砂糖 砂糖分野の各種業務の情報、情報誌「砂糖類情報」の記事、統計資料など

ホーム > 砂糖 > 砂糖・異性化糖の国内需給 > 砂糖類の国内需給

砂糖類の国内需給

印刷ページ

最終更新日:2026年4月10日

砂糖類の国内需給

2026年4月

調査情報部

1 需給見通し

 農林水産省は、「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」(昭和40年法律第109号)により、四半期ごとに砂糖および異性化糖の需給見通しを公表している。令和7年12月に公表した「令和7砂糖年度における砂糖及び異性化糖の需給見通し(第2回)」の概要は、次の通り(表1〜3。詳細は2026年2月号参照)。









 
1

2 輸入動向

【粗糖の輸入動向】
1月の輸入量は前年同月から大幅に減少
 
財務省「貿易統計」によると、2026年1月の甘しゃ糖・分蜜糖(HSコード 1701.14−110)および甘しゃ糖・その他(同1701.14−200の豪州、以下同じ)の輸入量は、3万1575トン(前年同月比32.1%減、前月比79.3%減)であった(図1)。

 輸入先については、甘しゃ糖・分蜜糖は輸入実績が無く、甘しゃ糖・その他は豪州で、国・地域別の輸入量は次の通りであった(図2)。

 豪州
 3万1575トン(前年同月比32.1%減、前月比79.3%減)







 


 2026年1月における1トン当たりの輸入価格は、甘しゃ糖・分蜜糖は輸入実績が無く(図3)、甘しゃ糖・その他は、6万3637円(前年同月比27.3%安、前月比5.5%安)であった(図4)。

 国・地域別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

 豪州
 6万3637円(前年同月比27.3%安、前月比5.5%安)
 



 

2

【含蜜糖の輸入動向】
1月の輸入量は前年同月からかなりの程度増加
 
財務省「貿易統計」によると、2026年1月の含蜜糖(HSコード 1701.13-000、1701.14-190)の輸入量は、164トン(前年同月比6.5%増、前月比67.9%減)であった(図5)。

 輸入先はブラジル、ボリビア、フィリピンおよびインドで、国・地域別の輸入量は次の通りであった(図6)。

 ブラジル
 95トン(前年同月比66.7%増、前月輸入実績なし)

 ボリビア
 51トン(前年同月輸入実績なし、前月同)

 フィリピン
 15トン(前年同月比6.3%減、前月比15.4%増)

 インド
 3トン(同40.0%減、同3.0倍)







 


 2026年1月の1トン当たりの輸入価格は、37万1616円(前年同月比36.9%高、前月比89.5%高)であった(図7)。

 国・地域別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

 ブラジル
 45万6937円(前年同月比15.5%高、前月輸入実績なし)

 ボリビア
 19万9706円(前年同月輸入実績なし、前月比3.7%安)

 フィリピン
 42万6067円(前年同月比89.2%高、同19.9%高)

 インド
 32万円(同9.5%安、同52.9%安)
 

3

【加糖調製品の輸入動向】
1月の加糖調製品の輸入量は前年同月からやや減少
 
財務省「貿易統計」によると、2026年1月の加糖調製品の輸入量は、2万8981トン(前年同月比5.7%減、前月比5.6%減)であった(図8)。

 品目別の輸入量は、表4の通りであった。
 



 

4

3 異性化糖の移出動向

2月の移出量は前年同月からわずかに減少
 
2026年2月の異性化糖の移出量は、5万7099トン(前年同月比0.7%減、前月比1.3%増)であった(図9)。

 同月の種類別の移出量は、次の通りであった(図10)。

 果糖含有率40%未満
 382トン(前年同月比35.8%増、前月比3.2%増)

 同40%以上50%未満
 1万5209トン(同3.5%減、同3.1%増)

 同50%以上60%未満
 4万1044トン(同0.3%増、同0.8%増)

 同60%以上
 464トン(同12.7%減、同11.4%減)

 


 

5

4 価格動向

【市場価格】
異性化糖は5円程度値上がり
 
2月の糖種別・地域別の砂糖価格(日経相場)は、次の通りであった。

 上白糖(大袋)
 東京 1キログラム当たり241〜243円
 大阪 同241〜243円
 名古屋 同244円
 関門 同246円

 上白糖(小袋)
 東京 1キログラム当たり261〜265円
 大阪  同264〜265円

 本グラニュー糖(大袋)
 東京 1キログラム当たり246〜248円
 大阪 同246〜248円
 名古屋 同249円

 ビート・グラニュー糖(大袋)
 東京 1キログラム当たり244〜246円
 大阪 同244〜246円
 名古屋 同245円

 2月の異性化糖の価格(日経相場、大口需要家向け価格、東京、タンクローリーもの、JAS規格品、水分25%)は、次の通りであった。

 果糖分42%もの 1キログラム当たり166〜172円
 果糖分55%もの 同172〜178円

 

【小売価格】
2月の上白糖小袋の平均小売価格は268.5円
 
マーチャンダイジング・オンRDSPOS(〈全国3800店舗〉、以下同じ)によると、スーパーにおける2月の上白糖小袋(1キログラム)の平均小売価格は、268.5円(前年同月差0.2円高、前月差0.5円安)であった。最も高かったのは北海道で、最も安かったのは関東などであった。

 同月の地域別(注)の平均小売価格は、次の通りであった(表5)。

 (注)地域の内訳は、次の通りである(以下同じ)。
    
関東など:茨城県、栃木県、群馬県、長野県、山梨県、静岡県
    
首都圏:東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県
    
中部:新潟県、富山県、石川県、福井県、岐阜県、三重県、愛知県
    
関西:大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、和歌山県、奈良県
 

6

2月のグラニュー糖小袋の平均小売価格は330.4円
 
スーパーにおける2月のグラニュー糖小袋(1キログラム)の平均小売価格は、330.4円(前年同月差4.7円高、前月差0.7円安)であった。最も高かったのは東北で、最も安かったのは関西であった。

 同月の地域別の平均小売価格は、次の通りであった(表6)。

7

2月の三温糖小袋の平均小売価格は308.7円
 
スーパーにおける2月の三温糖小袋(1キログラム)の平均小売価格は、308.7円(前年同月差0.4円安、前月差0.3円高)であった。最も高かったのは北海道で、最も安かったのは首都圏であった。

 同月の地域別の平均小売価格は、次の通りであった(表7)。

8

【支出金額および購入数量】
1月の砂糖の支出金額は前年同月からやや上昇
 
総務省「家計調査」によると、2026年1月における1世帯(二人以上)当たりの支出金額は80円(前年同月比5.3%高、前月比42.0%安)であった(図11)。また、同月の1世帯当たりの砂糖の購入数量は、228グラム(同5.1%増、同47.0%減)であった(図12)。
 



 

9