alicだより
米国食肉輸出連合会(USMEF)との定期情報交換会議の開催概要について
最終更新日:2026年11月5日
広報webマガジン「alic」2026年11月号
<alic会議室にて。中央右がホルストロム会長、中央左が天羽理事長。
理事長左隣にヒナーズ副会長と笠谷東京事務所代表。>
2026年9月8日(火)、alicは、米国食肉輸出連合会(注)(以下「USMEF」という。)との定期情報交換会議を東京で開催しました。
本会議は、日本と米国の牛肉・豚肉をめぐる情勢について相互理解を深めることを目的に、1981年から定期的に開催しており、今回で38回目を迎えました。
会議では、alic天羽理事長とUSMEFホルストロム会長によるあいさつの後、両国の牛肉と豚肉の需給動向などについて活発に意見を交わしました。会議の最後には、双方が今後も交流を深めていくことを約束するなど、有意義な会議となりました。
次回は来年、米国コロラド州デンバー市内での開催を予定しています。 |
(注)米国食肉輸出連合会(USMEF:U.S. Meat Export Federation)
1976年に米国の食肉関連企業などにより設立された団体。主な活動は、食肉製品の輸出を拡大するための広報・宣伝、販売促進、畜産情報の提供など。
USMEFからの主な説明内容
【牛肉関連】
・米国の牛肉生産量は2023年以降減少傾向にあり、米国農務省(USDA)の8月予測によると、26年も前年比4%減の見込み。と畜頭数に占める雌牛の割合は、19年以降、牛群維持の目安とされる47%を上回って推移し、牛飼養頭数の縮小が続いており、これが牛肉生産量の減少へとつながっている。
・牛群縮小が継続する背景には、繁殖雌牛の主要飼養州で長引く干ばつのほか、高金利により生産者が将来を見通した投資がしにくい状況、燃料・肥料などの価格上昇による生産コストの増加―などがある。
・一方、肉用牛の生産が盛んな中西部では干ばつの影響が比較的少なく、一部の州では牧草が潤沢に生育している。また、穀物の主要生産地帯では多雨によりトウモロコシの豊作が見込まれていることも明るい話題。26年1月時点では後継雌牛頭数が6年ぶりに増加するなど、牛群再構築に向けた兆しも見られる。
・25年の去勢牛1頭当たり枝肉重量は過去最高となり、26年も8月中旬までの平均では前年を超える記録的な水準が継続している。
・また、26年のプライム等級(USDAによる分類の中でも最高品質の等級)の格付比率は過去最高水準となり、プライム等級とチョイス等級を合わせた高品質牛肉の割合は88%に達している。国内外からの高品質牛肉への堅調な需要から、プライム等級の増加傾向は今後も続くとみられている。

<(参考)米国テキサス州のフィードロットの様子>
【豚肉関連】
・2026年の豚肉生産量は、枝肉重量の増加に伴い、前年比1.1%増の見込みである。豊作が見込まれるトウモロコシや大豆かすなどが出回ることで、今後も増産傾向は継続し、27年には、20年に記録した過去最高水準に近づく見込みとなっている。
・26年の豚肉価格は、増産に伴い、前年から低下傾向にある。部位別では、リブ(ロース肉)が上昇している一方、ハム(もも肉)、ベリー(ばら肉)が特に下落している。
<(参考)米国南部で親しまれている牛肉・豚肉のバーベキュー料理。
スモークしたリブやソーセージなどの盛り合わせ>
(調査情報部)
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