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でん粉の国内需給

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最終更新日:2022年1月11日

でん粉の国内需給

2022年1月

調査情報部

1. 需給見通し

 農林水産省は、「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」(昭和40年法律第109号)により、でん粉に関して適切な価格調整を図るため、半期ごとにでん粉の需給見通しを公表している。9月に公表したでん粉の需給見通しの概要は、次の通り(詳細は2021年11月号参照)。

需給見通し

表1

表2

2. 輸入動向

【タピオカでん粉の輸入動向】
10月の輸入量は前年同月から大幅に増加

 財務省「貿易統計」によると、2021年10月のタピオカでん粉の輸入量は、1万871トン(前年同月比17.3%増、前月比9.0%減)と、前年同月から大幅に増加した(図1)。

 輸入先国はタイ、ベトナムおよび台湾の3カ国で、輸入量は次の通りであった。

タイ    1万755トン
(前年同月比16.2%増、前月比9.9%減)
ベトナム    114トン
(同66.0倍、同59.4倍)
台湾        3トン
(同71.3%減、同62.5%減)

図1

 2021年10月の1トン当たりの輸入価格は、5万5010円(前年同月比24.3%高、前月比0.2%安)と、前年同月を大幅に上回った(図2)。

 国別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

タイ     5万4910円
(前年同月比24.6%高、前月並み)
ベトナム   6万1800円
(同78.2%安、前月比80.2%安)
台湾    16万9259円
(同15.5%高、同47.7%安)

図2

【サゴでん粉の輸入動向】
10月の輸入量は前年同月から大幅に減少

 財務省「貿易統計」によると、2021年10月のサゴでん粉の輸入量は、1068トン(前年同月比20.7%減、前月比28.0%減)と、前年同月から大幅に減少した(図3)。

 輸入先国はマレーシアのみで、国別の輸入量は次の通りであった。

マレーシア   1068トン
(前年同月比11.2%減、前月比28.0%減)

図3

 2021年10月の1トン当たりの輸入価格は、6万1181円(前年同月比10.7%高、前月比1.6%安)と、前年同月をかなりの程度上回った(図4)。

 国別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

マレーシア    6万1181円
(前年同月比10.4%高、前月比1.6%安)

図4

【ばれいしょでん粉の輸入動向】
10月の輸入量は前年同月からかなり大きく増加

 財務省「貿易統計」によると、2021年10月のばれいしょでん粉の輸入量は947トン(前年同月比14.4%増、前月比18.9%増)と、前年同月からかなり大きく増加した(図5)。

 輸入先国はドイツ、オランダ、デンマークおよび米国の4カ国で、輸入量は次の通りであった。

ドイツ    506トン
(前年同月輸入実績なし、前月比14.8%減)
オランダ    340トン
(前年同月比53.2%増、同3.4倍)
デンマーク   100トン
(同83.5%減、前月同)
米国      1トン
(前年同月輸入実績なし、前月輸入実績なし)

図5

 2021年10月の1トン当たりの輸入価格は、10万471円(前年同月比16.3%高、前月比9.5%安)と、前年同月を大幅に上回った(図6)。

 国別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

ドイツ     9万2344円
(前年同月輸入実績なし、前月比21.0%安)
オランダ    9万1856円
(前年同月比7.5%高、同1.9%安)
デンマーク   8万7790円
(同1.3%高、同0.3%安)
米国       933万3333円
(前年同月輸入実績なし、前月輸入実績なし)

図6 

【でん粉誘導体の輸入動向】
10月の輸入量は前年同月からわずかに増加

 財務省「貿易統計」によると、2021年10月のでん粉誘導体の輸入量は、3万1577トン(前年同月比0.6%増、前月比10.3%減)と、前年同月からわずかに増加した(図7)。

 でん粉誘導体の輸入先国は17カ国で、最大の輸入先国はタイであった。主要輸入先国からの輸入量は次の通りで、タイが輸入量の約7割を占めており、次いでスウェーデン、ベトナムとなっている(表3)。

 2021年10月の1トン当たりの輸入価格は、10万5399円(前年同月比23.7%高、前月比3.7%高)と、前年同月を大幅に上回った。
 

図7

表3

【デキストリンの輸入動向】
10月の輸入量は前年同月から大幅に増加

 財務省「貿易統計」によると、2021年10月のデキストリンの輸入量は、1274トン(前年同月比38.2%増、前月比14.3%減)と、前年同月から大幅に増加した(図8)。

 デキストリンの輸入先国は11カ国で、輸入量は上位輸入先国の数量および各国のシェアも含め、月ごとの変動が大きい。

 上位輸入先国からの輸入量は次の通りで、タイおよびベトナムで輸入量の約7割を占めている(表4)。

 2021年10月の1トン当たりの輸入価格は、11万9982円(前年同月比32.7%高、前月比1.3%高)と、前年同月を大幅に上回った。

図8

表4

【コーンスターチ用トウモロコシの輸入動向】
10月の輸入量は前年同月からかなり大きく減少

 財務省「貿易統計」によると、2021年10月のコーンスターチ用トウモロコシの輸入量は、15万9045トン(前年同月比12.1%減、前月比50.3%減)となり、前年同月からかなり大きく減少した(図9)。

 輸入先国は、米国、南アフリカおよびブラジルの3カ国で国別の輸入量は次の通りであった。

米国    7万7087トン
(前年同月比48.3%減、前月比68.5%減)
南アフリカ 6万7279トン
(同3.5倍、同2.2倍)
ブラジル  1万4679トン
(同13.0%増、同64.3%減)
 
 2021年10月の1トン当たりの輸入価格は、3万8007円(前年同月比84.4%高、前月比3.6%安)と、前年同月を大幅に上回った。

 国別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

米国    3万9741円
(前年同月比91.6%高、前月比0.7%安)
南アフリカ 3万7369円
(同83.0%高、同1.9%高)
ブラジル  3万1826円
(同63.9%高、同16.1%安)

図9

このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構  調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-9272



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