最大で41.5円

 KSP–POSデータ(全国535店舗)によると、スーパーにおける11月の上白糖小袋(1キログラム)の平均小売価格は、197.2円(前年同月差6.6円高、前月差0.9円安)であった。最も高かったのは中国・四国で、最も安かった関東などとの価格差は41.5円であった。
 
 同月の地域別(注)の平均小売価格は、次の通りであった(表5)。
 
(注)地域の内訳は、次の通りである(以下同じ)。
   関東など:茨城県、栃木県、群馬県、長野県、山梨県、静岡県
   首都圏:東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県
   中部:新潟県、富山県、石川県、福井県、岐阜県、三重県、愛知県
   関西:大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、和歌山県、奈良県

表5

11月のグラニュー糖小袋の地域間の価格差は最大で75.4円
 KSP–POSデータ(全国535店舗)によると、スーパーにおける11月のグラニュー糖小袋(1キログラム)の平均小売価格は、251.7円(前年同月差7.5円高、前月差0.1円安)であった。最も高かったのは東北で、最も安かった北海道との価格差は75.4円であった。

 同月の地域別の平均小売価格は、次の通りであった(表6)。

表6

11月の三温糖小袋の地域間の価格差は最大で46.1円
 KSP–POSデータ(全国535店舗)によると、スーパーにおける11月の三温糖小袋(1キログラム)の平均小売価格は、242.1円(前年同月差16.2円高、前月差6.5円高)であった。最も高かったのは九州・沖縄で、最も安かった関東などとの価格差は46.1円であった。

 同月の地域別の平均小売価格は、次の通りであった(表7)。
 

表7

【購入金額および購入量】
10月の砂糖の支出金額は前年同月からかなりの程度下落

 総務省「家計調査」によると、2021年10月における100世帯当たりの砂糖の購入頻度は32、1世帯(二人以上)当たりの支出金額は78円(前年同月比10.3%安、前月比8.3%高)であった(図11)。また、同月の1世帯当たりの砂糖の購入数量は、310グラム(同12.2%減、同3.7%増)であった(図12)。

図11

図12

このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-9272



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