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最終更新日:2025年10月6日
広報webマガジン「alic」2025年10月号

今月の表紙

芽室町
  これは、alic職員が北海道芽室町で8月に撮影したかぼちゃの写真です。
 北海道は、かぼちゃの生産量第1位で約5割を占める大産地です。

 日本で栽培されているかぼちゃの種類は、日本かぼちゃ(東洋種)、西洋かぼちゃ(西洋種)、ペポかぼちゃの3種類に分けられます。50年ほど前までは、水分が多くねっとりとした日本かぼちゃが主流でしたが、食生活の洋風化や嗜好の変化とともに日本かぼちゃの栽培は減少し、現在は西洋かぼちゃの中でも、「えびすかぼちゃ」や「みやこかぼちゃ」などを代表とするホクホクと甘い黒皮栗かぼちゃが全国的に生産されて流通の大半を占めています。
 一年を通して店頭で見るかぼちゃですが、日本産は、夏から秋までで、冬から春までは、季節や気象が違うニュージーランドやメキシコから輸入されたものが並びます。

 江戸の昔から、冬至は、一年で最も昼の時間が短いことから、運気が下がると考えられていました。そこで、幸運を呼 び込むために、かぼちゃ(なんきん)、にんじん、だいこんなど、「ん=運」がつくものを運盛りといって縁起をかついで食べる風習が生まれたと言われています。
 その中でもかぼちゃは、体を温めてくれるβ-カロテンや風邪をひきにくくしてくれるビタミンCが含まれており、栄 養をつけて寒い冬を乗りきるために最適な食材といえます。
 国産露地もののかぼちゃは、主に夏から秋にかけて収穫されますが、2カ月間ほど貯蔵するとでん粉が糖に分解されて甘くおいしくなりますので、ぜひこれからの季節のかぼちゃも楽しんでいただければと思います。 
 

編集部から

 今月号では、農林水産省で配信している人気のYouTubeサイト「BUZZ MAFF」をご紹介させていただきました。初めて、YouTubeで「BUZZ MAFF」を見たとき、衝撃とともに時代の変化を強く感じ、また、とても好印象でした。省庁は、どのような仕組みなのか、どのようになっているのか、何をしているのか、さらに職員の方はどんな方たちなのかなど、外から見ると未知の世界ではないでしょうか。その様子を動画で、さらに面白く伝えることにより、親近感が湧き、そして、見えないからこそ生まれてしまう疑問を払拭しているのではないでしょうか。
 動画の中でも人気がある「職員あるある」は、国家公務員といえども私たちと同じようであると同時に、国家公務員ならではの話に何だか腑に落ちるような気持ちとなります。
 そして、近年の電子機器の急速な発達とインターネット環境の高度化により、情報の伝達手段は従来の紙媒体や対面によるコミュニケーションから、デジタルを中心とした多様な方法へと大きく変化していることを、私たちalicも受け止めていかないといけないと強く感じた取材となりました。

 YouTubeについては、米国の調査会社であるGlobal Market Insightsによると、その利用者は28.5億人、Facebookに次ぐ人気第2位のプラットホームであり、1日10億時間の視聴があり、世界の人口の4分の1以上の人が利用しているといわれています。また、Googleに次いで訪問者が多く、1分当たり500時間の動画がアップロードされているとのことです。また、2024年における総収益は390億ドルとなり、日本は米国に次ぐ第2位(2031万ドル)の収入先となっています。
 この数値から見ても想像を超える大きな影響力を持つものとして、世界を動かす一つの力となっているようです。

 

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