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平成28年度第11回糸満市さとうきび生産組合総会の開催について

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最終更新日:2016年7月14日

2016年7月

那覇事務所 岡 久季

 平成28年7月12日(火)に、沖縄県の糸満市農村環境改善センターにおいて、糸満市さとうきび生産組合主催の第11回通常総会(以下「総会」という)が開催された。

 糸満市さとうきび生産組合(以下「組合」という)は、地区内における生産組織などの担い手育成により、安定的なさとうきび生産体制を確立し、さとうきびの生産向上および糖業振興に関する啓発活動などによる増産の促進、農家の所得向上を図ることを目的として、平成18年に設立された組織である。

 今回の総会は、組合員をはじめとして、糖業関係者、JAおよび行政関係者など約200名が参加した。また、総会では、27年度事業報告および28年度事業計画が承認され、27年12月17日に行われた糸満市さとうきび競作会などにおける受賞者の表彰が併せて行われた。

1 平成27年産さとうきび生産概況

 糸満市は自治体単位では沖縄本島最大のさとうきび生産地であり、27年産の同市のさとうきび生産量は、大きな台風被害なども無く、2万7671トンと前年を10%上回った。しかしながら、高齢化の進行により生産者数と生産面積は年々減少傾向にある。

 上原宜恭組合長は、あいさつの中で、27年産の生産実績に触れながら組合員の日頃の肥培管理などへの取り組みに感謝を表すとともに、組合の目標となっている年間生産量3万トンを皆で達成しようと呼び掛けた。
あいさつを行う上原組合長
あいさつを行う上原組合長
 また、当機構からは、寺西徹能那覇事務所長が、「関係者皆様のご協力により、甘味資源作物交付金の交付業務が円滑に運営できており感謝いたします。今後もさとうきびの生産が安定的に行われるよう、適正な業務遂行はもとより、消費者・国民の皆様に糖価調整制度への理解を深めていただけるよう努め、様々な形で制度の維持を図る所存です。」とあいさつを行った。
あいさつを行う当機構寺西那覇事務所長
あいさつを行う当機構寺西那覇事務所長

2 糸満市さとうきび競作会などの受賞者の表彰

 表彰式では、平成27年度糸満市さとうきび競作会、27年度南部地区さとうきび競作会および27年度沖縄県さとうきび競作会の受賞者ならびに27年産において100トン以上のさとうきびを出荷した組合員の表彰が行われ、上原組合長から賞状と記念品が贈呈された。
表彰の様子
表彰の様子
 平日にも関わらず、会場には多くの組合員が来場し、意識の高さが感じられた。
 今回承認された事業計画の実施が、今年度の各組合員のさとうきび生産に資することが期待される。
 当機構としても甘味資源作物交付金の交付業務をはじめ、生産者が安心してさとうきび生産に取り組めるよう、引き続き適切な業務運営に努めてまいりたい。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 地方事務所 (担当:那覇事務所)
Tel:098-866-1033