alicだより
【札幌事務所から】第28回全国菓子大博覧会・北海道 あさひかわ菓子博2025
最終更新日:2025年8月5日
報webマガジン「alic」2025年8月号
令和7年5月30日(金)から6月15日(日)まで、北海道旭川市にて「第28回全国菓子大博覧会・北海道 あさひかわ菓子博2025 SMILE SWEETS HOKKAIDO」が開催されました。開催期間中(17日間)の来場者数は15万人と、大盛況のうちに幕を閉じました。 |
<第28回全国菓子大博覧会・北海道 あさひかわ菓子博2025 会場入口>
お菓子の祭典「全国菓子博覧会」は100年以上の歴史があり、これまで概ね4年に1度、全国各地で開催されてきました。近年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり延期が続いていたことから、前回三重県で開催された「お伊勢さん菓子博2017」以来、8年ぶりの開催となりました。また、道内での開催は1968年の札幌以来、57年ぶりということもあり、会場内の一部ブースで数時間待ちとなるなど、注目ぶりがうかがえました。
会場では、菓匠の技が光る和菓子・洋菓子の工芸菓子90点の展示や、全国のお菓子を買い求めることができる「全国スイーツマーケット」、大手菓子メーカーによる参加・体験型ブースや会場内でのスイーツの販売など見どころが多く、子どもから大人まで楽しめる内容となっていました。
<北海道洋菓子協会 「鶴と蝦夷」>
<北海道洋菓子協会 「大好き旭川。」>
会場となった大雪アリーナ内に設置されたシンボル展示のホワイトロックドームでは、北海道のさまざまな農畜産物とお菓子が映し出されるプロジェクションマッピングが投影され、北海道が砂糖や小麦、小豆、牛乳といったお菓子の原材料の一大生産地であること、また、それらが道内だけでなく全国へ供給されていることを改めて知る機会となりました。さらに、誰もが安心してお菓子を食べることができる平和への祈りを込め、お菓子の包み紙で折られた折り鶴が各所に美しく配置されていました。
<お菓子の包み紙で折られた折り鶴>
このような展示や、実際にお菓子やスイーツを味わうことを通じて、今大会の開催テーマの一つである、『お菓子の持つ「人を笑顔に、街を元気にする」力』がまさに広く発信されたのではないでしょうか。
このように、人を笑顔にする力を持つお菓子に必要な原材料の一つが「砂糖」です。砂糖は、「サトウキビ」や「てん菜」を原材料にして作られます。てん菜は北海道の畑作農業において主要な輪作作物であり、てん菜を原料として砂糖を製造する製糖工場や物流業とともに、地域の農業・経済を支える重要な役割を担っています。
alicでは、砂糖の価格調整制度に基づき、てん菜・サトウキビ生産、国内産糖製造に関わる方々を支援するとともに、私たちの生活に欠かすことのできない砂糖の安定供給に寄与してまいります。
(札幌事務所)
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農畜産業振興機構 総務部 (担当:総務広報課)
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