まめ知識
おいしい野菜が育っています
〜野菜の作柄と収穫から出荷までの流れ〜
最終更新日:2026年11月5日
広報webマガジン「alic」2026年11月号
| スーパーなどで手にする野菜は、どれもきれいで形も整っていますが、その野菜が消費者に届くまでの模様は、なかなか目にする機会がないと思います。今回は、消費者の皆さまが野菜を手に取るまでをご紹介します。 |
野菜の産地・作柄情報
野菜の生育は、天候に左右されやすい他、病害虫などの発生も出荷に大きな影響を及ぼします。このため、alicのホームページでは、指定野菜
(注1)と呼ばれる15品目(キャベツ、きゅうり、さといも、だいこん、たまねぎ、トマト、なす、ねぎ、にんじん、はくさい、ばれいしょ、ピーマン、ほうれんそう、ブロッコリー、レタス)の産地での生育状況(産地・作柄情報)を公表しています。
(注1)消費量が多い野菜や多くなることが見込まれる野菜です。国産野菜の生産や出荷を安定させて、消費者のみなさんがいつでも野菜を食べられるように国が指定しています。
例えば、愛知県は、秋に出荷が始まる冬春なすの全国の出荷量の4位に入る一大産地ですが、9月28日時点の現地の産地・作柄情報によりますと、9月は曇りや雨の日が多く、日照時間は平年の5割程度とかなり少なく、冬春なすの生育にはかなり厳しい天候となりました(表1)。

< (表1) 令和7年産 冬春なす出荷量ランキング>
このため、生育が平年より遅れている模様ですが、10月から出荷が増えていくことを見込んでいます(図1)。
(注2)定植とは、収穫する畑(圃場)に苗を植えること。
<(図1)愛知県の冬春なすの生産ステージ等>
また、産地・作柄情報では、現地の畑(圃場)の様子も写真付きで公表しています。8月29日に定植した冬春なすが、1か月ほどで、小さな実を付けている様子が一目で分かります(写真1)。
なすは、食卓を豊かに彩るだけではなく、なすの紫色の皮に含まれている「ナスニン」はアントシアニン系のポリフェノールで、抗酸化作用があり、活性酸素や発がんの抑制などに効果があると言われており、栄養面でもうれしい食材です。
alicホームページの産地・作柄情報で、冬春なすの成長を見守っていただいて、スーパーなどの店頭で手に取っていただければ、愛着を感じていつもと一味違う味わいになるかもしれません。

撮影日:9月28日
<(写真1)8月29日に定植した冬春なすの約1か月後の様子>
野菜の収穫から出荷までの作業の流れ
また、alicの公式Youtubeチャンネル「alic channel」 (alic野菜ブック)では、指定野菜の15品目に、かぼちゃやしょうがなど7品目を加えた22品目(24産地)について、全国の各産地で育った野菜の収穫から出荷される模様を公開しています(図2)。
<(図2)alicの公式Youtubeチャンネル「alic channel」 で公開中の動画>
例えば、「『しょうが』が届くまで」では、しょうがの全国の出荷量の46%の割合を占める出荷量1位を誇る一大産地である高知県を取材しています(表2、写真2)。

< (表2) 令和7年産 しょうが出荷量ランキング>
しょうがは、秋に収穫されますが、収穫作業は、収穫機でしょうがを土の奥深くから引き抜きながら葉をカッターで切断します。そのあと、手作業で汚れや根を落としてから、集荷場に集められ、貯蔵庫へ運ばれ保管されます(写真2の(1)から(3))。
出荷作業では、丁寧に洗浄されている様子や出荷の重量が均等となるよう細かな分別作業を見ることができます(写真2の(4)から(8))。

<(写真2)しょうがの収穫から出荷までの作業の流れ>
(野菜業務部管理業務課)
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