砂糖類の国内需給
最終更新日:2026年8月10日
砂糖類の国内需給
2026年8月
1 需給見通し
農林水産省は、「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」(昭和40年法律第109号)により、四半期ごとに砂糖および異性化糖の需給見通しを公表している。令和8年6月に公表した「令和7砂糖年度における砂糖及び異性化糖の需給見通し(第4回)」の概要は、次の通り。
(1)砂糖の消費量
令和7砂糖年度(10月〜翌9月)の砂糖の消費量は、177万トン(前年度比0.8%減)と見通している(表1)。内訳を見ると、増減の要因として、引き続きインバウンド需要が堅調と見込まれる一方で、物価高、低甘味嗜好、人口減少などの影響による減少が想定される。直近の消費動向やこれらの要因を勘案し、分蜜糖の消費量は173万4000トン(同0.7%減)と見通している。含蜜糖の消費量は近年の消費動向などを勘案し、3万7000トン(同5.1%減)と見通している。
(2)砂糖の供給量
令和7砂糖年度の砂糖の供給量は、179万2000トン(前年度比1.2%減)と見通している。内訳を見ると、分蜜糖の供給量は177万7000トン(同1.1%減)、含蜜糖は1万5000トン(同11.8%減)と見通している。
国内産糖(分蜜糖)の供給量は、てん菜糖については、令和7年産のてん菜の作付面積は4万7965ヘクタールで、前年産と比較して1.8%(881ヘクタール)減少した。作柄については、4月下旬の天候不良による初期生育の遅れや、夏場の高温および一部で干ばつがあったことに加えて、9月以降も気温が高く経過したことなどから、根中糖分が低下するとともに、1ヘクタール当たりの収量は平年よりも多かった昨年を下回り、産糖量は49万1000トン(前年度比9.1%減)、供給量は49万トン(精製糖換算〈以下同じ〉。同9.1%減)と見通している。
甘しゃ糖については、7年産のサトウキビの収穫面積は2万3307ヘクタールと見込んでおり、前年産に比べ1.1%(257ヘクタール)増加した。作柄については、今期は鹿児島県南西諸島および沖縄県での梅雨が平年より短く夏季の少雨傾向が続き、沖縄の一部地域では干ばつが発生した。大きな台風被害がなかったことから、全体としては平年を上回る生育が見込まれ、産糖量は15万5000トン(前年度比3.2%増)、供給量は14万8000トン(同3.2%増)と見通している。
(3)加糖調製品の需給
令和7砂糖年度の加糖調製品の消費量は、輸入価格の下落傾向が一服し、依然として高い水準であることから、33万7000トン(前年度比7.2%減)と見通している(表2)。また、供給量は、消費量に見合った量が供給されると見通している。
(4)異性化糖の需給
令和7砂糖年度の異性化糖の消費量は、近年の消費動向を踏まえ、76万6000トン(前年度同)と見通している(表3)。また、供給量は、消費量に見合った量が供給されると見通している。
2 輸入動向
粗糖(高糖度原料糖含む)、含蜜糖および加糖調製品の輸入動向は、以下の通り。なお、図表はすべて財務省「貿易統計」を基に農畜産業振興機構が作成したもので、1トン当たりの輸入価格はCIF価格(Cost Insurance and Freight:保険料・運賃込みの価格。関税額等は含まれていない)である。
【粗糖の輸入動向】
5月の輸入量は前年同月からかなり大きく増加
【含蜜糖の輸入動向】
5月の輸入量は前年同月からかなり大きく減少




【加糖調製品の輸入動向】
5月の輸入量は前年同月からかなりの程度減少

3 異性化糖の移出動向
6月の移出量は前年同月からやや増加


4 価格動向
【市場価格】
砂糖・異性化糖ともに前月と同水準で推移


【小売価格】
6月の上白糖小袋の平均小売価格は269.1円
マーチャンダイジング・オンRDSPOS(〈全国3800店舗〉、以下同じ)によると、スーパーにおける6月の上白糖小袋(1キログラム)の平均小売価格は、269.1円(前年同月差0.2円高、前月差1.6円安)であった。
6月のグラニュー糖小袋の平均小売価格は328.8円
スーパーにおける6月のグラニュー糖小袋(1キログラム)の平均小売価格は、328.8円(前年同月差3.1円高、前月差5.1円安)であった。

10
6月の三温糖小袋の平均小売価格は309.3円
スーパーにおける6月の三温糖小袋(1キログラム)の平均小売価格は、309.3円(前年同月差0.2円高、前月差1.6円高)であった。
【支出金額および購入数量】
5月の砂糖の支出金額および購入数量は前年同月からかなりの程度増加


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