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最終更新日:2026年4月10日
ニューヨーク粗糖先物相場の動き(2/2〜3/10)
〜世界的な砂糖余剰見通しにより2020年10月ぶりの13セント台を記録〜

2026年2月のニューヨーク粗糖先物相場(3月限)の推移を見ると、2日は世界的な砂糖余剰見通しにより1ポンド当たり14.26セント(注1)と前取引日から下落した。3日はドル安(注2)により一時的に上昇したものの、4日以降は世界的な砂糖余剰見通しにより再び下落傾向となり、6日は同14.11セントをつけた。9日はドル安により上昇したが、10日以降は世界的な砂糖余剰見通しの圧力を受けて続落し、12日は同13.75セントと20年10月ぶりとなる13セント台を記録した。13日以降はブラジル産砂糖の減産見通しやレアル高などから上昇傾向となり、25日は同14.59セントとなった。26日以降は中国における砂糖需要の減少懸念が価格を押し下げ、同14.30セントで納会した。
3月に入り期近が5月限に切り替わると、2日は原油高(注3)により5月限の値としては上昇し、同13.91セントとした。3日は原油高の影響が続き、小幅に上昇したものの、4日以降は世界的な砂糖余剰見通しにより下落し、5日は同13.72セントをつけた。6日以降は、イスラエルがイランの石油貯蔵施設を空爆したことによる原油高から、9日は同14.59セントと急騰したが、10日は原油安により同14.38セントと下落した。
(注1)1ポンドは約453.6グラム、1米セントは1米ドルの100分の1。
(注2)粗糖は米ドル建てで取引されるため、米ドルに対してレアルが上昇すると、相対的にブラジル産粗糖の価格競争力が弱まる。世界最大の砂糖輸出国ブラジルの輸出意欲が低下すると、需給のひっ迫につながることから、価格を押し上げる方向に作用する。
(注3)一般に、原油価格が上昇すると、石油の代替燃料であるバイオエタノールの需要も増加する。バイオエタノールの需要増加により、その原料作物(サトウキビ、てん菜など)のバイオエタノール生産への仕向けが増える一方、それらから生産される食品(サトウキビの場合は砂糖)の生産・供給が減ると想定される。食品用途仕向けの度合いが小さくなるほど需給がひっ迫し、当該食品の価格を押し上げる方向に作用する。