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砂糖の国内需給

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最終更新日:2026年3月10日

砂糖の国内需給

2026年3月

調査情報部

1 需給見通し

 農林水産省は、「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」(昭和40年法律第109号)により、四半期ごとに砂糖および異性化糖の需給見通しを公表している。令和7年12月に公表した「令和7砂糖年度における砂糖及び異性化糖の需給見通し(第2回)」の概要は、次の通り(表1〜3。詳細は2026年2月号参照)。









 
1

2 輸入動向

【粗糖の輸入動向】
12月の輸入量は前年同月からかなり大きく増加
 
財務省「貿易統計」によると、2025年12月の甘しゃ糖・分蜜糖(HSコード 1701.14−110)および甘しゃ糖・その他(同1701.14−200の豪州、以下同じ)の輸入量は、15万2309トン(前年同月比14.5%増、前月比60.4%増)であった(図1)。

 輸入先については、甘しゃ糖・分蜜糖は輸入実績が無く、甘しゃ糖・その他は豪州で、国・地域別の輸入量は次の通りであった(図2)。

 豪州
 15万2309トン(前年同月比14.5%増、前月比60.4%増)




 

2
 また、2025年1〜12月の甘しゃ糖・分蜜糖および甘しゃ糖・その他の輸入量は、114万2316トン(前年比3.6%減)であった(図3)。

 輸入先は豪州、タイ、米国およびアルゼンチンの4カ国で、国・地域別の輸入量は次の通りであった。

 豪州
 105万3466トン(前年比3.1%減)

 タイ
 8万8790トン(同8.8%減)

 米国
 56トン(同1.8%減)

 アルゼンチン
 4トン(前年輸入実績なし)



 

 2025年12月における1トン当たりの輸入価格は、甘しゃ糖・分蜜糖は輸入実績が無く(図4)、甘しゃ糖・その他は、6万7371円(前年同月比28.1%安、前月比2.7%高)であった(図5)。

 国・地域別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

 豪州
 6万7371円(前年同月比28.1%安、前月比2.7%高)



 
3

【含蜜糖の輸入動向】
12月の輸入量は前年同月から大幅に増加
 
財務省「貿易統計」によると、2025年12月の含蜜糖(HSコード 1701.13−000、1701.14−190)の輸入量は、511トン(前年同月比93.6%増、前月比16.4%減)であった(図6)。

 輸入先は中国、ボリビア、コスタリカ、フィリピン、ネパールおよびインドで、国・地域別の輸入量は次の通りであった(図7)。

 中国
 424トン(前年同月比3.5倍、前月比22.6%減)

 ボリビア
 51トン(前年同月同、同2.6倍)

 コスタリカ
 20トン(前年同月同、前月輸入実績なし)

 フィリピン
 13トン(同45.8%減、前月比8.3%増)

 ネパール
 2トン(前年同月および前月輸入実績なし)

 インド
 1トン(前年同月比75.0%減、前月比83.3%減)







 


 また、2025年1〜12月の含蜜糖の輸入量は、6493トン(前年比8.9%減)であった(図8)。

 輸入先は中国、タイ、フィリピン、ボリビアおよびブラジルなど11カ国で、国・地域別の輸入量は次の通りであった。

 中国
 3350トン(前年比11.0%減)

 タイ
 2603トン(同1.8%減)

 フィリピン
 266トン(同10.7%減)
 
 ボリビア
 142トン(同26.8%減)

 ブラジル
 57トン(同62.5%減)

 インド
 27トン(同50.0%増)

 コスタリカ
 20トン(同51.2%減)

 モーリシャス
 20トン(前年輸入実績なし)

 ネパール
 2トン(前年輸入実績なし)

 パキスタン
 1トン(前年輸入実績なし)





 

 2025年12月の1トン当たりの輸入価格は、19万6127円(前年同月比20.0%安、前月比7.1%高)であった(図9)。

 国・地域別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

 中国
 18万4120円(前年同月比6.9%高、前月比6.4%高)

 ボリビア
 20万7431円(同0.8%高、同8.7%安)

 コスタリカ
 25万7850円(同4.4%高、前月輸入実績なし)

 フィリピン
 35万5385円(同18.6%安、前月比19.8%安)

 ネパール
 55万9000円(前年同月および前月輸入実績なし)

 インド
 68万円(前年同月比2.0倍、前月比93.9%高)
 

4

【加糖調製品の輸入動向】
12月の加糖調製品の輸入量は前年同月からやや増加
 
財務省「貿易統計」によると、2025年12月の加糖調製品の輸入量は、3万692トン(前年同月比5.6%増、前月比4.5%減)であった(図10)。

 品目別の輸入量は、表4の通りであった。
 






 

 
 また、2025年1〜12月の加糖調製品の輸入量は、36万6674トン(前年比2.7%減)となった(図11)。




 

5

3 異性化糖の移出動向

1月の移出量は前年同月からわずかに増加
 
2026年1月の異性化糖の移出量は、5万6354トン(前年同月比0.4%増、前月比3.6%増)であった(図12)。

 同月の種類別の移出量は、次の通りであった(図13)。

 果糖含有率40%未満
 370トン(前年同月比57.1%増、前月比0.8%増)

 同40%以上50%未満
 1万4757トン(同5.3%減、同6.9%減)

 同50%以上60%未満
 4万704トン(同2.4%増、同8.1%増)

 同60%以上
 524トン(同9.3%減、同2.6%減)




 

6

4 価格動向

【市場価格】
砂糖・異性化糖ともに前月と同水準で推移
 
1月の糖種別・地域別の砂糖価格(日経相場)は、次の通りであった。

 上白糖(大袋)
 東京 1キログラム当たり241〜243円
 大阪 同241〜243円
 名古屋 同244円
 関門 同246円

 上白糖(小袋)
 東京 1キログラム当たり261〜265円
 大阪 同264〜265円

 本グラニュー糖(大袋)
 東京 1キログラム当たり246〜248円
 大阪 同246〜248円
 名古屋 同249円

 ビート・グラニュー糖(大袋)
 東京 1キログラム当たり244〜246円
 大阪 同244〜246円
 名古屋 同245円

 1月の異性化糖の価格(日経相場、大口需要家向け価格、東京、タンクローリーもの、JAS規格品、水分25%)は、次の通りであった。

 果糖分42%もの 1キログラム当たり166〜167円

 果糖分55%もの 同172〜173円

【小売価格】
1月の上白糖小袋の平均小売価格は268.8円
 
マーチャンダイジング・オンRDSPOS(〈全国3800店舗〉、以下同じ)によると、スーパーにおける1月の上白糖小袋(1キログラム)の平均小売価格は、268.8円(前年同月差1.7円高、前月差3.7円高)であった。最も高かったのは北海道で、最も安かったのは関東などであった。

 同月の地域別(注)の平均小売価格は、次の通りであった(表6)。

 (注)地域の内訳は、次の通りである(以下同じ)。
   関東など:茨城県、栃木県、群馬県、長野県、山梨県、静岡県
   首都圏:東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県
   中部:新潟県、富山県、石川県、福井県、岐阜県、三重県、愛知県
   関西:大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、和歌山県、奈良県
 

7

1月のグラニュー糖小袋の平均小売価格は331.0円
 
スーパーにおける1月のグラニュー糖小袋(1キログラム)の平均小売価格は、331.0円(前年同月差8.0円高、前月差0.2円安)であった。最も高かったのは東北で、最も安かったのは関西であった。

 同月の地域別の平均小売価格は、次の通りであった(表7)。

8

1月の三温糖小袋の平均小売価格は308.3円
 
スーパーにおける1月の三温糖小袋(1キログラム)の平均小売価格は、308.3円(前年同月差1.0円高、前月差0.8円高)であった。最も高かったのは北海道で、最も安かったのは首都圏であった。

 同月の地域別の平均小売価格は、次の通りであった(表8)。

9

【支出金額および購入数量】
12月の砂糖の支出金額は前年同月からやや上昇
 
総務省「家計調査」によると、2025年12月における1世帯(二人以上)当たりの支出金額は138円(前年同月比3.8%高、前月比42.3%高)であった(図14)。また、同月の1世帯当たりの砂糖の購入数量は、430グラム(同4.9%増、同56.9%増)であった(図15)。
 



 

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農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-8678