ホーム >  消費者コーナー >  広報誌 >  【alicだより】豪州食肉家畜生産者事業団(MLA)との定期情報交換会議を開催

alicだより

【alicだより】豪州食肉家畜生産者事業団(MLA)との定期情報交換会議を開催

X
印刷ページ
 alicは2026年2月17日(火)、豪州食肉家畜生産者事業団(MLA)との定期情報交換会議を東京で開催しました。
 この会議は、日本とオーストラリアの牛肉の需給動向などについて意見交換を行う場として、1987年から双方の国で交互に開催しており、今回で31回目を迎えました。
 会議では、alic天羽理事長とMLAマイケル・クロウリー代表取締役社長のあいさつの後、日本とオーストラリアの牛肉の需給動向などについて意見交換が行われ、alicとMLAで交流をさらに深めていくことを約束しました。次回はオーストラリアでの開催を予定しています。
 


 

オーストラリア産牛肉の生産と輸出の見通し

(1)牛肉生産

・オーストラリア南部では乾燥により牧草生育が不良となり牛群が縮小する一方、北部では多雨により牧草生育が良好となり牛群が拡大したことで、2025年の全体の牛群規模は前年並みを維持。今後は平年並みの天候となる見込み。
・乾燥した気候と世界的な牛肉需要の高まりを受け、気候の変化による影響が少なく、安定的に穀物肥育牛を飼養できるフィードロットが拡大。2025年第4四半期も総収容頭数170万頭以上、飼養頭数150万頭以上を維持。
・過去5年間で穀物肥育牛の出荷頭数は20%増となったが、牧草肥育牛はそれを大幅に上回る141%増。総出荷頭数の増加は牧草肥育牛が牽引。
・牛のと畜頭数は25年に900万頭を超えた。26年、27年は牛群の成熟に伴い緩やかに減少するものの800万頭以上を維持する見通し。フィードロットの拡大などにより1頭当たりの枝肉重量も増加する見込み。

(2)牛肉輸出

・オーストラリア産牛肉の輸出量は2025年に154万トンと史上最高を記録。最大の市場は米国。26年も140万トンを超え、史上2番目の輸出量となる見込み。
・オーストラリア産牛肉は世界90カ国以上に輸出。東南アジアや中東は成長市場。どちらも穀物肥育牛肉の割合が増えており、今後も増える見込み。
・米国の牛群規模は26年も低位で安定するため、豪州産牛肉の世界的な需要は増加すると予測。
・豪州と競合するブラジルは最大の牛肉輸出国だが、雌牛のと畜により牛肉生産量を増やしているため、今後は牛群が縮小し、輸出量が減少する見込み。

 
定期情報交換会議の様子
豪州食肉家畜生産者事業団(MLA:Meat & Livestock Australia)
1998年に生産者の出資により設立(前身は豪州食肉畜産公社)。主な活動は、国内外におけるオーストラリア産牛肉および羊肉(生体を含む)の販売促進、研究・開発など。日本でも、「オージー・ビーフ」、「オージー・ラム」の輸出拡大に向けて、外食産業や小売店での販売促進、展示会やセミナーなどの活動を積極的に展開している。

(調査情報部)
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 総務部 (担当:総務広報課)
Tel:03-3583-8196