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最終更新日:2026年5月12日
ニューヨーク粗糖先物相場の動き(3/2〜4/9)
〜原油価格が相場を左右し、一時的に15セント台まで上昇も、13セント台まで戻る〜

2026年3月のニューヨーク粗糖先物相場(5月限)の推移を見ると、2日は原油高(注1)により上昇し、1ポンド当たり13.91セント(注2)となった。3日は原油高の影響が続き、小幅に上昇したものの、4日以降は世界的な砂糖余剰見通しにより下落し、5日は同13.72セントをつけた。6日以降はイスラエルのイラン石油貯蔵施設空爆による原油高から急騰し、9日は同14.59セントとなった。10日以降は原油価格と相場が連動する状況が続いた後、17日以降は継続的に原油高の影響を受けたことで上昇傾向となり、20日は同15.70セントをつけた。23日以降も原油価格と相場が連動する状況が続き、26日は原油高により同15.87セントと上昇したが、27日以降はブラジルの砂糖増産とドル高(注3)を受けて下落し、31日は同15.52セントとなった。
4月に入ると、1日は原油安とインドの砂糖増産を背景に同15.29セントと前取引日から下落し、2日以降も同様の理由から下落傾向が続き、9日は同13.92セントと13セント台まで値を下げた。
(注1)一般に、原油価格が上昇すると、石油の代替燃料であるバイオエタノールの需要も増加する。バイオエタノールの需要増加により、その原料作物(サトウキビ、てん菜など)のバイオエタノール生産への仕向けが増える一方、それらから生産される食品(サトウキビの場合は砂糖)の生産・供給が減ると想定される。食品用途仕向けの度合いが小さくなるほど需給がひっ迫し、当該食品の価格を押し上げる方向に作用する。
(注2)1ポンドは約453.6グラム、1米セントは1米ドルの100分の1。
(注3)粗糖は米ドル建てで取引されるため、米ドルに対してレアルが下落すると、相対的にブラジル産粗糖の価格競争力が高まる。世界最大の砂糖輸出国ブラジルの輸出意欲が高まると、需給の緩和につながることから、価格を押し下げる方向に作用する。