最終更新日:2026年9月7日
広報webマガジン「alic」2026年9月号
鮮やかなオレンジ色と、加熱すると引き立つやさしい甘みが特徴のにんじんは、煮物や炒め物、サラダなど幅広い料理に使われる、私たちの食卓に欠かせない野菜です。代表的な「五寸にんじん」をはじめ、東洋種の「金時にんじん」やアントシアニンを多く含む「紫にんじん」など、用途や産地に応じてさまざまな品種が栽培されています。
今月は、日々の食卓を彩るにんじんについてご紹介します。 |
ご紹介
にんじんは、アフガニスタン北部の山岳地帯が原産地といわれています。トルコを経てヨーロッパに伝わった西洋種と、アジア東方に伝わった東洋種に分けられます。日本へは江戸時代に東洋種が中国から伝来し、その後明治時代に西洋種が伝来しました。東洋種のにんじんは黄色、紅色、紫色などがありますが、現在の主流は西洋種のβカロテンを多く含むオレンジ色のにんじんです。関西地方で多く出回り、鮮やかな紅色の「金時にんじん」や沖縄の「島にんじん」は東洋種です。
主な産地は、北海道、千葉県、青森県、徳島県などで、産地を変えて一年を通して出回ります。
価格について
卸売価格(東京都中央卸売市場)について、農林水産省が8月28日に公表した『野菜の生育状況及び価格見通し(令和8年9月)について』では、全体として、9月前半の出荷数量は平年を上回り、価格は平年を下回って推移し、9月後半の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込みとなっています。

<価格の見通し>
小売価格(東京都区部)の動向を見ると、1キロ当たりの小売価格は、近年は、400円〜500円台で推移し、2025年は560円となりました。

<(参考)小売価格(東京都区部)の動向>
栄養
にんじんは、緑黄色野菜の中でもα‐カロテン、β‐カロテンの含有量がトップクラスです。β‐カロテンは、体内でビタミンAへの転換が最も効率よく進み、抗酸化性も強く、活性酵素の働きを抑制し、免疫力を高め、粘膜や皮膚を丈夫にするといわれています。β‐カロテンは皮の近くに多く含まれているので、皮をむかずに調理すると豊富に取れます。また、油と一緒に取ると吸収率が上がるので、炒め物にしたり、ドレッシングをかけたりして食べると効果的です。
そのほか、カリウムや食物繊維も含まれています。カリウムには体内の過剰なナトリウムを排出し、高血圧を予防する効果があり、食物繊維は便通の改善に効果があるうえ、血糖値の上昇をゆるやかにする作用があります。
<おすすめ料理>
にんじんの詳しい情報は下記リンクをご覧ください。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 総務部 (担当:総務広報課)
Tel:03-3583-8196