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砂糖類の国内需給

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最終更新日:2021年9月10日

砂糖類の国内需給

2021年9月

調査情報部

1. 需給見通し

 農林水産省は、「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」(昭和40年法律第109号)により、四半期ごとに砂糖および異性化糖の需給見通しを公表している。令和3年6月に「令和2砂糖年度における砂糖及び異性化糖の需給見通し(第4回)」を公表した(詳細は2021年8月号参照)。

令和2砂糖年度の見通し

 

 

 

2. 輸入動向

【粗糖の輸入動向】
6月の輸入量は前年同月からわずかに増加
 
 財務省「貿易統計」によると、2021年6月の甘しゃ糖・分みつ糖(HSコード 1701.14-110)および甘しゃ糖・その他(同1701.14−200の豪州)の輸入量は、13万4197トン(前年同月比1.2%増、前月比3.9倍)であった(図1)。  

 輸入先国は甘しゃ糖・分みつ糖についてはタイ、甘しゃ糖・その他については豪州で、国別の輸入量は次の通りであった(図2)。

タイ     2万4917トン  
(前年同月比25.0%増、前月比46.8%増)
豪州    10万9280トン  
(同3.1%減、同6.2倍)

図1

図2

 2021年6月の甘しゃ糖・分みつ糖の1トン当たりの輸入価格は、5万3324円(前年同月比50.8%高、前月比5.7%安)であった(図3)。  

 国別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。  

タイ    5万3324円   
(前年同月比50.8%高、前月比5.6%安)  

 また、同月における甘しゃ糖・その他の豪州からの高糖度原料糖の1トン当たりの輸入価格は、5万2033円(前年同月比48.1%高、前月比4.6%安)であった(図4)。

図3

図4

【含みつ糖の輸入動向】
6月の輸入量は前年同月から大幅に増加
 
 財務省「貿易統計」によると、2021年6月の含みつ糖(HSコード 1701.13-000、1701.14-190)の輸入量は、504トン(前年同月比59.0%増、前月比7.2%減)であった(図5)。  

 輸入先国は中国、フィリピンおよびタイの3カ国で、国別の輸入量は次の通りであった(図6)。

中国      362トン  
(前年同月比2.1倍、前月比68.4%増)
フィリピン    79トン  
(同2.2倍、同56.4%減)
タイ        63トン  
(同30.0%減、同57.1%減)

図5

 図6

2021年6月の1トン当たりの輸入価格は、12万2913円(前年同月比4.7%安、前月比5.3%高)であった(図7)。  

 国別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

中国     12万9022円  
(前年同月比5.0%高、前月比3.8%高)
フィリピン  11万9696円  
(同28.7%安、同4.7%安)
タイ      9万1841円  
(同18.3%安、同3.2%安)  

図7 

【加糖調製品の輸入動向】
6月の加糖調製品の輸入量は前年同月からやや減少
 
 財務省「貿易統計」によると、2021年6月の加糖調製品の輸入量は、3万9545トン(前年同月比3.7%減、前月比6.9%増)であった(図8)。  

 品目別の輸入量は、表4の通りであった。

図8

表4

3.異性化糖の移出動向

7月の移出量は前年同月からやや減少  
 2021年7月の異性化糖の移出量は、8万6102トン(前年同月比3.4%減、前月比15.3%増)であった(図9)。  

 同月の規格別の移出量は、次の通りであった(図10)。

果糖含有率40%未満      416トン  
(前年同月比17.1%減、前月比45.3%増)
同40%以上50%未満    1万9900トン  
(同3.7%減、同0.7%増)
同50%以上60%未満    6万5195トン  
(同2.5%減、同20.3%増)
同60%以上            592トン  
(同45.5%減、同35.4%増)

図9

図10

4. 価格動向

【市場価格】
砂糖、異性化糖ともに前月と同水準で推移
 
 7月の糖種別・地域別の砂糖価格(日経相場)は、次の通りであった。

上白糖(大袋)
東京  1キログラム当たり192〜193円
大阪            同192〜193円
名古屋                同196円
関門                 同196円

上白糖(小袋)
東京  1キログラム当たり205〜206円
大阪                 同207円

本グラニュー糖(大袋)
東京  1キログラム当たり197〜198円
大阪            同197〜198円
名古屋                同201円

ビート・グラニュー糖(大袋)
東京  1キログラム当たり192〜193円
大阪            同192〜193円
名古屋               同194円  
 
 7月の異性化糖の価格(日経相場、大口需要家向け価格、東京、タンクローリーもの、JAS規格品、水分25%)は、次の通りであった。

果糖分42%もの  1キログラム当たり141〜142円
果糖分55%もの               同147〜148円
 
【小売価格】
7月の上白糖小袋の地域間の価格差は最大で32.7円
 
 KSP-POSデータ(全国535店舗)によると、スーパーにおける7月の上白糖小袋(1キログラム)の平均小売価格は、195.7円(前年同月差3.8円高、前月差1.1円高)であった。最も高かったのは中国・四国で、最も安かった関東などとの価格差は32.7円であった。  

 同月の地域別(注)の平均小売価格は、次の通りであった(表5)。  

(注)地域の内訳は、次の通りである(以下同じ)。    
関東など:茨城県、栃木県、群馬県、長野県、山梨県、静岡県    
首都圏:東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県    
中部:新潟県、富山県、石川県、福井県、岐阜県、三重県、愛知県    
関西:大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、和歌山県、奈良県

表5

7月のグラニュー糖小袋の地域間の価格差は最大で79.7円  
 KSP-POSデータ(全国535店舗)によると、スーパーにおける7月のグラニュー糖小袋(1キログラム)の平均小売価格は、247.6円(前年同月差3.3円高、前月差0.6円高)であった。最も高かったのは東北で、最も安かった北海道との価格差は79.7円であった。

 同月の地域別の平均小売価格は、次の通りであった(表6)。

表6

7月の三温糖小袋の地域間の価格差は最大で52.4円  
 KSP-POSデータ(全国535店舗)によると、スーパーにおける7月の三温糖小袋(1キログラム)の平均小売価格は、237.7円(前年同月差7.9円高、前月差7.1円高)であった。最も高かったのは九州・沖縄で、最も安かった関東などとの価格差は52.4円であった。

 同月の地域別の平均小売価格は、次の通りであった(表7)。

表7

【購入金額および購入量】
6月の砂糖の支出金額は前年同月からかなりの程度下落
 
 総務省「家計調査」によると、2021年6月における100世帯当たりの砂糖の購入頻度は43、1世帯(2人以上)当たりの支出金額は140円(前年同月比6.0%安、前月比29.6%高)であった(図11)。また、同月の1世帯当たりの砂糖の購入数量は、462グラム(同4.1%減、同25.2%増)であった(図12)。

図11

図12

このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-9272



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