砂糖 砂糖分野の各種業務の情報、情報誌「砂糖類情報」の記事、統計資料など

ホーム > 砂糖 > 砂糖の国際需給・需給レポート > 4 日本の主要輸入先の動向(2026年1月時点予測)

4 日本の主要輸入先の動向(2026年1月時点予測)

印刷ページ

最終更新日:2026年2月10日

4 日本の主要輸入先の動向(2026年1月時点予測)

2026年2月


 近年、日本の粗糖(甘しゃ糖・分みつ糖<HSコード1701.14-110>および甘しゃ糖・その他<同1701.14−200>の合計)の主要輸入先は、豪州およびタイである。2024年の主要輸入先の割合を見ると、豪州が90.2%(前年比1.4ポイント減)、タイが9.7%(同1.3ポイント増)と、両国でほぼ全量を占めている(財務省「貿易統計」)。



2025/26年度の砂糖輸出量はわずかな増加見込み
 
2025/26年度(4月〜翌3月)のサトウキビ収穫面積は、34万ヘクタール(前年度比2.1%増)とわずかな増加が見込まれている(表)。サトウキビ生産量は、24/25年度の推定値が前月から上方修正されたものの、2887万トン(同2.5%減)とわずかな減少が見込まれている。収穫作業は、過去数年と比較して早期の12月中旬に終了し、26/27年度の早期作付け開始に有利に働くと見込まれている。一方、豪州砂糖製造者協会(ASM)は、サトウキビ価格の下落で多くの製糖工場が赤字での経営を強いられており、砂糖業界にとって厳しい年となった旨の声明を発表した。

 砂糖生産量は、CCS(注)が前年を上回るものの、サトウキビの減産で391万トン(同0.2%減)と前年度並みが見込まれている。砂糖輸出量は、アジア地域向けを中心に引き続き多くの需要があることから、293万トン(同1.0%増)とわずかな増加が見込まれている。

 (注)Commercial Cane Sugar(可製糖率)の略。サトウキビのショ糖含有率、繊維含有率および搾汁液の純度から算出される回収可能な糖分の割合。



 
1


2025/26年度の砂糖輸出量は大幅な増加見込み
 
2025/26年度(10月〜翌9月)のサトウキビ収穫面積は、157万ヘクタール(前年度比2.2%増)とわずかな増加が見込まれている(表)。サトウキビ生産量は、収穫前の乾燥した天候が収量に有利に働くことで、9530万トン(同3.5%増)とやや増加が見込まれている。しかし、25/26年度のサトウキビの最低取引価格の期首価格が大幅に引き下げられ、キャッサバ価格が安定している現状を踏まえると、キャッサバの方がサトウキビより収益性が高く、キャッサバへの切り替えが進むという見方もある。

 砂糖生産量は、サトウキビの増産により、1118万トン(同5.8%増)とやや増加が見込まれている。しかし、年末年始にかけての製糖工場での圧搾処理の中止やカンボジアとの国境閉鎖に伴う労働力確保の問題などで収穫遅延が発生していることから、累計での生産量は前年度を下回って推移している。砂糖輸出量は、ブラジル産の輸出量減少が見込まれている中、砂糖の増産を背景に888万トン(同30.6%増)と大幅な増加が見込まれている。




 

2
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-8678